書き方・例文

5月の実習の「お礼状」は時候の挨拶や季節の挨拶を使った書き出しでスマートに作ろう!例文も紹介



5月の実習の「お礼状」は時候の挨拶や季節の挨拶を使った書き出しでスマートに作ろう!例文も紹介

5月に実習を受けた後、お礼状を出そうと考えている方も多いかもしれません。自主的に作成するといった方もいれば、学校側からお礼状を出すようにと言われている方もいます。5月の実習役に立つ時候の挨拶や季節の挨拶を紹介します。例文についてもチェックしてみて下さい。

5月の実習で使えるお礼状の基本的な書き方

5月の実習で使えるお礼状の基本的な書き方を下記にまとめました。

  • 書き出しに気をつける
  • 本文も構成をつくる
  • 具体的なエピソードを入れる

書き出しに気をつける

お礼状が作成できないといった方の多くが、書き出しでつまづいてしまっていることが少なくありません。

しかし、お礼状は小説などではないことから、ある程度型に当てはまるような書き方で作成されていれば問題ないので安心してください。例えば、お礼状などの文章の書き出しにはこういった構成が決められています。

頭語→時候の挨拶→それに続く一文

頭語とは、拝啓や謹啓といった言葉で、これを入れることがお礼状などを作成する場合のマナーとなっています。頭語を使用した場合はそれに対応する文末の結語も忘れないように作成して下さい。

さて、次に時候の挨拶です。詳しくは後述しますが、季節感を表した言葉を入れることでより丁寧な印象を与えることができます。

そして、それに続く一文です。安否を気遣ったり、相手の仕事の繁栄を伝えるなど、ポジティブな言葉を入れることがマナーとされています。実習のお礼状であってもこの書き出しが基本となるため、型を覚えておけば5月のみならずさまざまな季節に対応させることができるので便利です。

本文も構成をつくる

お礼状の核となるのが本文ですが、ここも構成をしっかりと作成しておけばそれに当てはめるだけで作成可能です。文書になれていない方は、自分の思ったことを支離滅裂に記載してしまうことから、気持ちは伝わるものの、何を伝えたいかわからないといったことになりかねません。

その原因は、書いているお礼状の内容にまとまりがなく、話題があっちにいったりこっちにいったりしているからです。

まず、実習のお礼状の本文を作成する場合も構成を作ることが大切です。

  1. 実習を受けていた期間
  2. 本人の挨拶
  3. 最初にどういったことを感じて臨んだか
  4. 現実はどうだったか
  5. 先輩などにどういった言葉をかけられたか
  6. それを受けてどう感じてどう活かしたいか
  7. 感謝の意

この構成で作成されていれば、相手にもしっかりとその気持ちが伝わるのでおすすめです。

具体的なエピソードを入れる

5月の実習のお礼状を作成する際、忘れてはならないのが具体的なエピソードを入れることです。

例文(ダメな例)

〇〇で実習を受けていた〇〇です。

最初は不安でしたが、〇〇さんが声をかけてくれたことで安心して実習をこなすことができました。

いろいろと大変なことはありましたが、今後も頑張っていきたいです。

あまりにも漠然とし過ぎていますし、いかにもやっつけで作成されているといった印象を与えてしまいます。

例文(良い例)

〇〇で○日間実習を受けていた〇〇大学〇〇学部の〇〇です。

当初、教科書で勉強してきた内容で通用するか不安でしたが、やはりその不安が的中。

実際の現場に立つとパニックで何もできない自分がいました。とくに〇〇の実習の際、頭が真っ白になってしまい立ち止まってしまっていたところ、それに気がついて声を掛けてくれたのが〇〇さんでした。

その時に、〇〇と言っていただき、急に身体と心がほっとしてやるべきことを思い出すことができました。

まだまだ未熟である自分を痛感しながらも、やりがいを感じ、より努力したいと感じることができました。

より具体的なエピソードでお礼状が作成できれば、受け取った相手も嬉しいものです。できる限り、具体的なエピソードを取り入れることを考えたながら、5月の実習のお礼状を作成してみましょう。

5月の時候の挨拶

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5月の実習で使える時候の挨拶について解説します。時候の挨拶とは、その季節に応じた挨拶文のことであり、上記で解説したように頭語の後の書き出しで利用されています。

季節の挨拶というとマナーがとても重視され、かなり難しいイメージですが、こちらも定型文が存在するのでそれを利用しても問題は一切ありません。5月の実習のお礼状で利用できる時候の挨拶について解説します。

タイミングによって変化させる

5月の時候の挨拶と一口にいっても、その数は豊富で時期によって使い分けされています。

5月は、上旬・中旬・下旬といった形で分かれていることから、実習のお礼状を出すタイミングに合わせて時候の挨拶を選ぶ必要が出てくるのです。例えば、5月にはこういった時候の挨拶があります。

  • 晩春
  • 薫風
  • 新緑
  • 薄暑

これらを、その季節に応じたタイミングで利用することで、より季節感のある品格漂うお礼状を作成することができるのでおすすめです。

ちなみに、カジュアルな書き出しもお礼状ではよく利用されていますが、実習のお礼状は基本的に目上の方や自分より立場が上の方に送る文書ですので、できるだけ丁寧な時候の挨拶を利用するように心がけましょう。

5月の時候の挨拶の例文

5月の実習で使えるお礼状の時候の挨拶の例文を紹介します。

例文

拝啓 薫風の候 風薫るさわやかな季節となりました。〇〇様におかれましてはますます。

晩春などの時候の挨拶は、その後に「候」や「みぎり」といった言葉を続け、それに対応する一文で構成するようにしましょう。

季節の挨拶を使った書き出しで5月実習のお礼状をさわやかに完成させよう

5月の実習でお礼状を作成したい方は、例文や書き方を参考にしてみて作成してください。社会人になれば、こういったお礼状や季節の挨拶を多く作成する機会が訪れます。今のうちにしっかりとお礼状の書き方を学び、自由に作成できるように努力しておけば安心です。