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うつ病の診断書のもらい方を解説!注意点や受けられる手当や支援や保険の制度も知っておこう!病院は精神科でいいの?



うつ病の診断書のもらい方を解説!注意点や受けられる手当や支援や保険の制度も知っておこう!病院は精神科でいいの?

うつ病の診断書のもらい方を解説します。手続きにおける注意点や受けられる手当や支援や保険の制度も知っておくと安心です。うつ病の診断書がほしいけど病院でどうやって貰えば良いのかわからないというお悩みを持っている方もいます。

うつ病の診断書は主に、うつ病が原因で仕事や学校を休まざるを得ないときに必要となります。さらに、うつ病の診断書があれば受けられる支援や手当もあるので、うつ病と診断されたら精神科および心療内科にて診断書の発行をお願いして下さい。うつ病の診断書のもらい方をはじめ、注意点や受けられる支援や手当を説明します。

うつ病の診断書が必要になるシーンとは?

うつ病の診断書が必要になるシーンは主に以下のとおりです。

  1. 休職・復職する場合
  2. 公的機関による支援の申込時

休職を申請する場合、必要性を証明出来る診断書が求められる事があります。うつ病で休職を検討している場合は、事前に必要手続き・書類などを確認して準備しておいて下さい。さらに、傷病手当や職場復帰支援などの申請をする際に診断書が必要なります。

いずれにしても、うつ病が原因で様々な申請を行うケースでは診断書が必要になるシーンが多いので覚えておいて下さい。

うつ病の診断書のもらい方

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うつ病のもらい方に手慣れているという人はいません。だれもが罹患をしてしまっては初めての診断書となります。診断書は以下の流れで取得出来ます。

  1. 精神科・心療内科を受診
  2. 担当医へ症状を伝える
  3. 診断書を受け取る

診断書のもらい方を知っておく上で必要な項目なのでそれぞれ詳しくチェックしていきます。

【うつ病における診断書のもらい方①】精神科・心療内科を受診

診断書は医師の診断をもとに発行される為、まずは医療機関を受診する必要があります。病院を選ぶ際には、病院HPで医師のプロフィールを見ておくと安心です。病院選びはこの先治療するにあたっての相性などにも影響される為、慎重におこなって下さい。

【うつ病における診断書のもらい方②】担当医へ症状を伝える

病院が決まれば、診察を受けに行って下さい。症状は細かく伝えれば伝えるほど、医師の診断もスムーズに行きます。基本的には医師の質問に答えていくという、簡単な流れになるので安心して下さい。

しかし、受診時にはうまく喋れない事がある為、前もってメモ帳などに症状や困っている事などをまとめておく事をおすすめします。うつ病の診断を受けた場合には、その場で「診断書が欲しい」と伝えて下さい。

【うつ病における診断書のもらい方③】診断書を受け取る

診断書の発行は、当日される病院もあれば、2週間~1ヶ月ほどかかる場合もあります。当日発行される場合は、お会計時に処方箋などと一緒に受け取って下さい。後日の場合は、連絡が入るまで待機しておいて下さい。

うつ病の診断書が貰えないケース

うつ病と診断がされず、診断書が貰えないケースは以下のとおりです。

  • うつ病以外の診断名がつく
  • 症状がないのに診断書が欲しいパターン
  • 医師が不要と判断

また、症状がないのにも関わらず、診断書をもらおうとするような行為もNGです。嘘が発覚すれば、会社や学校から信頼を失う場合もあります。

初診日で診断書はもらえるの?

診断書は、初診日でももらえます。ですが、うつ病のような心の病はすぐに診断出来ない事もある為、初診日当日に発行されるとは限りません。うつ病の場合は、数回通院して診断されるケースが多いです。

また、初めは「自律神経失調症」「適応障害」などと診断されてから、通院していくうちに、うつ病に変わるケースもあります。休職・休学したい方の場合は、とりあえず別の診断名でもOKなので、診断書をもらって下さい!

診断書の発行は時間がかかる事も…

診断書は初診日に発行申請する事は出来ますが、当日貰えない可能性があります。大きい病院だととくに、発行までに時間がかかる事があります。長い場合は2週間から1ヶ月ほど時間がかかる事もあります。

休職・休学の為に使用したいのであれば事前に担当者へ伝えておいて下さい。

うつ病の診断書には何が書かれている?

うつ病の診断書には、病名やそれに対する指示があればその旨も記載されています。

  • 勤務時間の時短指示
  • 仕事内容の変更や配置転換の配慮指示
  • 自宅療養の必要性の指示

また、病名が曖昧な事もあります。その場合は病名の欄に「うつ状態など」といった書かれ方をされます。これらの指示に期間の記載をする場合もあります。例えば、自宅療養の指示がある場合は見込期間も記載されます。

うつ病の診断書で受けられる支援や手当

うつ病の診断を受けて診断書を貰うと、以下のような支援・手当が受けられます。

  • 自立支援医療制度
  • リワーク支援
  • 精神障害者福祉手帳
  • 障害年金

それぞれどういったサービスなのか見ていきます。

【うつ病に対する支援や手当①】自立支援医療制度

自立支援医療制度は公的な制度で、精神疾患の治療にかかる医療費の自己負担額が、軽減される制度です。医療費は通常3割自己負担ですが、自立支援医療制度の対象になると1割負担まで軽減されます。

【うつ病に対する支援や手当②】リワーク支援

リワーク支援とは職場復帰を目的とした支援を受けられるサービスです。費用がかかるものもありますが、自立支援医療制度の対象になるものもあるので費用を抑えられます。

【うつ病に対する支援や手当③】精神障害者福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳を持っていると、以下のような様々な支援が受けられます。

  • 税金控除
  • 福祉手当の受給
  • 公共料金の割引

このような支援を受けられる為、まずは申請の為に市町村の窓口へ問い合わせてみて下さい。

【うつ病に対する支援や手当④】障害年金

障害年金は、病気や障害などによって、生活・仕事に支障をきたすような場合に支給される年金です。年齢や精神障害者保健福祉手帳の有無は問われずに支給されます。

うつ病の診断書のもらい方を理解して受けられる手当や支援や保険の制度も把握して療養に専念しよう

うつ病の診断書のもらい方について解説しました。うつ病の診断書は、場合によってはすぐに受け取り可能な事も。ただしケースで時間がかかる為、早めに病院にて診察・診断を受けて申請をして下さい。うつ病かもしれないとお悩みの方は、一度病院へ受診する事をおすすめします。

病院を選ぶ際には、専門家のいる医療機関を事前にHPで確認し、口コミなどがあればしっかりとチェックをして、慎重に選んで下さい。診断名がつくと、適切な治療法を提案していただけて、治療に専念する事も出来ます。うつ病は周囲の助けが必要になる事もある為、まずは精神科や心療内科といった病院で検査をしてもらって下さい。