書き方・例文

復職願いの書き方やフォーマットを例文を添えて解説!復職理由の書き方や診断書の位置づけは?



復職願いの書き方やフォーマットを例文を添えて解説!復職理由の書き方や診断書の位置づけは?

会社を休んでいた後、復職を希望する場合に復職願いが必要になることがあります。復職願いには書き方やフォーマットや注意点など、作成時に注意しなければいけないこともあります。復職を願う書類なので、自分の意志をしっかりと会社に伝える事ができるよう正しく書けるようにしなければいけません。復職願いについて書き方や作成時の注意点、例文についてもご紹介します。復職理由の書き方や診断書の位置づけはどうなのかについても触れます。

復職願いとは

病気などで長期間会社を休んでいて、病状が良くなり会社に復帰ができるようになれば「復職願」を出す必要がある会社があります。復職願いは、復職の意思を会社に伝えるための書類で、りとても大切な役割を持っている書類なので、しっかりと用意できるように復職願いの書き方をチェックしておきましょう。

復職までの流れ

書き方・例文、復職願い、テンプレート

まずは、会社に復職したいとの旨を伝えます。会社によっては面談が必要になる事もあります。必要な書類などを揃える必要もありますので、まずは会社の指示を待ちましょう。双方の意見が一致すれば、復職日などの具体的なことを決定します。また、会社側が同意した場合は「復職届」を作成し、提出してください。このタイミングで同僚や周りに復職について伝えるといいでしょう。

復職願に必要な書類

復職願を提出する際には、同時に以下が必要です。

  • 主治医の診断書
  • 産業医の意見書

会社はこの2つの書類を主に参考にして、復帰を判断することになります。主治医と産業医の違いなどについては以下のとおりです。

主治医と産業医の違い

主治医とは、診察・診断・治療を行う医者ですが、産業医は診察・診断・治療を行わず医療機関を紹介することが主となっています。つまり、主治医は疾患の治療方針に責任をもつお医者さんで、復職時には患者の疾病と日常生活の安定性を判断するための役割があります。

そして産業医は患者が会社で健康かつ快適な作業環境で働けるように指導や助言をするための役割があります。

労働安全衛生法により、常時50人以上の労働者が居る事業場には、産業医の選任が義務付けられています。

復職願いの書き方における注意点

書き方は以下のような点に注意すると良いです。

【書き方注意点①】感謝とお詫びの言葉を添える

いくら病気などの仕方のない理由で休職していたとはいえ、長い期間休ませていただいていたのですから、お詫びの言葉は必ず伝えることが大切です。あなたが休んでいた間に支えてくれていた職場の仲間へ感謝の気持ちを伝えるのも大切です。

【書き方注意点②】現状を伝える

病気・体調不良などで休んでいた場合、仕事への支障の有無などを伝える事も大切です。また、回復状態も必ず記載しておきましょう。復職後通院が必要な場合は事前に伝えておく必要があります。これらは、後々他の従業員へ迷惑をかけないためにも、何かあれば必ず記載しておいてください。

復職願いのフォーマット

以下の項目を必ず記載するようなフォーマットにしてください。

  • 休職理由
  • 休職期間
  • 復職後の要望

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【フォーマット解説①】休職理由・休職期間の記載

必ず休職理由や休職期間を記載するようにしてください。休職理由は、以下のように休職をしていた理由を簡潔に書くようにしてください。

  • 病気療養のため
  • 怪我の治療のため
  • 出産のため
  • 育児のため

このときに、病名や詳しい内容までは書く必要はありません。ですが休職期間については正確に書くようにしてくださいね。

【フォーマット解説②】復帰後の要望があればしっかり記載

職場復帰後、働き方が今までと異なる場合や病気の後遺症などでこれまでできていたことができなくなってしまい、業務に支障が出る場合、また医師から働く時間や働き方について指示があった場合にも、その内容を記載しておくといいでしょう。これらは復職願の備考欄に書きましょう。また、復帰に対して前向きな言葉を入れるのも良いです。

【例文】復職願いのメール

復職を希望する際のメールの内容は以下のとおりです。

例文

件名:復職のお願い

〇〇部 〇〇様

ご無沙汰しております。〇〇です。

本日は復職のお願いをするためにメールいたしました。

〇〇(休職理由)のため長期的な休職を余儀なくされておりましたが、お陰様で病状も良くなり、○月○日より復職可能な状態となりました。

休職中は〇〇様をはじめ関係各部の皆様に対して多大なるご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。

また、心温まる配慮をいただきまして、心から感謝しております。

今後はより一層お役に立てるよう努めていく所存です。

お手数おかけして申し訳ありませんが、ご承認のほどよろしくお願い申し上げます。

○○ 〇〇(氏名)

【例文】復職の報告メール

復職願を提出した後に、休職中支えてくれた同僚や上司へメールでお知らせをしたい場合は挨拶としてメールを送ると良いでしょう。例文は以下のとおりです。

例文

件名:復職の挨拶

〇〇部の皆様(個人に送る場合は個人名を記載)
ご無沙汰しております。
〇〇です。

○月○日から休職させていただいておりましたが、○月○日より職場に復帰することとなりましたので報告を申し上げます。

長期間の休職により、多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
また、皆様には心温まる配慮をいただき本当に感謝しております。

復帰後はまた、皆様と共に仕事に貢献できるよう精一杯努力していく所存です。

そして、体調ですがお陰様で次第に回復しており仕事への支障もほぼありません。

しかしまだ通院が必要なためにご迷惑を書ける事も多少はあるかと思います。

大変恐縮ですが、ご承認のほどよろしくお願い申し上げます。

以上

〇〇 〇〇(名前)もしくは署名

復職願いの書き方はフォーマットを守って診断書と共に提出を

復職願いは復職の許可が出た後に提出する書類です。主治医の診断書や産業医の意見書などが必要になる事もありますので、事前にどのような物が必要になるのかしっかりと確認しておきましょう。また、復職願いはメールで送ることもできます。失礼のないよう、言葉遣いや書き方には十分気をつけるようにして下さい。