書き方・例文

教育実習のお礼状の書き方やマナーについて解説!便箋や封筒の使い方もチェック



教育実習のお礼状の書き方やマナーについて解説!便箋や封筒の使い方もチェック

立派な教師になる為の第一関門が「教育実習」です。教育実習は緊張しますし、時には叱られてしまうシチュエーションもあります。辛いと感じる事もあるかもしれませんが、教育実習で得られるものはとても沢山あります。

色々な出来事を体験して、これからの目標を立てたり、経験を参考に出来るのも、協力して頂いた先生や生徒の皆様のお陰です。教育実習後、感謝の気持ちを伝える為の「お礼状」を出す事は、社会人としての基本的なマナーです。教育実習のお礼状の書き方や便箋や封筒の使い方を紹介します。

教育実習のお礼状とは

教育実習後にお礼状を書くのはマナーとされています。教育実習では、校長先生を始め指導をしてくれる担任の先生や部活の顧問の先生etc、様々な先生にお世話になります。

実際に教育実習中分からないポイントばかりで、多くのアドバイスやサポートをしてもらい大変お世話になります。教育実習のお礼状の内容は主に、お世話になった先生方に感謝の気持を伝える事が大切となっています。

教育実習が終わったら、お礼状をすぐにでも出すようにして下さい。

教育実習のお礼状を出す期間

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お礼状は「3日以内に出す」事を心がけて下さい。大学からは、教育実習終了後1週間以内に出すようにと言われる事が多いようですが、お礼状は早く出せば出すほど好印象を持たれます。

教育実習に行った学校に、将来「先生」として働く日が来るかもしれません。その時の為にも、好印象を残しておく心がけはとても大切になります。遅くても1週間以内、出来れば3日以内に出せるように、教育実習後すぐにお礼状の作成に取り掛かって下さい。

お礼状で大切なポイント

教育実習のお礼状で最も大切な事は「体験談を交えた感謝の気持ちを伝える」事です。教師の願いは「実習生には将来素晴らしい先生になってほしい」という事で、その為に先生たちも実習生と真っ直ぐに向き合って指導をされています。

その為、実習生が実習中どのような事を感じていたのかを知りたいと思っている先生方も多いのです。自分が一番心に残っている体験談を交えて、感謝の気持ちが伝えられるようなお礼状にして下さい。

書き方のポイント

教育実習のお礼状の書き方ポイントを紹介します。

基本的な構成

お礼状の基本的な構成は以下のとおりです。

  1. 頭語
  2. 時候の挨拶
  3. お礼の言葉
  4. 具体的なエピソード(思い出)
  5. 今後の目標
  6. 結びの言葉
  7. 結語
  8. 日付や氏名
  9. 相手の学校名や名前(肩書も)

この順番で作成すれば、読みやすくて伝わりやすいお礼状になります。

縦書きや手書きがベスト

教育実習のお礼状に関わらず、基本的にお礼状は縦書きや手書きがベストと言われています。手書きによって、より気持ちがこもったお礼状に出来ます。「字が汚くて自信が無い」という人でも、PCには頼らずにゆっくり丁寧にを心がけて書くと気持ちが伝わる良いお手紙になります。

字の綺麗や汚いでなく、丁寧や雑かが見られるポイントです。

感謝の気持ちに加えて、その内容についても伝える

感謝の気持ちを伝えるだけではなく、そのエピソードを伝える事もとても大切なポイントとなります。

「~で困っていた時~と助けてくれた事がとても思い出深くて…」etc、自分が困っていた時に助けてくれたetcのエピソードを入れると、読んでいる方も「そうだったね」と共感しながら読んでくれる、具体的で深みのある良いお礼状となります。

今後の目標を伝える

やはり、担当してくれていた先生方が一番気になる事は、教育実習生の「今後」についてです。教育実習を受けて、今どのような事を思っているのか?は気になるポイントでもあります。その為、今後の目標について書かれていると貰って嬉しいお礼状になります。

お礼状を送る封筒のマナー

お礼状は感謝の気持ちを伝える姿勢はもちろんですが、マナーについてもしっかりと守る姿勢も欠かせません。封筒に関するマナーは意外と間違って覚えてしまっている方もいらっしゃるので、しっかりとマナーを学んでおいて下さい。

まず、お礼状を出す際に使う封筒は「無地や白地の長形4号や二重封筒」が好ましいとされています。二重封筒は中身が透けない二重構造となっているので、中の資料が見えないよう配慮されています。そういった配慮もマナーのポイントです。

また、無地や白地は改まった相手に手紙を送るシーンで使用されます。

茶封筒は事務的資料を送る際に使用される封筒なので、お礼状にはふさわしくないので避けて下さい。

封筒に入れる時の注意点

以下のポイントに注意して下さい。

  • 便箋は三つ折りにして入れる
  • 折り方の順番は、便箋の下3分の1を折る→上3分の1を折る
  • 便箋の書き出しの文字が封筒の上側になるように入れる

お礼状を受け取った相手が読みやすいように配慮された入れ方となりますので、上記の3点を守って下さい。

教育実習のお礼状は誰に出す?

教育実習のお礼状でも悩まれる事の多い「宛先」ですが、基本的には以下の3名には必ず出すようにして下さい。

  • 校長先生
  • 指導していただいた先生
  • クラスの担任の先生

最低でも3通は用意して下さい。

中には、担当した生徒宛に手紙を出す方もいらっしゃいます。

例文

拝啓

梅雨明けがひたすら待たれる頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。私は〇〇大学に戻り、日々の生活を元気に過ごしております。〇〇高校での教育実習では、〇〇先生から実習生として多くの事を学ばせて頂きとても感謝しております。

~エピソードを自分の言葉で入れるようにして下さい!(感じた事やアドバイスによって助かった事etc…)~

〇〇高校での教育実習は、教員としての緊張感や責任感を深く学ぶ事が出来ました。そしてそのような体験を基により一層教員になりたいという気持ちが高まりました。この教育実習で学んだ事や教員になりたいという気持ちを、これからの試験勉強にも活かしていきたいと感じております。

これからもご指導をいただけますようお願い申し上げます。梅雨晴れの青空を期待しつつ、〇〇先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日
〇〇大学教育実習生 〇〇〇〇(氏名)

〇〇主任
〇〇〇〇先生

最低限のルールを守る&具体的なエピソードを交えると好印象!

お礼状はマナーを守って送る事ももちろん大切です。しかし、自分の体験や感じた事を交えて感謝の気持ちを伝える事が最も大切です。感謝の気持ちがしっかりと伝わるようなお礼状が作成出来るように書いてみて下さい。