言葉・意味・使い方

ビジネスメールの【TO・CC・BCC】の使い方や意味をわかりやすく解説!違いを理解して使い分けよう!返信はどうする?



日常生活でメールを利用する事がほとんど無い現代では、メールに関する送り方がわからないという方も多くいらっしゃるようです。とくにメールに関するビジネスマナーははっきりと守らなければ信頼関係に大きな傷が出来てしまう恐れがあるほど、メールに関するマナーはビジネスマンにとって大切な事です。

メールに関するビジネスマナーは色々ありますが、【TO・CC・BCC】についてのマナーを初め、適切な使い方や意味をわかりやすく解説します。違いを理解して使い分けられると安心です。返信の際も要留意です。

【TO・CC・BCC】とは?

【TO・CC・BCC】は、日常生活で利用するメールではなかなか使わない為、使い方を知らないという方も多いかと思います。【TO・CC・BCC】は各々はっきりとした用途があります為、各々チェックして適切な使い方が出来るようにすると良いです。

【違いを理解しよう①】TOの意味

TOの意味は、宛先です。TOにはメールを届ける先方のメルアドを書き入れて使います。TOには、複数のメルアドを書き入れる事が出来て、複数の方のメルアドを書き入れる事によって複数の方へメールを届ける事が出来ます。また、メールに関する受信者は誰宛にメールが送られているのか全てチェックする事が出来ます。

【違いを理解しよう②】CCの意味

CCの意味はcarbon copy(カーボンコピー) の略で、複写です。CCにもメルアドを入れられるようになっており、複数方にメールを届ける際に利用されます。CCにメルアドを書き入れる事によって、その方にもメールが届く為『複写』を届けたい先方のメルアドを書き入れて下さい。

【違いを理解しよう③】BCCの意味

BCCの意味はBlind carbon copy(ブラインドカーボンコピー)の略です。BCCに書き入れたメルアド宛にもメールは届きますが、TOやCCに書き入れた方に掲示されなくなります。

つまり、ほかの受信者へBCCに書き入れたメルアド宛にメールを送っている事を隠したい時に使います。

【TO・CC・BCC】各々の適切な使い方

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【TO・CC・BCC】各々の適切な使い方については以下の通りです。意味を理解して使い分けて下さい。

TOの使い方

TOには主体でメールを届けたい方のメルアドを書き入れて使います。例えばAさんにメールを届けたいなら、AさんのみTOに入れます。主体でメールを届けたい方が複数方いるなら複数方のメルアドをTOに書き入れて利用する事も出来ます。

TOで送られてきたメールに対しては、必ず返信をして対応しなければいけません。
メールに関するメッセージによっては返信が不要な事もあります為、メッセージをよくチェックしておくのが欠かせません。

CCの使い方

CCにはサブでメールを届けたい方、つまり『主体の送信先方ではないけど、メールに関するやり取りをシェアして欲しい先方』のメルアドを書き入れるようにします。

例えばAさんにメールを届けたいけど、BさんとCさんにもこのやり取りのメッセージを知っておいて欲しいなら、TOにAさんを、CCにBさん・Cさんを書き入れて下さい。

また、CCでメールを受信した方には返信義務はないです。メールに関するメッセージにメールに関する返信が必要とされていない限りは返信しなくても問題ないです。

BCCの使い方

BCCに書き入れたメルアドの方は、他の受信者へ掲示される事はないです。な為、ほかの受信者へ隠したい時にBCCを使います。例えば、取引先とのメールに関するメッセージを自分の上司にも念の為に見せておきたい時や、面識のない先方にメールを届ける時などに利用する事が出来ます。

また、CCと同様、メールに関する返信は一般的に不要です。メッセージをはっきりと確認して、もし返信が必要なメッセージであれば返信しておいて下さい。

【TO・CC・BCC】のマナー

【TO・CC・BCC】各々のマナーについては下記の通りです。失礼のないように使い分けて下さい。

TOのマナー

TOは主体でメールを届けたい方のメルアドを使用する為、一般的にはTOには1方の宛先が入る事になります。ですが、主体で届けたい方が複数方いるケースや全ての方から返信が必要なケースならTOに書き入れて下さい。

ここで『参考程度にチェックしておいて下さい』という意味のあるCCに書き入れてしまうと、先方が真剣にチェックしてくれなかったり、返信を頂けない可能性もあります為留意が必要です。また、CCは補助的な意味で捉えられてしまう恐れもあり、先方に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

CCのマナー

CCは、メールに関するメッセージをシェアしたい方のメルアドを入れます。CCに書き入れたメルアドは、送信者全員に送信先が掲示される為、その中に知らない方のメルアドが入っていると『この方は誰だ?』と不信感を与えてしまう恐れもあります。

CCには出来るだけ、送信者全員が知っている方のメルアドを書き入れるように心がけて下さい。全く無関係な方をCCに書き入れるのは出来るだけ避けて下さい。

また、知らない方をCCに書き入れるならメールに関する本文にて『インフォメーションシェアの為に◆◆さんをCCにいれております。御了承下さい』などと一言添えておく事をおすすめします。なお、CCを付けたら、本文に書く宛名の下にCCの宛名も書くようにすると良いです。

◆◆株式会社
◆◆部
◆◆様
(CC:◆◆様 ◆◆様 弊社 ◆◆)

BCCのマナー

BCCは、ほかの受信者へ知られたくない先方にインフォメーションをシェアする際に利用されます。ほかの方と面識のない先方にインフォメーションをシェアして欲しいシチュエーションで利用されます。BCCにメルアドを書き入れたなら、念の為メールに関する本文に『一斉送信の為にBCCで失礼します』などと一言添えておくと良いです。

【TO・CC・BCC】の留意点

【TO・CC・BCC】各々でありがちな留意点は以下の通りです。

【使い方の留意点①】CCへの入れ忘れに留意

ありがちな過ちで、CCにメルアドを入れ忘れたというケースがあります。CCに入れ忘れる事によって『報告が全くされていない』『そんな事聞いていない』などのトラブルに発展する可能性も十分にあります。メールを届ける前には、メッセージのチェックに加えてCCのチェックもして下さい。

【使い方の留意点②】関係のない方を書き入れてしまわないよう留意

こちらもありがちな過ちで、CCに関係のない方のメルアドを書き入れてしまう過ちがあります。メールに関するメッセージによっては、この過ちによって会社の重要なインフォメーションが外部に漏れてしまう恐れもあります。

例えば見積書のやり取りをメールでしているなら、CCに間違えてほかの企業の方のメルアドを書き入れてしまった事で、見積金額が他企業へ知られてしまったというような事態になる事もあります。

ありがちなケースが、他の会社の同じ苗字の方をCCに書き入れてしまっていたり、他部署の方を間違えてCCに書き入れてしまったなどの過ちです。CCの過ちは、大きなトラブルに発展する恐れも十分にある為気をつけて下さい。

【使い方の留意点③】CCとBCCの間違には留意

CCに書き入れるはずがBCCに書き入れてしまったという過ちであれば、大きなトラブルになる可能性は低いですが、BCCに書き入れるはずの方をCCに書き入れてしまったという過ちはトラブルに発展する恐れがあります。

例えば、取引先へ届けるメールに別の取引先の方のBCCを書き入れるはずがCCに入っていたら、個方インフォメーションの漏洩に繋がってしまいます。必ず送信前にBCCに正しく入っているかチェックをして下さい。

ビジネスメールに関する【TO・CC・BCC】の使い方や意味の違いを理解して使い分けよう!

【TO・CC・BCC】は日常的に使われる事はないですが、ビジネスシーンではよく使われるメールに関する送り方です。各々の意味と違いを性格に理解した上で使い方には留意して下さい。

TOは主体の方のメルアドを、CCにはインフォメーションシェアしたい方のメルアドを、BCCには、他の方に知られる事なくインフォメーションシェアをしておきたい方のメルアドを書き入れるように覚えておいて下さい。