書き方・例文

「よろしくお伝え下さい」の意味や言い換えを身に付けてビジネスメールや謝罪シーンでスムーズな伝え方を!



「よろしくお伝え下さい」の意味や言い換えを身に付けてビジネスメールや謝罪シーンでスムーズな伝え方を!

【宜しくお伝え下さい】はその場にいない方に自分の気持を伝えてもらうようにお願いするときに使えて色々なシチュエーションで利用出来るとても便利な言葉です。しかし、伝え方や利用する先方に注意しなければ失礼になる事も御座います。【宜しくお伝え下さい】の意味や言い換えを文例も交えて紹介するのでビジネスメールetcに活かして下さい。

【宜しくお伝え下さい】とは?

【宜しくお伝え下さい】は【私の言葉・気持ちをそちらが適切だと感じる言葉で届けて下さい】という意味が込められています。

  • 感謝を述べる時
  • 謝罪を述べる時
  • 訃報の連絡

【宜しくお伝え下さい】は、一般的には結びの言葉で使われる言葉で、大変便利な言葉です。言葉ではもちろん、メールや手紙でも利用出来る万能な言葉ですので、是非覚えておくと安心です。

【宜しくお伝え下さい】の伝え方

書き方・例文、よろしくお伝え下さい、テンプレート

【宜しくお伝え下さい】は、その場に居ない【第三者】に伝えてほしい事があるときに使います。【宜しくお伝え下さい】を利用する際には必ず伝えてほしい方の名前を入れて利用するようにして下さい。

●●様に宜しくお伝え下さい。

【宜しくお伝え下さい】の伝え方の注意点

宜しくお伝え下さいの伝え方の注意点は以下のとおりです。

【伝え方の注意点①】目上の方に用いれない

【宜しくお伝え下さい】は目上の方には使えません。なぜなら【そちらのよろしいように伝えてほしい】と先方に伝え方を【丸投げ】しているようなものだからです。ですが、実際には目上の方にもよく使われています。目上の方に利用するのであれば【宜しくお伝え下さい】の前に【なにとぞ】や【どうぞ】etc一言付け加えて、言葉を和らげて下さい。

【伝え方の注意点②】利用する先方にも注意が必要

自分よりも目上の方で、その方の部下に向かって【どうぞ宜しくお伝え下さい】と言うのはNGです。使わないのが一番無難ですが、どうしても使いたいというケースは【宜しくお伝え頂ければ幸いで御座います】と、へりくだるような言葉を付け加える事でより丁寧になるので、こういった伝え方をして下さい。

【宜しくお伝え下さい】の言い換え

言い換え表現は以下のとおりです。

【言い換え①】よしなにお伝え下さい

【よしなに】とは【適切な具合になるように…】【良いように…】etcの意味があるので【宜しくお伝え下さい】と同じ伝え方が出来ます。ですが、あまり聞き慣れない言葉なので伝わらない可能性も御座います。また【よしなに】は敬語表現ではありません。目上の方に利用するケースは【どうぞ、よしなにお伝え下さい】として下さい。

【言い換え②】是非お目にかかりたいです

【宜しくお伝え下さい】とは少しちがうニュアンスです。【お目にかかる】とは【会う】という意味が御座いますので、集まりに急遽参加出来なくなった方やなかなか会えない方が居るときに【●●様にも是非お目にかかりたいです】【●●様に【是非お目にかかりたいです】とお伝え頂けますか】というような伝え方が出来ます。これは、まだ会った事がない方にも利用する事が出来ますよ。

【宜しくお伝え下さい】の文例

文例をシチュエーション別でご紹介いたします。

【文例】謝罪

  • 急遽欠席させて頂く事となりました事深くお詫び申し上げます。この件につきましては後日必ずお詫びに伺います。他の参加者の皆様にも、どうぞ宜しくお伝え下さい
  • ●●様にお会い出来ず非常に残念な思いです。次回お会い出来る事を心より楽しみにしておりますと、くれぐれも宜しくお伝え下さい。
  • この度は弊社の都合によりご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳御座いませんでした。奥様にもどうぞ宜しくお伝え下さい。

【文例】お礼

  • 本日はご多忙の中お越し頂き誠に有難う御座いました。皆様にも宜しくお伝え下さい。
  • ●●様に宜しくお伝え下さい。
  • またのご来店を心よりお待ち申し上げます。●●様にもそうぞ宜しくお伝え下さい。

【文例】敬語表現

目上の方にも利用出来る、丁寧な敬語表現は以下の通りです。

  • 何卒宜しくお伝え下さい
  • 宜しくお伝え頂けると幸いです
  • 宜しくお伝え頂けますか
  • どうぞ宜しくお伝え下さい
  • 宜しくお伝え下さいますようお願い申し上げます
【宜しくお伝え下さいませ】と【ませ】をつける事で丁寧な言い回しにはなりますが、命令文となってしまうので注意が欠かせません。

【宜しくお伝え下さい】の返信

先方から【宜しくお伝え下さい】と言われたケース、どういうふうに返信をすれば適切なのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。返信のやり方はケースによって異なります。

社交辞令

社交辞令として言われたケースは【はい】【わかりました】etc短めで答えると適切です。

軽い挨拶

軽い挨拶で【宜しくお伝え下さい】と言われたケースは【分かりました。伝えておきます】etc、少し丁寧な返信をすると適切です。

ビジネス関係・大事な先方のケース

ビジネスや大事な方から【宜しくお伝え下さい】と言われたケースは【かしこまりました】と丁寧に返信をして下さい。例え社交辞令や軽い挨拶だったとしても丁寧に返信をする事が大事です。更に、先方・内容を復唱し最後に【今後とも宜しくお願い致します】と言えると印象が良くなり尚適切です。

【宜しくお伝え下さい】の伝え方は意味を理解して適宜言い換え言葉も使ってビジネスメールをスマートに!

【宜しくお伝え下さい】は【私の言葉・気持ちをそちらの都合の良い言葉で適切に伝えて下さいね】という意味が込められていて、一般的には結びの言葉で使われる事が多い言葉です。社交辞令としても使われる事がある、使いやすい言葉ですが目上の方に利用する際には注意が欠かせません。【宜しくお伝え下さい】の前に【どうぞ】や【何卒】etc丁寧になる言葉を付け加えて利用するように心がけて下さい。

言い換え言葉も適宜使って謝罪や感謝をビジネスメールにて礼儀正しく利用出来ると高評価をもらえるかもしれません。