挨拶・マナー

職場での上司への挨拶におけるマナーを身につけて快適に仕事を進めよう!挨拶の種類別でもマナーを解説!会釈のみはNG!



職場での上司への挨拶におけるマナーを身につけておけば人間関係が上手くいくだけでなく、ご自身が快適に仕事を進められるという心理的なメリットも大きいです。挨拶の種類別でもマナーを解説しているのでチェックしてみて下さい。会釈のみはよろしくないです。

会社には同僚や先輩、上司がいます。社内においても挨拶にマナーがありますが、とくに上の人間への挨拶はマナーに気をつけなければなりません。社会人にとって上司は重要な存在であり、出世をはじめ仕事のしやすさにもかかわってきます。

上司への挨拶に注意すべき理由

“上司とはいえ同じ会社の仲間。そこまで気を使う必要はあるのだろうか”。そう思っている方も少なくありません。しかし、会社という組織の都合上、上の人間の存在はとても重要です。年齢や経験問わず、部下と上司といった関係性は絶対なものがあります。

また、企業によって上の人間はその部下を査定しなければならない為、自身の出世や会社での立ち位置にも大きな影響を与える存在です。その為、外部への挨拶と同様に上司への挨拶はとくにマナーに注意すべきだと考えられています。安易に捉えるのではなく上司への挨拶マナーに気を使ってみて下さい。

挨拶別!注意したいマナー

挨拶・マナー、マナー、上司、職場、テンプレート

上司へ使う挨拶の中でもとくに注意したい部分を抜粋していきます。

  • お疲れさまでした
  • かしこまりました
  • 確認について
  • 申し訳ありません

お疲れさまでした

上司への挨拶の中で、“お疲れさまでした”という言葉を使う事があるかもしれません。例えば上の人間が帰宅する際だったり、何らかの外回りから帰ってきたり、そういった際に発する挨拶のひとつです。その際、“お疲れさまでした”よりも“お疲れさまです”といったかたちの方が丁寧な言い回しになるのでおすすめです。

お疲れさまでしたでも問題はありませんが、部下が上司へ仕事を振り、それを終えたような立場が逆転した印象を与えます。また、ご苦労様でしたなども目下が使う言葉ではありません。基本的な挨拶マナーとして、お疲れさまですといった言葉を使う事をおすすめします。

かしこまりました

上司へ何か指示を出された際、“かしこまりました”といった言葉で返す事があるかもしれません。基本的に、“かしこまりました”は上司へ使う言葉としてはマナー違反にはなりません。また、“承知いたしました”といった言葉も使えるのでよいです。しかし、使われている事の多い、“了解しました”という言葉は要注意です。

基本的に了解は、その物事を理解したといった意味合いで使用される事から、基本的に尊敬した言葉ではありません。その為、上司へ挨拶をする際には避けた方がよい言葉とされています。

確認について

上の人間から何らかの確認を促された際、それを報告する際に「指示通り、確認いたしました」などの言葉を使うかもしれません。しかし、「確認=見た」といったかたちの内容になってしまう事から、相手を敬うような意味合いはふくまれていません。その為、こういったシチュエーションであれば、「拝見しました」などが適切な言葉遣いといえます。

申し訳ありません

上の人間に挨拶をする際、「申し訳ありません」といった言葉を利用するようにして下さい。真剣に謝罪している時はもちろんですが、何らかの指示に物理的にどうしても従えない状況など、「ご指示ありがとうございます。

申し訳ありません。その時間はほか業務で〇〇に営業に出かける予定となっておりまして…」など、やんわり指示を断る際に利用出来ます。“すみません”だったり“難しいです”など、そういった言葉遣いは上の人間に向けておこなう事はマナー違反となるので注意するようにして下さい。

上司への挨拶でまもるべきマナー

上司への挨拶をする際の基本的なマナーとして、守っておきたいポイントをまとめました。

  • 常に尊敬している態度を示す
  • 上司を見下すような事はしない
  • 上司を立てる

【上司へのマナー①】常に尊敬している態度を示す

上司への挨拶の基本マナーは、“常に尊敬している立場”である態度を崩さない事です。前述したような文言など、尊敬している方への謙遜の気持ちを込めた挨拶で対応する事がマナーとなります。

【上司へのマナー②】上司を見下すような事はしない

上の人間が間違っている時など、挨拶で見下したような態度を取る事はNGです。あくまで部下は上の人間を尊敬している事が重要であり、仮に社内で不和が起こっているのであれば人事などに相談するのが筋です

【上司へのマナー③】上司を立てる

チームで目標を達成したりさまざまな功績を上げたとしても、基本的には上の人間を立てるような挨拶をするのがマナーです。上の人間の助言、後押し、一言があったから…といった形で、上の人間を敬う気持ちを最後まで忘れない事がビジネスマナーといえます。

職場での上司への挨拶におけるマナーを身につけて快適に仕事を進めよう!会釈のみはNG!

社内の人間であるものの、上の人間はもっとも尊敬すべき立場の存在です。もちろん性格が合わなくてムカつくであるとか、最悪の場合はパワハラを働く上の人間に当たってしまう可能性も無きにしも非ずです。そのような悪い上の人間のケースでも、周りは必ず見ています。

自分自身の身を守るためにも先輩や上司への態度はマナーを守った誠意ある姿勢にしておけば、いざという時に周りが味方に付いてくれるというメリットもあります。会釈だけで適当に済ませるのではなく、必要最低限のマナーを守っておくと自己保身にもなります。