挨拶・マナー

紹介する人の順番は上司が先?後?社内外での人の紹介の仕方を解説「ビジネスマナー」



紹介する人の順番は上司が先?後?社内外での人の紹介の仕方を解説「ビジネスマナー」

ビジネスシーンにおいて、社内の人間複数で外出する事があります。また、社内に取引先の人物がやってくる事もあるなど、誰かを紹介しなければならないシチュエーションは少なくありません。さて、そんな人を紹介する際に意外に知られていないのが、「順番」です。上司が先?後?と悩む人も居ます。ビジネスマナーにおける社内外での人の紹介の仕方を解説します。

紹介する順番は重要か

ビジネスの場において、同じ企業の人物を取引先やお客様に紹介するシチュエーションは珍しくありません。二人で外出しているのであればその方をシンプルに紹介するだけですが、複数人を紹介する事になるかもしれません。

立場が同じ同僚などと一緒にいたのであれば、とくに近い人から順でよいですが、上司や外部の人間がいる時など、どの順番がよいか意外に悩んでしまうものです。ビジネスマナーの基本として、人を紹介するならその順番を守る事がマナーとされています。

その為、上司や目上の方と一緒に外出するケースでは、順番を間違うといろいろと問題がおきてしまうのです。新入社員の方であったり、人物を紹介する機会があまりないといった方は、これを機会に順番を覚えるように心がけて下さい。

紹介する順番のビジネスマナー

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ビジネスにおいて取引先の方を紹介するなら、順番はあるのでか。ビジネスマナーにおける紹介の順番について解説します。

基本の順序は?

まず、社内と社外の方と同行してお客様などに紹介するケースです。心情的に社外からやってきている方を紹介したいと思うのですが、ビジネスマナーとしては以下の順がマナーです。

  1. 社内の人間
  2. 後に社外の人間

例えば、あなたがとあるクライアントから受注を受けた下請け企業の担当だったとします。デザインなどの打ち合わせを行う為、クライアントの担当者に外部のデザイナーと打ち合わせにいったとします。

その際、自社から担当者2名、社外のデザイナー1名が同伴してきたら、先に社内の人間からはじめて、その後に社外のデザイナーという流れになるように心がけて下さい。

理由はさまざまありますが、基本的にクライアントが受注しているのは下請けの企業であり、そのデザイナーではありません。デザイナーはあくまで下請け会社から依頼されているだけであり、最も後でかまわないのです。

役職の違いは?

次に、同じ社内でありながら役職が違う人物と一緒に訪れたと仮定します。このケースでは、先に紹介しなければならないのは役職が上の人物です。流れとしては、役職順からという流れになる事も忘れないで下さい。

ちなみに、上記で解説したように役職が高い人物であっても社外の方だったら後で紹介する形にします。ビジネスマナーを守れている事で、取引先からも安心感を与える事が出来る為徹底して下さい。

同じ役職などだったら

取引先やお客様に誰かを紹介する際、複数人同じ役職や立場だったらどうすべきか。基本的には順不同といった形で問題ありませんが、実際のマナーとしては付き合いが深い方からという順番が基本とされています。

例えば、上記のようにクライアントに打ち合わせに行く際、社外のデザイナーが二名やってきたとします。この際、いつも連絡を取り合ってるAさんとAさんが信頼しているBさんがやってきたら、順番としてはAさんが先になる形です。

BさんとAさんの立場が一緒だったとしても、Aさんとの付き合いが深い事からビジネスマナー的にはAさんが先に紹介される流れとなる事を忘れないようにして下さい。

かなりの人数がいたら

通常、3名から4名程度で人に会いに行く事になりますが、状況によってはチームでやってくる事もあります。仮に、5名以上がいたら、一人ずつ紹介している状況ではない事もあります。こういったケースでおすすめはその5名をチームとして紹介といった流れです。

例えば、営業部といった括りでやってきている複数の人物がいたとしたら、「こちら営業部の皆さんです」といった形です。また、単独でやってくる人とチームでやってくる方がいたら、単独でやってきている方は個人で紹介し、複数人のチームは後でといった形になります。

また、チームを一人ずつ紹介するケースであっても、先に少ない個人の後に複数人を紹介するといった形が一般的ですので覚えておいて下さい。

紹介されるまでは待つ

自分が紹介するのではなく、される立場になる事もあります。そのシチュエーションでは、紹介されるまでは名刺交換などはしないように注意して下さい。仮に、企業の担当者が紹介してくれる算段だったなら、先に名刺を相手に渡しながら自己紹介してしまうのはマナー違反となります。

もし、取引先が紹介してくれるかわからないなら、相手のクライアントに出会う前に一度確認をしておくと安心です。「私から名乗りましょうか?」などと相手に伝えれば、「いえ、こちらからお話しますので大丈夫ですよ」などといわれるかもしれません。

相手に気を遣わせない事も、ビジネスマナーのひとつと理解しておく必要があります。

相手の立場をしっかりと理解しておく

紹介の順番は、基本的に上記の流れであれば問題ありません。しかし、重要な事は、誰がどういった役職と立場であるか理解出来ている事です。そもそも、紹介する人がどういった立場の方か理解出来ていないケースでは、当日ちぐはぐな事をしてしまう恐れがあります。

トラブルや信頼を失わない為にも、必ず相手の立場を理解しておく必要があるのです。

紹介の仕方における順番マナーも理解しておこう!

ビジネスマナーと一口にいっても、その中身はさまざまです。ちょっとした事でも信頼を勝ち得たり、失墜させたりしてしまう恐れがあります。社内と社外で人を紹介する際の順番もその中のひとつですので、注意した上で順番を間違わないようにして下さい。