書き方・例文

12月の実習のお礼状を個人でも書けるようになる!書き出しや時候の挨拶をマスター!書き方と例文を要確認



何かと忙しい時期である12月。この時期に実習に励む個人の方もいます。年末最後の取り組みとして頑張っている中、それが終わった後にお礼状の作成を求められているようなことはないでしょうか。実習のお礼状の書き方をマスターできる書き出しや時候の挨拶の解説と例文に目を通してみてはいかがでしょうか。

12月の実習のお礼状の書き方の注意点は?

12月に実習を行った後、お礼状を送る際に注意したい点がいくつかあります。お礼状を送る際に注意したいことを下記にまとめました。

  • できるだけ早く送ろう
  • 手書きで作成しよう
  • 柄などの封筒は使わない

【書き方注意点①】できるだけ早く送ろう

12月の実習に限ったことではありませんが、お礼状を作成する場合はできるだけ早い方が得策です。お礼状は相手が喜ぶからいつ出してもよいといったイメージを持たれる方もいるようですが、知人や友人に当てたものではありません。

つまり、ビジネス文書とはまではいかないですが、社会的マナーが守られた手紙であることを忘れてはならないのです。そのため、理想的には実習が終わった翌日に投函することを心がけましょう。

しかし、年末年始の実習であった場合は早く送っても読まれないと思ってしまうかもしれません。しかし、仮に年末年始をまたいだからといって、消印がしっかりと早く出されていればマナー違反にはなりませんので安心してください。

どうしても遅くなってしまう場合は、1週間以内に相手の手元にお礼状が届くようなスケジュールでさくせいしてみましょう。

【書き方注意点②】手書きで

今、なかなか手紙を手書きで書く機会がなくなりました。そのため、いつもの流れでPCでそのまま12月の実習のお礼状を作成しようと考えている方もいるでしょう。お知らせの文書であればPCで作成されたものでも問題ありませんが、やはり今回は実習先に出すお礼の手紙です。

そのため、できるだけ手書きで心を込めた内容のものが求められるのではないでしょうか。また、手書きで書く際は縦書きの便箋を選び、黒のインクペンで作成されているのがマナーとなります。誤字脱字、または何か間違いなどがあった場合は修正するのではなく、新しく書き直すことが基本です。

不安であれば、鉛筆やシャープペンシルで下書きをしたものを利用するとよいでしょう。

【書き方注意点③】柄などの封筒は使わない

便箋もそうですが、お礼状を送るための封筒は無地のものを利用しましょう。一般的な茶封筒でもよいですが、理想的には白の無地のものがよいでしょう。柄などがなく、シンプルなものに宛名が記載されているように作成してください。

12月の実習のお礼状に使える構成

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12月の実習のお礼状を作成する上で重要になる構成についてまとめました。

  • 書き出し
  • 本文
  • 文末

書き出し

お礼状を作成する際、重要になってくるのが書き出しです。手紙に限らず、何か文書を作成する際に書き出しで迷ってしまう方は多いかもしれませんが、お礼状はある程度フレーズが定められているので安心してください。まず、基本的には頭語から始めます。

頭語とは、拝啓などの言葉であり、これを使うことで格式高い文章を作成することができるでしょう。また、頭語を利用したらそれに対応する結語も忘れないようにしてください。さて、頭語の次は時候の挨拶を利用します。

時候の挨拶とは、その季節に応じた内容の挨拶文であり、それを読むだけで今はどんな季節感なのか知ることができる日本ならではのものです。12月にも時候の挨拶は存在しているため、紹介します。

12月の時候の挨拶

12月は、1年の締めくくりである師走の時期です。そのため、時候の挨拶もさまざまなものがあり、どれを選ぶかによっても印象が大きく変わってきます。12月の時候の挨拶をまとめました。

  • 初冬
  • 師走
  • 歳末
  • 冬至
  • 大雪

これらに、候やみぎりといった言葉を利用すれば時候の挨拶として利用することができるので使ってみましょう。これらはある程度、型が定められている用語であることから、新しい言葉を作成する必要はありません。

例文

師走のみぎり、年の瀬の、寒さの身にしみる季節となりました。〇〇様におかれましては…

本文

12月のお礼状を作成する上で最も重要になってくるのが本文です。書き出しなどには事例がありますが、本文は自分が経験したことを記載することから、オリジナル色が強くなる部分になります。

しかし、オリジナルだからといって支離滅裂な文章になってしまわぬよう注意が必要です。お礼状の本文を作成する際、守りたいのがやはり構成です。本文の構成について下記にまとめました。

  • 感謝の気持ち
  • 具体的なエピソード
  • どう感じ、どういかすか?
  • あらためて感謝

これに沿って作成していけば、大きく外すことはないでしょう。

例文

この度は、お忙しい中実習に参加させていただき誠にありがとうございます。

実習中、〇〇がわからない時に〇〇先生が〇〇と伝えてくれたことが印象深いエピソードです。

あの後、あらためて自分を見つめ直すきっかけとなり、今後この仕事に就く上でも心に刻みながら働いていきたいと思います。

あらためて、ありがとうございました。

文末

文末は、本文とは切り離した形で作成されているとよいでしょう。基本的には、文末も感謝の気持ちを述べるにとどまり、最後は頭語に対応する結語で締めくくります。

最後に差し出した人物への名前を作成し、署名もしておくと丁寧な印象です。お礼状なので、個人的なことであったり、個人的な連絡先などは記載しないのがマナーと心得ておきましょう。

12月の実習のお礼状を時候の挨拶や書き出しに注意して書いてみよう

実習のお礼状は、もしかしたら一生に一度しか作成しないかもしれません。だからこそ、安易に手を抜くのではなく、真剣に対峙することで相手にも気持ちがしっかりと伝わります。

時候の挨拶を盛り込むと年末の引き締まった印象が強まります。書き出しもスマートであれば礼儀正しい印象を与えられます。年末でバタバタと忙しい時期ではありますが、お礼状をはやめに提出して実習先との気持ちの良い関係を築いてください。