大学生や社会人になると、「感想レポート」の提出を求められる事があります。普段、なかなか感想レポートを作成していない方は、どのような書き方をすればよいかわからず不安になってしまうかもしれません。基本的な感想レポートの書き方・例文を紹介します。
感想レポートについて
レポートは大学・社会人になると書く機会も増えるでしょう。しかし、感想レポートと「感想」にジャンルを絞ったレポートは珍しいかもしれません。感想レポートというと感想文のように捉えられますが、感想文は読書感想文のような形で構成から求められる内容も変わります。大学生や社会人で求められる感想レポートについて解説します。
感想レポートとは?
感想レポートとは、セミナー・勉強会・講演・映画鑑賞などのイベントに参加した際、それについての感想を交えたレポートの事です。例えば、Aというセミナーに参加した際、そのセミナー内容だけをまとめたものはレポートとなります。一方、Aというセミナーに参加して得た情報から自分が感じ取った事をまとめるのが感想レポートです。シチュエーションによって大きくその目的や内容は変わってきますが「参加したり経験した事についての感想を、客観的にレポートとしてまとめる」事が感想レポートと覚えておくとよいでしょう。
感想レポートの書き方のポイント
感想レポートと一口にいっても様々なシチュエーション・形式・ジャンルがあります。
セミナーや研修、勉強会などに参加した上で求められる感想レポートのポイントをまとめました。
- 参加したセミナーなどの内容のまとめ
- 各項目に対する感想
- どうやって今後に生かすかの感想
それぞれ解説します。
書き方ポイント1:参加したセミナーなどの内容のまとめ
感想レポートで注意したいところは、あくまで「レポート」である事です。感想とはいえ、レポート全体が感想でまとめられていたらただのブログ。社会人としての感想レポートを求められているのであれば、レポートとしても優れていなければなりません。まず、感想レポートの冒頭は、参加した研修などの報告です。どのような内容のものに参加し、どういった流れで何が語られたか、客観的にレポートしていきます。ただし、感想レポートはあくまで感想が主体なので漠然と第三者に伝わる内容でシンプルにまとめられている事が重要です。
書き方ポイント2:各項目に対する感想
次は、感想レポートの主体である“感想部分”です。前述したように、どのような会に参加したかレポートしている為、それをなぞる必要はありません。ただし感想レポートは全体的な内容への漠然とした感想ではなく、主な項目をピックアップした上でそれぞれの感想を伝えるようにしましょう。
例えば、“集客の新しいアプローチについて”、“メンタル強化について”、“新しい発想を生み出すコツについて”といった項目など、注目のトピックに対する感想をわかりやすくまとめていきます。わかりやすくまとめるとすれば「トピックに関する感想レポートを数個、全体の所感」といった形でまとめられていると自然です。
書き方ポイント3:どうやって今後に生かすかの感想
感想文でも求められる項目ですが、感想レポートでも今回体験した事をどう今後にいかすか、という文章は求められます。前述したように細かい感想レポートや全体像をまとめた上で、結果どのように今後自分の仕事や人生に生かしていくのかをまとめる事が重要です。社会人であれば出来るだけポジティブに会社に貢献出来る能力を身につけたという事をPRすると高評価をされやすいです。
「今後に生かしていきたいです」といった簡単で表面的なものではなく、より具体的な内容を記載すると良いです。誰にでも書ける浅い内容ではなく、自分のこれまでの大学での学び・社会人として仕事に携わってきた経験と絡めて自分にしか書けない内容をレポート出来ればライバルとの差をつける事も出来ます。
感想レポートの例文
基本的な感想レポートの書き方の例文についてお伝えしていきます。
例文
先日開催された、〇〇業種専門のWEBセミナーに参加した際の感想レポートを提出いたします。
セミナーでは、〇〇業界で第一線を走り続ける〇〇氏が講師として招かれており、「①〇〇」「②〇〇」「③〇〇」といった構成にて、約2時間のセミナーとなりました。
①の内容は〇〇であり、それについて自分は〇〇と感じた上で、〇〇が足りていなかった事を痛感させられました…他続く。
また、セミナーの最後のセッションにて他参加者から〇〇といった質問が投げかけられ、〇〇といった内容に感銘を受けました。
今回のセミナーでは、〇〇といった新しい視点を学ぶ事が出来、現在の〇〇業務に早速取り入れ、売上アップを図りたいと考えています。
感想レポートは自分の言葉で分かりやすく
感想レポートというと、自分の思う事を書き連ねてしまう恐れがあります。しかし、あくまでレポートであり、自身の成長に繋げる為の書面です。第三者が読んでも分かりやすく実のある簡素レポートを作成出来るように努力していきましょう。