挨拶・マナー

入社式における役員挨拶の仕方について例文やポイントを紹介!丁寧な言葉選びでスマートなスピーチを心がけよう!



入社式では社長だけでなく役員のスピーチも求められます。新入社員のやる気に繋がるような役員挨拶の仕方について例文やポイントを紹介します。丁寧な言葉選びでスマートなスピーチを心がけると好印象です。

入社式を行う企業であれば、ほとんどのシチュエーションで入社式の中に「役員の挨拶」という流れが含まれています。新しく入社してくる方へお手本となるような、しっかりとした挨拶を行いたいところです。

入社式の役員挨拶を任された方で、挨拶をするのは初めて!という方の中にはどんな内容を話せばいいのか?どれくらいの時間話せばいいのか?など悩む事がたくさんありますよね。

入社式の役員挨拶とは?

入社式では、社長からの挨拶のほかに、役員からの挨拶がある事が基本的な入社式の流れとなっています。入社式の役員挨拶はこんな内容を入れて下さい。入社式の役員挨拶では、以下のような内容を必ず入れた挨拶文に仕上げて下さい。

  • 新入社員を歓迎する事ば
  • 社会人として、心構え
  • はげましの言葉
役員の挨拶では、社長が行う挨拶の内容にかぶらないよう、気を付けなければいけません。例えば、会社の基本的な理念・方針などは社長からお話される事が多いので、カットしておいて下さい。

入社式の役員挨拶の仕方の基本

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入社式の役員挨拶の仕方の基本構成は以下の通りです。

  1. 歓迎の言葉/自己紹介
  2. 社会人としての心構えについて
  3. 応援・はげましの言葉
  4. 終わりの言葉

上記のような流れで、挨拶文を考えるとスムーズで頭に入りやすい内容の挨拶文が出来ます。

入社式の役員スピーチの注意点やポイント

入社式における役員のスピーチがより良くなるように注意点とポイントをまとめたので事前にチェックしておいて下さい。

【スピーチの仕方のポイント①】挨拶の所要時間は1~2分が理想

入社式のプログラムは企業によって違いますが、基本的な流れは以下の順番で行われる事が多いです。

社長の挨拶→役員の挨拶→先輩社員からの挨拶

あまり長い内容になってしまうと、聞いている人に飽きられてしまい、せっかく考えた挨拶の内容も頭に入りません。社長の挨拶は少し長めになる事が多いので、社長の挨拶より短くなるよう、役員挨拶の所要時間は1~2分に収めておく事がおすすめです。

【スピーチの仕方のポイント②】体験談を自分の言葉で伝えると尚良い!

自分の入社したての頃のお話や、失敗談を簡単に伝えると、皆さんに伝わりやすい内容となります。

しかし、ここで注意しておきたい点が、お説教にならないように気を付けなければいけません。
「私は○○で○○のような失敗をしました。みなさんは私のような失敗をしないように、常に気を引き締めて、頑張ってもらいたい。」「ここで見本となる失敗談をしたからには、みなさんは同じ失敗をしないように!」など、不快と取れるような内容は避けて下さい。

あくまで、こういう事もあるけど、頑張ろうね!君たちの味方だから何でも相談してね!というような内容になるようにして下さい。もし、説教みたいな内容になってしまいそうであれば、体験談は省いても問題ありません。

【スピーチの仕方のポイント③】社長の挨拶と重複しないように考える

社長の挨拶で話すであろう内容は事前に省いておくと安心です。

  • 会社の理念や方針
  • 働くという事とは
万が一自分が話そうと思っていた事を社長に話をされてしまったら、その場でカットして、うまく繋がるように工夫しなければいけません。

【例文】入社式の役員挨拶

では、入社式の役員挨拶の例文を2つご紹介いたします!自身の体験談の箇所につきましては、参考にしつつ、必ず自分の体験談に置き換えて挨拶文を考えて下さい。

【例文①】入社式の役員スピーチ

「新入社員の皆さま、入社おめでとうございます。私は○○部の○○(役員名)○○と申します。

皆さんが見るからに優秀で、こちらも大変うれしく感じております。

早速ですが、ここで少し仕事に関しての心構えについて、お話をさせて頂きたいと思います。

皆さんにとって、仕事とはどういったものだと認識しているのでしょうか?きっと色々な考えをもって、この会社へ入社しているのだと思います。

私から皆さまに、仕事に対しての心構えでお願いしたい事は一つ!メリハリをつけて下さい。という事です。

仕事ばかりに気を取られて、プライベートをおろそかにしてはいけません。反対に、プライベートばかりに気を取られて、仕事をおろそかにする事もいけません。

上手に両立する事が、仕事に対しての心構えの中でも重要だと私は思っております。

仕事をしているときは、誠心誠意、全力で取り組む、プライベートでは、思いきり遊び、日ごろのストレスを発散する。

メリハリをつけた生活を、皆さんには心がけてもらいたいと思っています。

初めは慣れない環境で、戸惑う事や、辛いと感じる事もあるでしょう。そんな時は、皆さまの上司・先輩に遠慮なく頼って下さい。

そして、成長出来るよう、努力もして下さい。

皆さまが、この○○会社で立派に成長出来る事を心より祈っております。」

【例文②】入社式の役員スピーチ

「新入社員の皆さま、ようこそ、○○会社へ!私は、○○(役員名)の○○と申します。

○○会社への入社、誠におめでとうございます。これからわが社の一員として、一緒に頑張りましょう!

社会人として働く為には、責任感を持って働かなければいけません。

時には、責任の重さにくじけそうになる事もあるかと思います。私はここ○○会社に〇年務めさせて頂いておりますが、今でも、責任を持つ事に関して、難しいと感じる事があります。

そんな時、部下や上司に相談する事で解決してきた事が、たくさんあります。一人で考え、解決する事も、社会人として成長する為には、もちろん大切です。

しかし、周りに協力してもらう事で成長出来る事もあります。

あなたは一人ではありません。一人で出来る事には限界もあります。どうにもならない事、悩み事や不安になる事があれば、今から一緒に働く同僚や、上司・先輩に必ず相談して下さい。

そうすると、解決の道が開く事もあります。

これから、共に会社をさらに盛り上げる為には、皆さんの力も必要不可欠となります!

共に頑張っていきましょう!

入社式における役員挨拶では丁寧な言葉選びでスマートなスピーチを心がけよう!

会社役員の挨拶文には、必ず新入社員を歓迎するような内容を入れ、一緒に頑張ろう!という意気込みを入れる事がポイントとなります。説教や威圧的な態度は、ここの会社に入らなければよかった…と後悔させてしまう事にもなりかねませんので言葉選びは充分注意を払って下さい。

一緒に頑張ろう!私たちは皆さんを歓迎しています!という事を伝えると、今後の仕事への意気込みも強い物となります。入社後に役員と新入社員が関わる機会はなかなかありませんが、役員のスピーチが新入社員の心に残って仕事のモチベーションに繋がる可能性は大いにあります。