教員の着任挨拶に役立つ文例や挨拶のポイントを紹介します。先生で新たな境地で勤務が始まる方は緊張感で不安もあるかもしれません。新学期を快適にスタートさるためにも好印象の一言を伝えるとGOODです。
教員になる人は、着任の挨拶があります。とくに、はじめて着任の挨拶をするという人は緊張します。どのような内容が良いのか、気をつける事はあるかどうか、このような事でお悩みの方も少なくありません。抑えるべきポイントをチェックしていきます。
新任教員が挨拶をする場面は3つ!
- 着任の挨拶
- 始業式
- 学級開き
新任教員は、上記3つの場面で挨拶をしなければいけません。まず、着任の挨拶は着任後すぐに職員室や会議室などで行われ、教員の皆さんへ向けてします。次に、始業式での挨拶では体育館などのステージ上で生徒へ向けて行います。
最後に学級開きです。学級の担任を持つ事に鳴った場合、担当する学級の生徒へ向けて挨拶をします。基本的には、新任した人は上記3つの挨拶をしなければいけないと思っておくとGOODです。
教員の着任挨拶のポイント

教員の着任挨拶のポイントは以下のとおりです。
笑いを取ろうとしなくてもOK
みんなと仲良くなりたい、好かれる先生になりたいと笑いを取ろうとする人はいますが、生徒と先生は友達ではありません。あまりにもフレンドリーだと、後で他の先生方に注意される可能性もあります。ただし、小学校などの低学年生徒へ向けた挨拶であれば問題ありません。
内容は簡潔に
私たちが学生の頃「話が長い先生は嫌だ」と思っていたように、あなたが着任する学校の生徒たちもそう感じているでしょう。重要な部分はしっかりと伝えて簡潔な内容に出来るように心がけて喋ると聞き取りやすいです。
ゆっくり・はきはきと話す
緊張すると、どうしても早口になってしまいます。緊張しないように、当日までに練習をしておく事をおすすめします。また、ゆっくり・はきはきと喋れるように意識しながら喋るようにしましょう。
背筋を伸ばして直立不動で挨拶を
まっすぐ背筋を伸ばして挨拶をして下さい。猫背の状態では、印象が悪くなってしまいますので、普段から背筋を伸ばして過ごす事を心がけて下さい。背筋がキレイに伸びている人は、好印象をもたれやすいですよ。また、直立不動で挨拶をする事も心がけて下さい。
緊張すると良く出る動きは以下のようなものがあります。
- 頭がふらふら動く
- 手が前後にいったり、腰に手を当てて落ち着かない
- 片足に体重が乗っていて、まっすぐ立てていない
- 上半身が揺れている
これらの動きは無意識に出ている事もありますので「動かない」を意識して下さい。無駄な動きがあると、落ち着きのない印象が付いてしまいますので気をつけて下さい。
【文例とポイント】教員の着任挨拶:職員室で
おはようございます。
〇〇と申します。
担当させて頂く教科は、〇〇です。
学生時代はテニス部でした。別でサッカーチームに在籍していた事もあり、第力には自信があります。
不慣れな事も多いですが、一生懸命がんばりますのでよろしくお願いいたします。
職員室での挨拶では、大きな声で簡潔に話すようにして下さい。また、笑顔も忘れてはいけません。はじめから一発芸などウケを狙ったり、個性をアピールするのはやめた方がいいです。面白いと思ってくれる人もいれば「面倒くさそうな人」と言った印象を付けてしまうおそれもあります。
更に、出身大学を言ってしまうと「自慢されている」と不快に思う人もいますので、言わずにいるほうが良いです。そして最後に「ご迷惑をおかけするかもしれませんが…」というようなネガティブ発言も避けます。「不慣れな事も多いですが…」とすると好印象です。
【文例とポイント】教員の着任挨拶:教室で
おはようございます。
今日からみんなの担任になりました〇〇です。
先生は体を動かす事が大好きなので、鬼ごっこやボール遊びが得意です。
もちろん、あそびだけじゃなくて勉強もがんばりましょうね!
これからよろしくお願いします。
おはようございます。
○年○組の担任になりました〇〇です。
担当の教科は〇〇で、バレー部の顧問をする事となりました。
〇〇では、みんなにわかりやすいような授業を心がけていきますので、わからない事があればその都度、遠慮なく聞いて下さいね。
たくさん話したいですが、話し出すと止まらないので興味のある人はあとで個別に聞いて下さい。
これから一緒にたくさん勉強して、成長していきましょう。
では、よろしくお願いいたします。
おはようございます。
今クラスの担任になりました〇〇です。
担当教科は〇〇です。
私にも皆さんと同じくらいの子供がいます。
なので、色々共感出来る事も多いのではないかと思います。
これから、大人になる大変な時期ではありますが、一緒に乗り越えていきましょう。
どうぞ、よろしくお願いいたいます。
教室での挨拶は、着任になった学年によって内容を変えるようにします。
小学生では、子どもたちに心を開いてもらえるように、明るくて楽しい印象を残す事がポイントです。丁寧すぎる言葉は理解されません。簡単かつ親しみやすい一言を心がけて下さいね。
次に、中学生です。一番難しい時期ではないでしょうか。幼い子供ではありませんが、まだまだ子供な部分もありますので、親しみやすさ・頼もしさを伝えられるような内容にするといいですよ。
最後に高校生です。高校生は立派な大人ですので、丁寧かつしっかりとした内容にして下さい。
【文例とポイント】教員の着任挨拶:始業式
みなさん、おはようございます。
今年から〇〇学校でみなさんと一緒に勉強をする事になりました。〇〇〇〇です。
登校時のみんなをみていて、とても元気で挨拶がしっかりと出来る賢い子が多い学校だなと感じました。
今日は緊張していて上手に挨拶する事が出来ませんが、これからみなさんに負けないよう頑張って挨拶をしていきたいと思っています。
一緒に頑張っていきましょうね。
よろしくお願いします。
始業式でも、小中高どこに着任するかによって異なりますが、基本的にはポジティブな言葉と「一緒に頑張りましょう」という一言を入れるといいですよ。
教員の着任挨拶は好印象の一言を意識して新学期を快適にスタートさせよう!
教員の着任の挨拶の文例を紹介しました。挨拶は、着任の学年によって内容を変更する必要があります。また、「ゆっくり・はきはき」「背筋を伸ばす」「直立不動」を意識して喋りましょう。そして、長い挨拶は嫌われてしまいます。内容は簡潔に一言にまとると聞き取りやすいです。
教員たちには「一緒に働きたい」と思ってもらえるような、生徒たちには「この先生に教わりたい」と思ってもらえるような、ポジティブな一言を伝えられるように意識すると効果的です。