挨拶・マナー

ビジネスシーンでの返事で「ええ」という人は失礼?ビジネスマナーにおける適切な相槌の仕方を解説!言い換え表現も紹介!



ビジネスシーンでの返事で「ええ」という人は失礼?ビジネスマナーにおける適切な相槌の仕方を解説!言い換え表現も紹介!

ビジネスシーンで返事をする時に【ええ】という返事をしている方を見かける事があるかもしれません。また、日常的に【はい】ではなく【ええ】と返事をするという人がいます。実はビジネスシーンでは【ええ】という返事は相手を不快な思いにさせてしまうおそれもあるので注意が必要なのです。ビジネスシーンで目上の人へ挨拶をする場合の失礼にならない相槌の打ち方や言い換え表現を紹介します。

ビジネスシーンで【ええ】と返事をするのは失礼?

ビジネスシーンで【ええ】という人がいますが、厳密にはNGとはされていません。しかし【ええ】を多用する事で不快に思う方もいらっしゃいます。ビジネスシーンで【ええ】を使う場合は【はい】の連発を避ける際に使うのが最適ですよ。また、相手に返事をする時に色々な返事の仕方があります。

  • うん:上から目線
  • ええ:対等な相手に
  • はい:丁寧

この中でいうと、ビジネスシーンで目上の人に使うべき返事は基本的には【はい】です。【うん】は友達などの仲のいい相手に使うので、ビジネスシーンでは使わないようにして下さい。【ええ】が良くないという訳ではなく、使い方によっては不快な思いをする人もいるという事を覚えておいて下さい。

ビジネスシーンでの返事の言い換え表現

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ビジネスシーンでは【ええ】や【はい】以外でも使える、返事のバリエーションがあります。基本的な返事は【はい】ですが、これらの返事をうまく使う事で不快な思いをさせないようにする事が出来ます。

【言い換え①】素直な返事

  • はい
  • さようでございますか

【言い換え②】話の内容を確認

  • そのような事があったのですね
  • 〜〜という事でしょうか

【言い換え③】感謝を伝える

  • ありがとうございます
  • 恐れ入ります
  • お手数をおかけします

【言い換え④】共感している

  • それは〜〜でしたね
  • 大変な事でございましたね
  • お気持ちお察しします

【言い換え⑤】【そうですね】

【そうですね】という返事の仕方があります。【そうですね】という返事の仕方自体は失礼になる事はありませんが、人によっては【上から目線】【軽くあしらわれているな】【なげやりだな】といった印象を受ける方もいらっしゃるようです。

相手の話に共感するような返事をする際は【はい】もしくは【さようでございますね】がいいです。

目上の人への相槌の注意点

目上の人へ相槌をする際の注意点については以下の通りです。

【相槌の注意点①】【ええ】【はい】連発しない

【ええ】【はい】をどちらかで連発して使うと【本当に話を聞いているか?】と、相手に対して【話を聞いていない】という印象を持たせてしまう恐れもあります。ビジネスシーンでの基本的な返事は【はい】ですが【はい】が連発してしまうようであれば【ええ】や他の相槌を挟んで使うようにして下さい。

【相槌の注意点②】返事だけではなく相槌も必要

【はい】や【ええ】と返事をするだけではなく、体が伴っている返事をする事が大切です。特に対面で話をしている時に、相槌などの動作がないリアクションは話を聞いていないような印象を持たせてしまう事もあります。声だけでなく一緒にうなずく動作を入れると【しっかりと話を聞いてくれている】という安心感を与える事も出来ます。

【相槌の注意点③】【なるほど】は使わない

よく上司にアドバイスを頂いたときなどに【なるほど】と使う人がいらっしゃいますが、これは目上の人に対しては基本的には使わない言葉です。使い方によっては相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。絶対に使わないという決まりはありませんが、使い方によっては相手に不快な思いをさせてしまう可能性があるので使わない方がいいです。

ビジネスシーンでは適切ではない相槌

ビジネスシーンでは適切ではない相槌がいくつかあります。それぞれ解説も加えてご紹介いたします。

【ダメな相槌①】【はいはい】【はいはいはいはい】

連続で【はい】という人がいますが、相手を急かしているような印象を与えてしまいます。また、小馬鹿にするような印象を与えてしまう恐れもあるので【はい】を連続していう事は避けて下さい。

【ダメな相槌①】【はぁ】

【はぁ↓】という人がいますが、相手の話を真摯に受け止めていないような印象を与えてしまいますので避けて下さい。

【ダメな相槌②】【はい】と話に被せた相槌をする

相手が話を区切る前に【はい】と被せて相槌をうつのは、相手を急かしているような印象を与える為、良くありません。相手が話を区切るタイミングで相槌をするようにして下さい。

【ダメな相槌③】【・・・はい】

間をあけてから【はい】というと、本心では納得していないという印象を与えてしまいます。

【ダメな相槌④】【うんうん】【うんうんうん】

【うんうん】と高速で返答する相槌の仕方をする方もいらっしゃいますが、これはあまりにもフランクなのでNGです。そもそも目上の人へ【うん】という相槌をするのは良くありませんので注意して下さい。

返事上手になる為のポイント

返事上手になる為の大きなポイントは【さしすせそ】が出来るかどうかです。

  • さ:さすが
  • し:実力ですね
  • す:すごいです
  • せ:絶対
  • そ:そうですね

これらは相手の意見に同調したい時に使える返事で、ビジネスシーンで目上の人に対しても使えます。

また【あいうえお】もあります。

  • あ:ありがたい
  • い:いえ
  • う:運が悪かったですね
  • え:縁がありますね
  • お:恩を感じます

【あいうえお】バージョンでは、感謝を伝えたり謙遜を表したい時に使う事が出来ます。【あいうえお】【さしすせそ】はビジネスシーンで頻繁に使う事が出来るので覚えておいて下さい。

言い換え返事もマスターしてビジネスマナーに則った相槌が出来る失礼のない人になろう!

ビジネスシーンでの返事の仕方で【ええ】と使うのはNGではありませんが、多用してしまうと相手に失礼です。【ええ】のベストな使いかたは【はい】を連続して使う事を避ける為に、間に挟んで使うのが上手な使い方です。

ビジネスシーンでは返事一つでも相手の気分を損ねてしまう恐れがありますのでマナーに気をつけると良いです。適宜、言い換え表現を使ってバラエティ豊かな言葉遣いで【退屈していない】【ちゃんと話を聞いています】という姿勢も伝えられます。