書き方・例文

連結検討書とは?作成方法・書式を解説!陸運局での手続きを忘れずに



連結検討書とは?作成方法・書式を解説!陸運局での手続きを忘れずに

連結検討書という言葉を聞いて何の事か知らない方も多いでしょう。連結検討書とはどのような書式の文書なのかを誰が見ても分かりやすく解説します。トレーラーを走行させる場合、特定のトラクタを使用した状態で走行する事になります。しかし、連結する車両はどんなものでも構わないという訳ではありません。正確にどの程度の重量の自動車を連結させるかを申請する必要があるのです。そのような時、作成するのが連結検討書です。初めて作るという方もいらっしゃるでしょう。どのような書式なのか、作成方法やテンプレートについてご紹介します。

連結検討書とは?

連結検討書とは、その名の通り連結の検討書の事です。一般的にトラクタとトレーラーを連結させた状態で検査が行なわれる為、その申請書になります。簡単に連結検討書について説明すると、牽引車とトレーラーが連結された状態で保安基準に適合している、という検討材料にする為の書類です。

実は、連結検討書を作成する為の牽引車は指定を受けたものでないと走行させる事が出来ず、それ以外の牽引車で連結検討書を作成しても合格する事はありません。法律の問題も絡んでくるので間違えないようにしっかりと把握しておく必要があります。

トレーラーとは?

トレーラーとは牽引車両と被牽引車両で構成される牽引貨物自動車のなかで自走機能を搭載せず、牽引車両に連結する事で走行出来る被牽引車両です。トレーラーは自力では走る事が出来ません。みなさんも高速道路などで大きな貨物車を見かけた事があるのではないでしょうか。あの後ろの部分をトレーラーと言います。

トラクタ・トラクタヘッドとは?

トレーラーを牽引する車両をトラクタトラクタヘッドと呼びます。トラクタのみで走っているのはたまにみかけた事があるのではないでしょうか?トレーラー部分は、連結出来るからといって手続きなしに好き勝手にトラクタと連結して走ってはいけません。

連結登録をしなければ走行してはいけない!

連結登録という手続きを行い、登録したトレーラーとトラクタしか連結して走ってはいけません。

トラクタの車検証には牽引して良いトレーラーが記載されるようになります。トレーラーの車検証には、牽引されても良いトラクタが記載されます。登録された組み合わせしか公道を走れないという事なのです。陸運局で安全に走行出来ると認められた組み合わせであって1つずつしか組み合わせがないという事ではありません。複数台記載する事が出来ます。牽引登録する為に陸運局でしっかりと登録すればいくつもの組み合わせが可能です。

この連結登録する為の書類が連結検討書というものになります。余談にはなりますが、牽引登録は二種類の方法があります。

  • トレーラーの車検証にトラクタの連結登録をする
  • トラクタの車検証にトレーラーの連結登録をする

連結検討書の作成方法・書式は?

書き方・例文、連結検討書、テンプレート

連結検討書を初めて書くという方の場合、連結検討書を根本的に知る点からチェックしないと作成方法を理解するのは難しいかもしれません。適当に穴埋めのような作成方法で連結検討書を作っていては審査に合格するのは厳しいです。作成方法・書式についてご紹介します。

まず、連結検討書では大きく分けて3つの項目で作成する事が求められます。この項目をしっかりと守って作成するように努力してみましょう。書き方が分からない方は、ネットで調べてテンプレートや自動計算などを参照してみると、どのような構成で作成されているかが良く分かります。また、どのような内容を記載しなければいけないのかを知る事も出来ます。

連結検討書の項目①

まず、連結検討書で必要になる項目は指定の自動車とトレーラーの連結状態での走行距離となります。走行性能が充分備わっているという事を示す為の数値ですので、間違った回答をせずに正確に計算してから提出するようにします。基本的には、1式と2式のふたつの計算で導き出す事が出来るので覚えておきましょう。

以下の計算式に当てはめ、連結状態での走行性能を出すように心掛けて下さい。

  • 1式::121×PS-1900 PS:エンジン出力
  • 2式::4×WD WD:駆動軸重

連結検討書の項目②

次に必要になるのが、連結状態での制動能力です。こちらは、連結状態であっても十分に制御能力があるという事を計算式で表す計算式です。制御能力がある事が認められないと大事故に繋がってしまう、と判断されてしまいますので注意して下さい。

トレーラー自体に慣性ブレーキにあるのかないのかで大きく計算式が変わりますが、一般的に750kg以下のトレーラーの場合は「牽引車の車両重量÷2≧トレーラーの総重量」といった計算式で解が導き出されるので数字を当てはめてみるとよいでしょう。慣性ブレーキがあったとしても、この計算式で問題なければ計算は可能となりますので、この計算式を使用して連結検討書に記載するようにして下さい。

連結検討書の項目③

連結検討書の作成で重要な項目として、連結状態での駐車制動能力がある事を示します。これは、停車状態でしっかりと駐車制動能力があるか証明する項目ですが、もし駐車制動能力が無かった場合、坂道などであればそのまま落ちていってしまいます。そのような事故が起きないようにする為の項目ですので厳しくチェックされます。注意して記入するようにしましょう。

制動停止距離などの違いによる計算式

連結検討書に記入する牽引車及びトレーラーの年式によって、その計算式が変わってくるので注意が必要です。

例えば、牽引車の制動停止距離が50Km/hであれば、制動停止距離は以下の通りです。

  • 動停止距離×(牽引車総重量+トレーラー総重量)÷牽引車総重量○○の値が22m以下である事。

一方、牽引車の制動停止距離が100Km/h以上のものになると、以下の通りです。

  • 制動停止距離×(牽引車総重量+トレーラー総重量)÷牽引車総重量○○の値が81m以下である事。

そのほか、駐車制動能力は前者が牽引車車両重量にトレーラー車両重量を足したもに0.2をかけ算したもの、後者は牽引車車両重量にトレーラー車両重量を足したもに0.12をかけ算した解になりますので注意して下さい。

また、トレーラー自体が平成11年7月以前の製造なのか、それ以降なのかによっても計算式が変わります。

上記のように連結検討書に必要な計算式を記載しました。参考にしてみて下さい。必要最低限、トラクタとトレーラーのデータだけはしっかりと調べて下さい。

ネット上には、これらの計算を自動計算してくれるサイトがあります。これに調べてきたデータを打ち込むだけで自分が欲しい数字がわかりますので、非常に便利です。ただ、気を付けて欲しいのは、計算式の内容は理解して欲しいという事です。これは、安全にかかわるので、正確な知識を習得する事が重要です。

連結検討書のテンプレート

連結検討書は、しっかりと法律や書類について理解していないとゼロから作成するのは非常に困難でしょう。テンプレートなどが会社などで準備されていれば書式に困る事なく作成する事が出来ますが、そのような手段がない方はエクセル等を利用して作成するしかありません。

しかし今、ネットで連結検討書が無料でダウンロード出来るサービスが多く存在しています。重要である項目がしっかりと記載されていますので、その項目に当て込むだけで作成が終了します。間違いなく、さらに手軽に素早く作成出来るのは仕事をスムーズにすすめる為にも重要な要素となるでしょう。

ぜひ、連結検討書のテンプレートを活用してみて下さい。前述でも記載したようにテンプレートをネット上で調べる事やその為に必要な計算式を調べたり、この計算式を調べた上で、自動計算してくれるサイトを調べる事は非常に重要です。

連結検討書をよく調べる事で、様々な知識を得られるので、今後、連結検討書を作成する上で非常に役立つでしょう。また、他の人が困っている状況になっていたらあなたが教える事が出来ますし、その困っている人に今回調べ方を教えて学んでもらうきっかけにも出来ます。ネット上でしっかりと調べて正しい知識を学びましょう。人に教える事で、復習する事になってさらに連結検討書についての知識が深まります。

【まとめ】連結検討書は正しく計算して作成しましょう!

仕事を進める上でもとても重要な書類となります。この書類が審査に通過しなければ、トレーラーを動かす事が出来ません。嘘は記載しないようにしましょう。安全の為の連結検討書になります。

前述でも記載したように正しく計算するには、自分で1つ1つのデータをしっかりと調べて計算式に当てはめるという事が大事になります。最初のデータの数字が間違っていたら計算式の答えも当然間違ってくるので、気を付けましょう。また、自動計算のサイトを利用するのも1つです。1度自分で計算してみて、答え合わせをする形で連結検討書の自動計算のサイトと自分の出した数字が合っていれば、計算式の答えは合っていると考えて良いでしょう。

このようにまずは、自分で計算してみるという事が重要です。連結検討書を作成する場面でもネット上で調べてそのまま記載するのではなく、自分の頭で正しい情報なのかなど、どういう理屈で決められているのかを考えて理解した上で、作成していきましょう。テンプレートなどを上手に利用し、正確な連結検討書を作成出来るように心掛けましょう。