壮行会とは、主に今までの職場を離れる方への激励会です。会社のほかにも、中学校や高校などの部活で、県大会や全国大会などへの出場選手を激励する際にも壮行会が開かれる事があります。会社や職場の「壮行会」の挨拶(送る側のお別れの一言やメッセージ)を例文を交えて解説します。挨拶の順番についても触れます。
壮行会の挨拶とは
壮行会とは、以下のような状況で現場を離れる方たちを送り出し、激励を行う為に開かれる会です。
- 会社…長期出張や海外赴任
- 学校…部活の県大会や全国大会
壮行会の挨拶は、壮行会が始まる際に幹事の方、または、挨拶を任された方が簡単なメッセージを話します。
送別会と壮行会の違い
「壮行会と送別会、何が違うの?」と疑問に思っている人も居るようなので、簡単に説明します。送り出すという目的は同じですが、この場所へ帰ってくるか帰ってこないかという事が大きな違いとなります。
送別会
退職する方や卒業をする人というような、もうこの場所へ帰ってこない人を送りだす会です。
壮行会
出張や海外赴任や遠征というような、いつかこの場所へ戻ってくる方を盛大に励まして送り出す会です。
壮行会の挨拶の構成
壮行会の挨拶の基本的な構成は以下の通りです。
- 挨拶
- お祝いのメッセージ
- これまでの努力
- 応援のメッセージ
- 結びのメッセージ
3~4の間に、思い出に触れる一言を入れるのも良いです。
壮行会の幹事を任されたら?
壮行会の幹事を任されたら、壮行会当日までにどのような事をしておかないといけないのか?当日グタグタになってしまわないよう、あらかじめチェックしておけば安心です。
日程を決める
まず、壮行会の主役となる方へ、都合のいい日にちを聞いておきます。その後、上司や主役との関係が深い人の順番で日程を聞いておきます。最後に確認した日程を並べ、出来るだけ出席率が高い日程を選びます。
お店の予約は早めに済ませておく
壮行会で良くあるお悩みが「お店が決まらない」という事です。ギリギリにお店を決めてしまうと、予約が取れなかったり、希望料理が用意出来なかったりと、トラブルが発生してしまうケースもあります。
壮行会の日程が決まったら、すぐにお店をいくつかピックアップして予約を済ませておけば余裕を持った準備が出来て安心です。
お店選びのポイント
- お店の立地
- 予算内に収まるかを確認
お店は駅が近い立地を選ぶ事をおすすめします。アクセスしにくい場所だと行き帰りが大変な方も多く出てきてしまい、参加者が減ってしまうリスクもあります。そして、予定している予算内で収まるかどうかのチェックも大切です。経費の使用が可能かどうかもあらかじめチェックしておけば安心です。
壮行会の挨拶の注意点やポイント
壮行会の挨拶の注意点やポイントを紹介します。挨拶文を考える前にチェックしておいて下さい。
プレッシャーを与えるようメッセージはNG
結果に対してのプレッシャーを与えるようなメッセージは避けましょう。主役の方は新しい地へ行き、仕事やプレーをしなければいけない為、不安を沢山抱えているはずです。以下のような、大きなプレッシャーとなる一言は絶対に言わないようにして下さい。
- 絶対成功して帰ってこい
- 絶対に勝ってね
スピーチでは応援しているという一言を添えて、結果に関してのメッセージは控えるようにして下さい。
心に残りやすくする為に、短めの一言で伝える
あまり長時間だらだらと話していると、主役の方の心に残るメッセージも少なくなってしまいます。せっかく考えた挨拶を流されてしまうのも心苦しいかと思います。挨拶は長くならないように1~2分を目安に一言にまとめる事をおすすめします。
壮行会の挨拶の例文
それでは、壮行会の挨拶の例文を構成別で紹介します。
- 挨拶
- お祝いのメッセージ
- これまでの努力
- 応援のメッセージ
- 結びのメッセージ
挨拶
お祝いのメッセージ
これまでの努力
応援のメッセージ
結びのメッセージ
壮行会で送る側は激励の暖かいメッセージを添えた挨拶をしよう!
壮行会は、会社や部活にて、新しい地へ行く人を激励する為の会です。挨拶の内容で一番ポイントとなる事は、今までありがとうございましたという気持ちと、これからも頑張って下さいという事をきちんとメッセージに添えて伝える事です。主役が気持ちよく次のステージへ進めるようなスピーチを考えるように心がけましょう。