挨拶・マナー

保育園や幼稚園の卒園式における園長の挨拶は簡単シンプルでOK!例文を交えて解説



保育園や幼稚園の卒園式における園長の挨拶は簡単シンプルでOK!例文を交えて解説

保育園や幼稚園では、入園式や卒園式が開催されています。このような会では園長が必ず何らかの挨拶をする事になり、その内容が保護者や来賓や園の関係者たちに聞かれます。そんな保育園や幼稚園での卒園式に挨拶する場合はどのような内容が求められるのでしょうか。卒園式の挨拶を園長する場合のポイントなどを例文を添えて解説します。ぜひ、参考にしてみて下さい。

卒園式の挨拶とは?

卒園式とは、保育園や幼稚園などの教育課程が終了し、それを祝う儀式です。

卒園式は、小さな頃から同じ園で育ってきた園児たちが最後に集まる機会であり、保護者にとっても晴れ舞台です。

小さくて右も左もわからなかった子どもたちが新しい世界に向けて飛び立っていく…。そのような感動が詰まっている重要な式となる事は間違いありません。

さて、そんな卒園式にて必ず求められるのが園長の挨拶です。園長は、その園の最高責任者である事から総括的な祝辞の言葉をしっかりと挨拶に込めなければいけません。

どのような挨拶が必要になってくるのか、簡単にチェックしていきましょう。

卒園式の園長の挨拶ポイントは?

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卒園式における園長の挨拶のポイントをお伝えします。

短く簡単に!

ダラダラと長くなりすぎず簡単や短くバランス良く組み立てる事が重要になっていきます。園児達がまだ小さいので、長々しくスピーチすると飽きてきてしまうからです。

園児たちの思い出を中心に!

私的な話題も軽く含めてもいいですが、あまりプライベートな事を卒園式における園長の挨拶で伝える必要はありません。それよりも、園児たちとの思い出を簡単に伝える程度がよいでしょう。思い出もあまり長くなってしまうと聞き手が疲れてしまうのでサラッとくらいで丁度良いかもしれません。

色々な園児が居る事に対する配慮を!

園児の中には様々な子どもたちが居ます。

  • 転園してきた子
  • 休みがちで行事に参加出来なかった子

そのような子たちを無視して、あまりにエピソードを話し過ぎると良い印象が与えられません。バランスよくエピソードを含める事が、卒園式における園長の挨拶にとって大切でしょう。

園児が飽きない工夫も!

園児が飽きない工夫も必要です。例えば、冒頭の挨拶で「みなさん、こんにちは!」と園児たちに呼びかけて、返しを促します。「あれ?今日は声が小さいなぁ笑 じゃあもう一回いくよ、こんにちは!」とやっていけば園児たちも緊張がほぐれて、飽きずに興味を持って話を聞く姿勢を持ってくれるでしょう。

話の途中にも「みなさんは、小学校に行くのが、楽しみですか?」など、質問を投げかけたりして、園児たちの集中力を保たせるような話術も使うと園児たちがだらけないので良いです。

挨拶内容のポイント

挨拶のテクニックにおけるポイントを少しご紹介しましたが、卒園式においての園長先生が話す内容のポイントも下記にご紹介します。

  • お祝いの言葉を述べて、園児たちへお祝いのメッセージを伝える
  • 卒園する園児たちはどのような園児たちだったかなど、印象的な思い出を盛り込む
  • 保護者の方や来賓の方、園の先生方へのお祝いと感謝の気持ちを伝える
  • 園を巣立って、今後、園児たちに期待する事を伝える

園長先生が卒園式の挨拶で話す内容のポイントをご紹介しました。上記の内容を分かりやすく簡単に伝えながら、園児たちにも呼びかけつつ、飽きさせないようスピーチするのがポイントです。

挨拶の流れ

保育園や幼稚園における卒園式の園長の挨拶(祝辞)の流れも把握しておきましょう。

①自己紹介

卒園式における園長の挨拶をする際、まず始めに園長である事を自己紹介しましょう。基本的に司会の人から○○園長からのご挨拶という事でお声はかかりますが、それであっても「○○園にて園長をしております、○○です。」とひと言、冒頭に入れた方が丁寧な園長先生だと聞き手もしっかりと認識してくれます。

②園児や保護者への感謝とお祝いの言葉

挨拶のメインポイントです。園児と保護者たちへ感謝とお祝いの言葉を贈りましょう。

例文は後述しますが、この日を迎えられた事を本当に祝っているという気持ちを伝える事で相手から印象がよくなる事は間違いありません。

保護者に対するねぎらいの言葉を厚めにしておくと評判のよい園という事を認識してもらいやすいでしょう。

③新生活に対する希望の言葉

これから新しい生活になる園児たちに向けて希望の言葉などをかけましょう。小学校での新生活を想像してワクワクするような話を簡単に出来ると理想です。

④締め

最後にシンプルに挨拶を締めると良いでしょう。

園長の挨拶についてもっと深く知りたい方は…

卒園式においての園長先生の挨拶の流れについてご紹介しました。是非、参考にしてみて下さい。また、他のサイトも見てみる事もオススメします。一つのサイトの情報より複数のサイトを見る事で、園長先生の挨拶の流れについて理解が深まります。

理解が深まれば自分に置き換えてこういう流れにして行こうという判断がしやすくなります。一つのサイトだけを参考にすると判断材料が少ないです。複数のサイトを見て判断材料を増やす事をオススメします。

また、複数のサイトを見るメリットは沢山の情報の中から「この内容は、入れた方が良いな」などのように自分の状況に合う話の内容をチョイス出来る点とサイトには書いてないような話の内容のアイデアが思いついたりしする点です。独自のアイデアが出てきやすくなります。このように準備を進めれば完全に定型文のようにならず、独自の園長先生の挨拶が作成出来ますし、自分の言葉で祝辞を述べる事が出来ますので、園児や保護者や先生や来賓の方々に伝わりやすい挨拶が実現します。

卒園式における園長の挨拶の組み立て方

卒園式における園長の挨拶の組み立て方を例文をなぞりながらチェックしていきましょう。

まず、「年長組の皆さん。そして、保護者の皆さま」という感じで呼びかけるようにスタートして下さい。

そして、「この素晴らしき日に、無事卒園の日を迎える事が出来た事、心からお祝い申し上げます…」という感じで感謝の気持ちを強く伝えてあげて下さい。

また、来賓も必ず訪れている事から、「ご来賓も皆様におかれましても、ご臨席頂きまして誠に感謝いたします。」と労いの言葉をかけてあげるとよい印象を与える事が出来ます。

その後は、ちょっとした園児たちのエピソードを織り交ぜます。

エピソードを明るく簡単に伝える

卒園式における園長の挨拶の例文として、中盤は必ず園児たちとの思いのエピソードを織り交ぜる事です。

「入園したばかりの当時、お父さんお母さんに手を引かれ、ご両親から離れる事を嫌がり泣いてしまった子もいました」

など、入園式からの思い出を組み込みます。

「そんな可愛いあの子たちが、今は年長さんとなり、年下の子たちに優しく出来る立派なお姉さん、お兄さんになりました。」

など、成長を喜ぶような事を伝えてあげて下さい。

「運動会は、皆で手作りで一生懸命成功をする為に頑張りました」

など、行事もちょっとだけエピソードに漠然といれます。個人的な名前や細部にまで言及する必要はなく、そのような行事で皆が頑張りましたというイメージでしょう。

卒園式における園長の挨拶の締め

ある程度、エピソードを語ったら締めに入ります。

「さぁ、4月からは皆さんは小学生です。新しい場所へいっても、自分らしさを忘れず…」

など、今からやってくる新しい生活に希望が持てるような話をしてあげ、園児と保護者を明るく希望を持って送り出す言葉を伝えましょう。

【例文】

少しやわらかい感じの卒園式の園長先生の挨拶をご紹介します。

園児の皆さーん、こんにちは!みんなは、今日で◯◯園を卒園します!おめでとうございます!こうやって、皆さんと会えるのは、今日が最後です。今まで一緒に過ごしてきたみんなとお別れしなければならないと思うと、園長先生はとても寂しい気持ちで一杯です!

皆さんは、初めて◯◯園に来た日の事を覚えていますか?園長先生は、今でもはっきり覚えていますよ。皆さんは、とても小さくて、不安そうな顔をしていたり、泣いてばかりの子もいたのをよく覚えてます!でも、今はそんな事はないですね。これはみんなが、とても成長したからです。

みんなは、4月から小学生になります!小学校に行くのが楽しみですか?小学校でどんな事がしたいかな?小学校に行ったら、きっと、今よりもっとたくさんのお友達が出来るようになります!新しいお勉強や楽しい事もたくさんあります!

小学校に行くのが、みんな少し不安に思っているかもしれませんが、でもみんなは、大丈夫だと園長先生は思ってるよ!○○園でこんなに成長したみんなは、いろんなお友だちと仲良くして、楽しい毎日を過ごせると園長先生は信じています。

小学生になっても、たまには園長先生に会いに来て下さい!そしてさらに成長したたくましいみんなの姿を見せて下さい!園長先生は、とっても楽しみに待ってます!今日は、みんな、本当に、卒園おめでとうございます!

卒園式における園長の挨拶では簡単かつ心優しく祝辞を述べましょう!

卒園式における園長の挨拶は、緊張している園児や保護者、来賓の方の気持ちを和ませるよう、優しく語りかけるような口調で伝えて下さい。無理矢理感動的なスピーチはいらず、簡単にまとめるだけで心は十分伝わります。

ぜひ、今回の記事を参考にして卒園式における園長の挨拶を作ってみて下さい。