書き方・例文

退職届の書き方を具体的に解説!退職願との違いは?封筒は使う?手書きや横書きOK?就業規則チェックも!



退職届の書き方を具体的に解説!退職願との違いは?封筒は使う?手書きや横書きOK?就業規則チェックも!

「退職を決めているが、退職届を出すタイミングや正しい書き方を知らない…円満退職を進めるにはどうすべきか?」という人もいらっしゃいます。退職届の書き方や退職願との違いや封筒の用途を具体的に解説します。手書きや横書きでもOKなのかにも触れます。就業規則のチェックも忘れずに!

退職届とは?

辞める旨を伝える提出物と認識している人もいらっしゃいますが、退職届は退職が認められた後の提出資料です。必ず必要な資料ではないです。

 
しかし、後の「言ったや聞いていない」のトラブルを避ける為にも提出をおすすめします。

退職届と退職願の違いは?

  • 退職届…退職が認められた後の提出資料
  • 退職願…退職したいという旨を伝える為の資料

提出必須資料ではないです。しかし、会社の決まりで提出が必須なケースや、意思表示の為にも提出が望ましい資料です。

退職届の書き方やポイント

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退職届やそれを入れる封筒の書き方やポイントをチェックしていきます。

退職届の書き方ポイント

まずは退職届における書き方を見て行きます。

①表題

【退職届】とします。

②本文

私事私儀から始めて下さい。退職理由は伝える必要がない為、一身上の都合によりと書き込みます。
会社都合の退職なら、一身上の都合という言葉は使用出来ず会社都合による退職と書き込むよう注意して下さい。

③提出日

退職届の提出日を書き込んで下さい。

④提出者情報

部署や課や氏名を書き込んで下さい。

⑤提出先情報

提出先の会社名や提出相手の役職etc正式な物を書き込んで下さい。

縦書きや横書き

退職届は基本的に横書きの書き方です。しかし、会社名にアルファベットが使用されている場合、横書きでの提出を会社側からお願いされるケースもあります。その時は横書きで提出して下さい。

手書きでもマナー違反にならない?

手書きでもマナー違反にはなりません。

 
退職届は【本人が書いた資料で間違いない】という証明の為にも、手書きでの提出が一般的です。

ですが近年、資料の作成はPCで行われるケースが多くなっています。PCでの作成でも本人確認が出来るなら手書きでなくても受理されるケースがほとんどです。

 
会社が手書きかPC作成かを指定しているケースもあります。   指定事項をチェックしてから作成して下さい。

封筒の書き方

ドラマで良く見る退職届と書かれた封筒を上司に渡しているシーンがある通り、封筒に入れて提出します。

封筒の色

退職届を入れる封筒は、茶封筒はNGです。必ず、白無地封筒のを使用して下さい。

封筒の表に書き込む

横書きや縦書き関係なく、封筒の表には退職届縦書きで書き込んで下さい。

封筒のサイズ

封筒のサイズは、退職届の用紙のサイズに合わせて下さい。

  • A4:210×297(長形3号)
  • A5:148×210(長形4号)
  • B5:182×257(長形4号)

すべて横の三つ折りで入れるようにして下さい。

中身の方向や裏面の内容

右上が裏面の右上に来るように入れて下さい。裏面には、所属の部署と課、名前を左下に縦書きで書き込んで下さい。最後に封筒の入り口にのりをし、真ん中にと書いておきます。

 
なお、のり付けは手渡しであれば無くても大丈夫です。   のり付けをしないなら、〆は書き込まずに提出して下さい。   手渡しであれば、出来るだけ郵便番号の枠がない封筒を使用して下さい。

封筒の見本

退職届提出時のチェックポイント

退職届の提出時に押さえておくべきチェックポイントを解説します。

作成前のチェックポイント

退職届1枚を封筒に入れてサクッと提出するだけ、と考えていると良くないです。ある程度の段取りやチェックしておくべき要点がある為、押さえておいて下さい。

就業規則のチェック

会社によって、退職希望日から●日前に申し出るようにと決められている所もあります。就業規則を必ずチェックしておいて下さい。

有給の消化は出来ているか

有給が残っているなら残すともったいない為、すべて消化しておいて下さい。しかし、会社に迷惑をかけてしまう休み方はあまり良く無いです。退職の相談と同時に有給消化についての相談もしておくのをおすすめします。

退職までの流れ

退職を決めてから退職届を出すまでにしなければならない事を紹介します。

  1. 退職したい希望日を書き込んだ退職願を作成し、上司に退職を申し出て退職願を直接渡す
  2. 退職の承認を得たら退職日を決定
  3. 退職日が決まったら退職届を提出
  4. 退職届が受理され退職

退職届に関して多い質問をご紹介!

頻繁に作成する資料ではない為、書き方に戸惑う人が多いです。よくある質問を紹介します、参考にして下さい。

退職届は撤回出来る?

上司に提出した時点で、あなたと会社との契約を解除したことになります。一度提出してしまうと、撤回は不可能です。退職願ですと極稀に撤回出来るケースもありますが、退職を決定までに慎重に考えることが大切です。

退職を認めてもらえないですがどうすればいい?

上司に退職を認めてもらえないなら、その更に上の立場の人に退職をしたいと伝えます。会うのが難しいなら、人事部へ相談して下さい。上司が退職を認めてくれないからと喧嘩腰で話を進めてしまうと、円満退職は出来ません。会うのが難しいなら、人事部へ相談して下さい。

上司が退職を認めてくれないからと喧嘩腰で話を進めてしまうと、円満退職は出来ません。出来るだけ穏便に進めるよう心がけて下さい。

正社員で働いていますが、電話で退職の旨を伝えたいですがダメ?

基本的に正社員として働いているならば、書面での届け出が必須となっています。

 
正社員でなくても、会社の就業規則で退職届が必要だと決まっているなら必ず提出しなければいけません。

テンプレートサイトを使えば書き方が簡単に!

退職届を手書きではなくPCで作るケースで、テンプレートからの作成は大変だ…と感じる方は、無料でダウンロードが出来るテンプレートサイトをおすすめします。具体的に必要な項目があらかじめ印字されている為、書き方に困らずにサクサク資料作成がはかどります。

就業規則のチェックや封筒の準備といった退職届自体の作成以外の作業も必要な為、テンプレートを利用するといった時短の工夫をすると良いです。

退職届は手書きが望ましい!就業規則のチェックも忘れずに!

退職届は退職願と響きが似ていますが、異なる意味を持つ文書です。会社を辞める際に欠かせない資料となる為、書き方は慎重に押さえて進めて下さい。就業規則のチェックもしっかり行って、失礼のないような書き方や封筒の準備も忘れずに行って下さい。円満退社をしてストレスのない転職活動を進めると良いです。