離婚報告の挨拶文における例文を紹介します。今や3組に1組が離婚する時代です。友達や会社の上司や親にビジネスメールや年賀状で伝える際の注意点も把握しておくと安心です。結婚すると報告メールを出したりその年に年賀状を出すという方は多いかとおもいます。
とはいえ、離婚報告となるとネガティブな内容なのでそもそも伝えて良いものなのか、迷う事もあるかと思います。また、実際に「離婚報告」をもらう事も少ないので、メールや年賀状の書き方がわからないという方も多いです。
年賀状やメールにて離婚報告はあり?
メールや年賀状で離婚報告を行う事は問題ないです。そもそも、年賀状には結婚や出産、最近何かを始めたなど近況報告を入れる方も多いです。つまり、離婚も近況報告の一つですし、特にマナー違反などにはなりません。
また、会社や知人などにメールにて離婚報告を行う事も特に問題はありません。ですが、メールや年賀状で離婚報告を行うなら注意点がいくつかあります。
メールにて離婚報告を行う際の注意点
会社の上司にビジネスメールとして離婚報告を行う際の注意点に関しては以下のとおりです。
【メールにおける挨拶文の注意点①】暗い内容は避ける
離婚報告はただでさえネガティブな内容になってしまいます。報告された方は「大丈夫かな?」とあなたの心情が気がかりでしょう。できるだけ心配をかけないように、暗い内容は避けて前向きな文面にするように心がけて下さい。
【メールにおける挨拶文の注意点②】離婚理由を詳しく書かない
基本的には、理由を詳しく書かないようにして下さい。離婚理由は一つだけではないかと思います。すべて書こうとすると長くなってしまいますし部分的に伝えると、事実と違う意味で伝わってしまうリスクもあります。「二人で出した結論です」と簡単に伝えるようにして下さい。
【メールにおける挨拶文の注意点③】相手の悪口になるような事は書かない
離婚報告には、相手の情報は一切書かないようにして下さい。特に相手を避難するような内容はNGです。例え100%相手が悪かったとしても、あなたの印象が悪くなってしまう恐れもあるのでそれは伏せておくのが無難です。
年賀状で離婚報告を行う際の注意点
次に親戚や友達に年賀状で離婚報告を行う際の注意点をご紹介します。メールにて離婚報告を行う際の注意点に書いた事は年賀状でも同じ事が言えるので併せてチェックしておいて下さい。
【年賀状における挨拶文の注意点③】無理に年賀状で伝えなくてもいい
離婚後すぐは、手続きでバタバタしていたり精神的にも余裕がないかと思います。そんな時に離婚報告を行うのは憂鬱です。このようなケースでは無理をして離婚報告を行わなくて良いです。落ち着いた頃に年賀状を出すようにして下さい。
【年賀状における挨拶文の注意点②】謝罪の言葉を伝える
結婚式を挙げてから、あまり時間が経っていないなら参列してくださった親族や友達対して「お祝いくださったにも関わらず、申し訳ありません」などの気持ちを年賀状で伝えるのも良いです。
【年賀状における挨拶文の注意点③】遠回しに伝える
離婚で旧姓に戻ったり、引っ越しをする方もいらっしゃるかと思います。そのようなシチュエーションでは、住所や性の変更で気付いてもらえる可能性が高いので、無理に挨拶文で離婚に触れなくて良いです。
離婚報告はどこまでするべきか?
離婚の報告が欠かせない相手は以下のとおりです。
- 親
- 直属の上司
- 会社の同僚
- 友達
- 子供の担任の先生
基本的には上記の人たちには伝えておくべきです。特に学校や会社などは書類上の手続きが欠かせない事もあります。保険関係の手続きもありますので必ず伝えて下さい。また、報告もメールや年賀状ではなく口頭でするようにして下さい。
理由を聞かれたシチュエーションでの対処方法
離婚理由に関して「なんで?」と聞いてくる人もいますが、特に詳しく伝えなくても良いです。「うまくいかなくなって」などと答えるのが無難です。
会社へ離婚報告を行うときの注意点
会社へ離婚報告を行うなら、まずは直属の上司に一番に伝えるようにして下さい。直属の上司を飛ばして伝えてしまうと「聞いていない」とトラブルに発展してしまう恐れもあるので注意が不可欠です。また、伝えるタイミングは、離婚後すぐです。時間が経ってからの報告では書類の手続きがややこしくなってしまう事もあるので注意が不可欠です。
子供の担任の先生へ離婚報告を行うときの注意点
子供がいて、親権が自分にあって旧姓に戻るなら、担任の先生に伝えて下さい。クラスでの呼び方など先生のサポートは欠かせません。
離婚報告のメールの例文
突然のご報告となり誠に申し訳ございません。
このたび私たち夫婦は、長い話し合いの結果離婚する事となりました。
本来であればご媒酌いただきました~~ご夫妻の元へご相談にうかがうべきところ、このような形でご報告する事となりました事、深くお詫び申し上げます。
今後の人生、2人別々の道を歩む事が最良の選択であるとの結論に至りましたので、どうぞご理解の上、あたたかく見守ってくださいますようお願い申し上げます。
これまで~~ご夫妻に賜りましたご厚意に感謝するとともに、お騒がせしてしまった事を深くお詫び申し上げます。
いずれ、折を見てご挨拶にうかがいますが、まずはメールにてのご報告とお詫びを申し上げます。
拝啓 取り急ぎお知らせ致します。
このたび、私たち夫婦は離婚する事となりました。
2人で十分に話し合って、離婚する事が最良の選択だとお互い納得した上での結論です。
〇〇さん(様)には大変ご心配をおかけしました事深くお詫び申し上げます。
子供2人は私が引き取り、今は母子3人で暮らしております。
新たな人生を前向きに歩んで参りますので、これからも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
なお、下記住所に新居を構えましたので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
敬具
離婚報告の年賀状の例文
- このたび結婚生活に終止符を打つ事となりました。新たな人生を楽しく歩んでいく所存です。本年もどうぞよろしくお願い致します。
- 昨年より母子3人で気楽な生活を送っています。今後は新しい事にも挑戦していきたいと思っています。自分の時間も増えたので気軽に飲みに誘ってくださいね。本年もよろしくお願いします。
友達や会社の上司や親にビジネスメールや年賀状で離婚報告を行う際は注意点を押さえて書こう!
離婚報告は年賀状やメールにておこなっても問題ないです。ただし、会社へ伝えるならメールや年賀状よりも口頭で伝える事をおすすめします。年賀状やメールの本文には、元夫の悪口や離婚理由などネガティブな事は記載せず、簡潔に離婚を伝えられるようにして下さい。
ただでさえ離婚は当人同士にとって精神的なダメージの大きな存在です。お子様が居たらなおさら複雑かつ悲しい経験になる家庭もあります。しんどい時期ではありますが、最低限の挨拶を忘れないようにしておいて下さい。