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客観的で納得させる文章とは?伝わりやすい文章の書き方のコツを紹介!基本構成の知識を身に着けてビジネスシーンでも有利に!



客観的で納得させる文章とは?伝わりやすい文章の書き方のコツを紹介!基本構成の知識を身に着けてビジネスシーンでも有利に!

客観的で納得させる文章とはどのような文章かすぐに答えられますか?「客観的で納得させる文章を書いて下さい」と言われても、どう書けばいいか分からなかったり、そもそも客観的で納得させる文章がなにかもわからないという方も。伝わりやすい文章の書き方のコツを説明するので特に客観的な記事が書けるかどうかが重要なライター業の方にとって有意義な内容となっております。

基本構成の知識を身に着けておけば報連相がスムーズになるのでビジネスシーンでも有利になります。客観的で納得させる文章の書き方をはじめ、記事作成で必要なテクニックも解説します。

客観的で納得させる文章とは?

客観的で納得させる文章とは、簡単に言うと「誰にとってもわかる文章」の事を言います。例えばドッグフードの紹介を行う際に、客観的な意見と主観的な意見では以下のような違いがあります。

客観的
  • このドッグフードは累計◯袋売れている
  • ~~という栄養が配合されている
  • 〇〇ランキングで1位を獲得!
主観的
  • 犬の被毛がつやつやに!
  • 食いつきが良い
  • 他のドッグフードよりも断然おすすめ

客観的な意見と主観的な意見を簡単に表すと…

  • 客観的=データに基づく事(客観的な事実)
  • 主観的=自分が思った事(個人で感じた事実)

このように覚えておくと覚えやすいかと思います。記事作成では客観的な意見が重要ですが、主観的な意見も必要になるシーンは多々あるのです。ケースバイケースで使い分ける意識が必要不可欠です。

客観的事実だけで記事を書くのは難しい

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「客観的な事実を書いて下さい」と言われると「データをまとめた記事にすれば良いから楽!と思うかたもいるかもしれません。そもそも客観的な事実とは、誰がやっても同じ結果が出るような事実を指しています。例えばニュースに出ている情報や、厚生労働省などの専門機関や専門家によるHPなどが参考になります。

お腹でも行政・政府機関や、弁護士、税理士、医師、行政書士、薬剤師、獣医師などの資格を持っている専門家によるHPは、信頼度が高い情報が掲載されています。記事作成の際には、大いに活用出来る参考元になるので覚えておいて下さい。そして、確かにデータをまとめるだけの記事作成は楽で簡単です。

とはいえ、それだけでは文字数を埋める事が難しく、文章になりにくいという難点があります。また、羅列になりやすく記事のまとまりがなくなるという点も難しいポイントです。さらに、コピーコンテンツになりやすいというデメリットもあるのです。

では、魅力的な記事を作る為にはどんなテクニックが必要なのかを見ていきます。

客観的で魅力的な記事の書き方のコツとは?

客観的な意見で魅力的な記事を書く為には、以下のようなポイントを意識して作成してみて下さい。

  1. 事実をもとにする
  2. 統計データの活用
  3. 文章表現の工夫

では、各々チェックしていきます。

【客観的で納得させる文章の書き方のコツ①】事実をもとにする

客観的で納得させる文章を書く為に最も重要と言っても過言ではないのが「事実をもとにする事」です。客観的な意見だけでの記事作成は難しいとお話しましたが、とはいえ記事作成でも無くてはならない事です。

様々な専門情報機関から確実な情報を調査して、裏付けが出来る情報を記載して下さい。

【客観的で納得させる文章の書き方のコツ②】統計データの活用

記事の信頼性をより高める場合は、統計データを取り入れるのがおすすめです。例えば日本の人口について伝える記事の場合、筆者が

2022年日本の総人口は、1億2494万人で、前年に比べて55万6千人の減少。12連連続で減少しています。

と伝えるよりも

総務省統計局の調査によると、2022年日本の総人口は、1億2494万人で、前年に比べて55万6千人の減少。12連連続で減少しています。

のように、信頼性の高いHPのデータを活用すれば、記事の信頼性も高められます。

また、参考にしたHPは以下のように引用元としてURLを貼り付けておいて下さい。

引用元:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2022np/index.html

【客観的で納得させる文章の書き方のコツ③】文章表現の工夫

客観的なデータをただ並べるだけの書き方では、羅列された記事になり読みづらくなってしまいます。そこで、文章の言い回しを工夫を取り入れてみて下さい。

例えば

  1. エアコンの電気代を節約する為には、夏は少し高め、冬は少し下げると節約になると思います。
  2. エアコンの電気代を節約する為には、夏は少し高め、冬は少し下げると節約になります。

エアコンの電気代を節約する為には、夏は少し高めにして冬は下げると節約になるのは事実です。ですが、①の伝え方で用いられている「思います」に置き換える事で、作者本人の意見のようにとられてしまいます。

事実を伝えるときは「です」と言い切るのがコツです。また、事実から憶測を行う場合「思う」や「考える」という単語はNGなので避けるのが賢明です。「思われる」「考えられる」もしくは「だろう」などの、推察や推測の伝え方を用いるようにして下さい。

客観的で納得させる文章における書き方の注意点

客観的で納得させる文章における書き方の注意点について、詳しく説明していきます。

【客観的で納得させる文章の書き方注意点①】感覚的な表現はNG

「富士山は美しい」「富士山は高い」など、筆者個人の感覚に聞こえるような伝え方は極力控えて下さい。もしどうしても、このような伝え方にこだわりたい場合は「みんなが言っている事」という意味を加えて下さい。

富士山は美しい
  • ◯:富士山は美しいと言われている山
  • ◯:富士山はみんなから美しいと評価されている山
  • ◎:世界の美しい山◯選に選ばれた山
富士山は高い
  • ◎:富士山の標高は3776メートルで日本一高い山として有名

他にも「むかつく」「嬉しい」「楽しい」「悲しい」などの感情表現も、感覚と捉えられる可能性があるので極力避けて下さい。例えば「むかつく・腹が立つ」と伝えたい場合は「〇〇の対応は適切ではないと考えられる」と似た意味になるように、そしてニュアンスを弱めた文章に置き換えるのがコツです。

【客観的で納得させる文章の書き方注意点②】誇張表現は避ける

誇張表現は主観的な意見になりかねません。面白く見せたい記事などでは効果的ですが、とくに情報記事などでは主観的なニュアンスが含まれる為適切ではありません。

例えば「君は美しい」という部分を誇張してしまうと「野に咲く一輪の花のように、他の誰よりも君は美しい」というような大量の主観的な形容詞がついて回ります。どう美しいのか、美しいと思っている事の本気度を伝えるのにはピッタリですが、説明文の執筆の場合には向いていません。

誇張表現をしてしまう事によって読み手に対して書き手の価値観を押し付ける事になってしまい、伝えるべき内容を歪めて伝えてしまうというリスクにも繋がります。

伝わりやすい客観的で納得させる文章の書き方のコツを身に着けてコミュニケーション上手になろう♪

記事作成の際に客観的に説明出来るかどうかはかなり肝心であり基本中の基本となります。とはいえ、客観的で納得させる文章だけの記事作成は、かなり難易度が高いのも事実。普段から物事を考える際に客観的と主観的を意識しておくといざ文章の書き方に困らずにスムーズになります。

最初のうちは基本構成をうまく掴めずに右往左往してしまうかもしれませんが、基本を知った上で文章を沢山書いていけば客観的で伝わりやすく説得力のある書き方がどんどん身についていくので根気よく続けて下さい。