書き方・例文

ビジネスシーンで使いたい「お礼」について注意点や例文を紹介!お世話になったり頂き物をもらったら訪問後すぐに感謝を伝えよう



ビジネスシーンで使いたい「お礼」について注意点や例文を紹介!お世話になったり頂き物をもらったら訪問後すぐに感謝を伝えよう

ビジネスにおける場面ではお礼を届ける事が多々あります。プライベートのときのようにただ「有難う」と届けるだけでは、相手へ感謝の心が伝わらない事もあります。とくに外部へのお礼をするときは、言い回し遣いに十分気をつけて届けるようにしなければいけません。

お世話になったり頂き物をもらったら訪問後すぐに感謝の心を届けると好印象です。ビジネスにおける場面で有用なお礼について、例文や使い方の留意点について紹介します。

ビジネスにおける場面での「お礼」の方法

ビジネスにおける場面とプライベートでお礼の方法が異なるという事はありません。感謝を届ける方法は主に、直接会って感謝を届ける状況と、メールや電話で取り急ぎ感謝を届ける事があります。それぞれの伝え方には、留意点やマナーがあるので明確にチェックしておいて下さい。

ビジネスにおける場面での「お礼」のマナーや留意点とは

書き方・例文、お礼、テンプレート

ビジネスにおける場面で「お礼」をする際のマナーや留意点は以下のとおりです。

お礼を届けるタイミング

例えば直接頂き物などを渡された状況では、そのタイミングで「有難う」と感謝を届けるのが一般的です。ですが、郵送などで頂き物が送られてきた状況では、直接会ってすぐにお礼を届ける事が出来ない事がほとんどかと思います。

その状況では、出来るだけ早いタイミングで感謝のメールや感謝の電話をするようにして下さい。ビジネスにおける場面での感謝を述べるメールの状況では、感謝すべき事があればその日のうちの相手の営業時間内にメールを送るようにして下さい。電話で感謝を届ける状況でも同じです。

「取り急ぎ」は利用しないように

ビジネスメールでは「取り急ぎ◆◆」と使われる事があるのですが、感謝を述べるメールで利用するのは原則NGとされています。相手との関係性が明確に出来ている状況では問題ないのですが、それ以外では失礼に当たる可能性があるので利用しないよう留意が必要です。

取り急ぎについて

取り急ぎとは「とりあえず、急いで」という意味になります。つまり「取り急ぎお礼をお伝えします。」としてしまうと「とりあえず急いでお礼を伝えます」という意味になり、相手に失礼です。感謝の心が軽く感じられてしまい誤解を生むのは想像に難くないです。

ただし、一刻も早く感謝を述べたい為にメールをした状況では「取り急ぎご一報まで」とするのは問題ありません。ただし、そこでやりとりを終わらせず、後のメールや電話などで要件についての詳しい内容を届ける事を前提にして利用するようにして下さい。

「お礼を述べるメール」の取り急ぎの言い換え

とりあえず、急いでメールでお礼を述べたいときに有用な言い換え文は以下のとおりです。

  • 略儀では御座いますが、メールにてお礼申し上げます

「略儀」は、直接訪問出来ないときに何かをメールで届ける際に有用な便利な言い回しなので覚えておいて下さい。

定型文は利用しない

お礼を述べるメールについて、ネットで調べると例文がたくさん出てくるかと思います。こちらで紹介する例文もその一つですが、定型文をそのまま貼り付けてメールを送るのはNGです。定型文をそのまま利用すると相手に「定型文を使っているな」と分かってしまいます。

自分で考えた言い回しで感謝を述べた方が血が通っていて温かみを込められます。例文はあくまで目安程度に、お礼の言い回しは例文を目安にしながら自分の言い回しで書くようにして下さい。

お礼の内容は詳しく届ける

ただ「有難う」と届けるだけでは、何に対してのお礼なのか伝わらない他、感謝の心も伝わりにくいです。「何に対してのお礼なのか」を詳しく届ける事で、感謝の心を明確に届ける事が出来ます。

  • 本日はご多忙の中、◆◆会議に参加して頂き誠に有難う御座います。
  • お力添えを頂き、有難う御座いました。お陰様で…

感謝の言い回しの後に、感想などを少し入れるとより明確に感謝の心を届ける事が出来ます。

直接会う機会があれば直接届ける

メールでお礼を述べた後に、直接会う機会があればその際にも感謝の気持を伝えられるようにして下さい。また、会議の後などに直接お礼を述べたからと、お礼を述べるメールを入れないのはNGです。ビジネスにおける場面では直接会ってお礼を述べた後でも、お礼を述べるメールを入れたほうが良い状況がありますので、どうするべきかわからない状況では上司へ確認するようにして下さい。

「お礼」のビジネスメールの例文

ビジネスメールでお礼を届ける際の例文を、シーン別でご紹介致します。

アポイントのお礼を述べるメールの例文

◆◆株式会社
◆◆部 ◆◆様

いつも大変お世話になっております。
株式会社◆◆の◆◆です。

当社の◆◆製品についてのプレゼンテーションに貴重なお時間を割いて頂けるとの事、感謝申し上げます。

また、◆◆様のご都合につきましてのご連絡有難う御座います。

それでは、下記お時間に伺いさせて頂きたく存じます。

ご確認よろしくお願い致します。

日時:◯月◯日 00:00~00:00
場所:御社オフィス
目的:当社新商品のご案内
訪問者:2名(上司の◆◆◆◆も同行します)

以上

お時間のご変更など御座いましたらお気軽にお申し付け下さいませ。

当日◆◆様とお会い出来る事、楽しみにしております。

よろしくお願い致します。
アポイントのお礼を述べるメールには、感謝の心に加えて日程の再確認として必ずアポイントの日程も記載しておいて下さい。

訪問後のお礼を述べるメールの例文

◆◆株式会社
◆◆部 ◆◆様

いつも大変お世話になっております。
株式会社◆◆の◆◆です。

本日は、貴重なお時間を頂き有難う御座いました。

また、当社のサービスに興味をお持ち頂き有難う御座います。

本日、会議中に疑問点として挙げて頂いた

  • ◆◆
  • ◆◆

上記の2点につきましては、社内で確認・調整出来次第改めてご連絡差し上げます。

確認には1~2日ほどかかる予定です。

確認・調整出来次第すぐにご連絡さしあげますのでよろしくお願い致します。

今後ともよろしくお願い致します。
訪問後のメールにはお礼の一言だけではなく、打ち合わせの際に相手から出た疑問について再確認の為にも添えておく事をおすすめします。

頂き物やお世話になった事についてお礼や感謝の心をしっかり届けてビジネスを円滑に!

ビジネスにおける場面で頂き物やお世話になった事についてお礼を届ける状況では以下を特に意識してお礼を届けるようにして下さい。

  • 出来るだけ早いタイミングで
  • お礼の内容は詳しく
  • 「取り急ぎ」を利用しないように
  • 定型文をそのまま使わず、自分の言い回しで

感謝の気持を明確に述べて、信頼関係をより築きあげられるようにして下さい。もしも訪問をした際にその場で感謝を届けられなかった状況では訪問後すぐに一報を入れるのが良いです。