「この度は」の使い方や例文や言い換え表現をご紹介！ビジネスメールで謝罪やお礼を伝える時に便利

【この度】という言葉は、使った事があるという方も多いかと思います。【この度は】という言葉は、口語・メール・手紙など様々なシーンで使える便利な言葉です。しかし、正しい使い方のルールなどを知らずにビジネスメールで使っているという方も多いのが現状です。【この度は】の正しい使い方や例文や言い換え表現を紹介します。謝罪やお礼を伝える際に活用して下さい。

【この度は】の意味とは？

【この度】は【今度】【今回】などの意味があります。今起きている事や、起きている状況、もしくはつい最近起こった事を報告するために使用されます。本来は上記の意味を持つ【この度】ですが【さて】というようなニュアンスで本題に切り出す際や話題を転換する際に、スムーズに切り替えが出来るよう使われる事も多いです。

【この度は】の言い換え表現

【この度は】の言い換え表現については以下のとおりです。

【この度は】と【今回】の違い

【今回】は現在を表す言葉です。【今回】もビジネスシーンではよく使われる言葉で【この度は】と言い換えた使い方も出来ます。

上記のように【今回は】とすると少し違和感があり【この度は】と言い換える事で、より丁寧に聞こえます。上記のように言い換える事は出来ますが、使い方が異なる事もあるので注意が必要です。

【この度】と【先日】の違い

【先日】は現在を基準にした近い過去を表す言葉で【先日おっしゃった事ですが…】などと言うような表現をします。【この度】に変換すると【この度おっしゃった事ですが…】とおかしい表現になる事がわかるかと思います。ニュアンスによって使い分けが必要になるので注意が必要です。

【この度】の使い方

【この度】の使い方については以下のとおりです。

【使い方①】【この度】は目上の人に対しても使える

【この度は】は丁寧語なので、目上の人に対して使う事も出来ます。上記の【この度の意味】でも説明した通り、【今回】や【最近】などの話をする以外にも、話をスムーズに進めるためにも使われる言葉です。

【使い方②】自己紹介に

自己紹介をする際にも使う事が出来ます。

ビジネスシーンで上司などにも使えるので、覚えておきましょう。

【使い方③】本来はひらがな表記が正しい

【この度】は本来【このたび】というように、ひらがな表記が正しいとされています。ですが、ビジネスシーンにおいては【この度】と漢字表記で表したほうが改まったように見えると言われています。ビジネスシーンで使う場合は【この度】プライベートなどで使う場合は【このたび】と使い分けが出来るように覚えておくと良いです。

【此度】【此の度】について

現代では【この度】と書く事が多いですが、以下の表記出来ます。

• 【此度】
• 【此の度】
• 【此のたび】

どちらも間違いではありませんが、古い表現ですので知らないという方も多いかと思います。どれを使えば良いのか、どれが正しいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。

【此】とつけると少し堅苦しいイメージを与えてしまう事もあるので、ときにビジネスシーンではあまり向いていません。ビジネスメールで【此度】と送られてくると少し違和感もあります。

【この度は】を使った例文

• この度はご結婚おめでとうございます。
• この度は受賞おめでとうございます。
• この度はお世話になります。
• この度はお忙しい所お越しいただき誠にありがとうございます。
• この度はご多忙の中ご足労いただき、誠にありがとうございます。
• この度異動により〇〇支店〇〇部より参りました〇〇と申します。
• この度はご厚意を賜り心よりお礼申し上げます。
• この度は弊社アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。
• この度は弊社求人募集にご応募していただき誠にありがとうございます。
• この度は、貴社〇〇部の中途採用に応募させていただきたく下記の書類を同封いたします。
• この度は弊社従業員の不手際により、多大なるご迷惑をおかけいたしました事誠に申し訳なく存じます。
• この度は一身上の都合により、退職する事になりました。
• この度弊社は創立○周年の式典を開催する事となりました。
• この度弊社が新しく発表いたしました〇〇について資料を送付させていただきました。
• この度は価格改定により、お客様のご負担が大きくなってしまいます事、心よりお詫び申し上げます。
• この度は誠に残念な事になりまして、謹んでお悔み申し上げます。
• このたび、○月○日に入籍いたしました。結婚式・披露宴につきましては決まり次第ご連絡致します。
• このたびはご多忙の中、私達の結婚式に足を運んでいただき誠にありがとうございます。
• このたびはお忙しいところご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
• この度はご愁傷様です。突然の事で驚いておりますがご家族の皆様のご傷心、ご落胆はいかばかりかと、それのみが案じられます。
• この度はこのような不祥事を起こしてしまった事を非常に申し訳なく思っております。今後は再発防止により一層務めてまいります。
• このたびは私事ではありますが、主人の転勤に伴い〇〇へ移住する事となりましたため、本日が最後の出勤となりました。
• 御社の仕事内容を拝見させていただきました所、小さな頃から負けず嫌いで粘り強さのある性格を十分に発揮出来る仕事だと思い、この度御社を志望いたしました。

【この度は】の正しい使い方や言い換え表現をマスターしてビジネスシーンでのお礼や謝罪を円滑に！まとめ

• 今起きている事
• 起きている状況
• つい最近起こった事

【この度】は上記のような事を報告するために使用されます。更にスムーズに次の話題へ進むための繋ぎの言葉としても使われる事があります。様々な使い方があり、便利な言葉ですが使い方を間違えると違和感が出てしまうのでビジネスシーンでも注意が必要です。【この度】の意味をしっかりと理解して使うように心がけてください。