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元帳とは?書き方や作り方をわかりやすく簡単に解説!個人事業主の方は必見



元帳とは?書き方や作り方をわかりやすく簡単に解説!個人事業主の方は必見

企業はもちろん、個人事業主etcの方でも必要になってくるのが「元帳」と呼ばれている書類です。普段、なかなか元帳etcを作ってこなかったといった方や、これから自分で作るといった方にはハードルが高いようなイメージを与えます。とはいえ、はっきりと基本を押さえる事で、元帳を簡単に作れるようになります。元帳とは作り方や書き方をわかりやすく簡単に説明します。

元帳について

元帳を作る上で肝心になってくるのが、そもそも元帳とはどういった書類で、どういった役割を持っているか習得しておく事です。とくに意味がわからずに作っているとミスをしたり、トラブルの元になってしまう恐れがあるのです。

元帳とは何か?

元帳は、簡単にいえば会計帳簿の勘定科目毎の増減etcを記録しておく帳面のようなものです。元帳にはさまざまあるのですが、基本的には全ての取引を勘定科目毎に記録するといったポイントから、総勘定元帳ともいわれています。総勘定元帳は、基本的に仕分帳が必要になってくる為、総勘定元帳を作る場合は基本的に仕分帳を作るといった流れです。

総勘定元帳は仕訳帳と混合されやすい書類であり、どういった使い分けをすればよいかわからないといった声も少なくありません。総勘定元帳を作る上では、まず仕分帳を習得しておく必要が出てくるので留意したいポイントです。

元帳と仕訳帳の違いを習得

総勘定元帳と仕訳帳がほとんど一緒だと思い、作成をどちらか一方にしている方もいるかもしれません。たしかに、総勘定元帳と仕訳帳は基本的に業務に関連する何らかの増減を日々貴重する帳面です。とはいえ、総勘定元帳と仕訳帳は、その取引に関連するものの情報の整理方法に違いが出てくる事から留意しなければなりません。

総勘定元帳

特定の勘定科目に関する金銭の動きを把握しておきたい時に作らなければならない帳簿です。

仕訳帳

時系列で金銭がどのように動いているか知る上で作られる帳簿です。

総勘定元帳を作るポイント

仕訳帳は、基本的に日付準に並べられている金額やコンテンツを書き込んでいく為の帳簿です。いつ、何があったのか貴重していくと考えるとわかりやすいかもしれません。

一方、総勘定元帳の場合は左側と右側に二つの項目を作成しなければならない帳簿であり、基本的には左側に借方右側に貸形といった形で作られているべきなのです。少々専門的な知識かもしれませんが、元帳を作る上では基本的な知識となってくるので留意して作るように心がけて下さい。

元帳の種類を習得

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次に肝心になってくるのが、元帳の種類をはっきりと習得した上で作っていく流れです。標準式残高式といった二つの形式が存在しています。帳簿を作る際、これらどちらを作るかによっても変わってくる為、必ず習得しておく必要が出てきます。

標準式

元帳の基本となるのが、標準式です。標準式は、幅広い業種で使用されている元帳であり、個人事業主の方であれば多く利用されているかもしれません。まず、標準式のメリットは賃借がとても明確に作成出来る事から、簡単な帳簿として利用されています。

例えば、標準式の帳簿を作る場合はこれらが基本です。

  • 日付
  • 借方科目
  • 仕丁
  • 借方金額
  • 貸方金額

これらが記載されていれば、基本的には標準式としては問題ない帳簿になる為、細かな明細etcの取引がない方にとっては便利な元帳といえるかもしれません。

残高式

残高式は、貸借が明確ではないものの残高がすぐに把握出来る帳簿であり、現場ではこちらが利用されている傾向にあるのです。こちらに記載されている項目がこちらです。

  • 日付
  • 相手勘定科目
  • 摘要
  • 仕丁
  • 借方金額
  • 貸方金額
  • 残高
標準式と比較すると複雑ではあるのですが、残高式で元帳を作らなければならない業種や取引の方は覚えておくと安心です。

元帳の作り方

元帳は、ごく簡単な形で作ったい方にとってみれば問題なくスマートに作成出来る帳簿です。ここでは、もっとも簡単な作り方についてわかりやすく説明していきます。

元帳の簡単な作成方法

元帳を作る際、もっとも簡単な方法を見ていきます。まず、タイトルに総勘定元帳といった形でタイトルを入れます。そして、現金といった形で作ります。

項目が記載出来るように枠を複数、縦に作っていきます。もっとも左側に令和○年といった形で書き込める日付の欄を設けます。次には以下の順番で続きます。

  • 摘要
  • 仕丁
  • 借方と貸方
  • 残高

基本的には、これだけで問題なく作成可能です。もちろん、業種によってはより複雑なものを作らなければなりませんので、留意して作成出来るように心がけて下さい。

元帳の書き方

元帳を作る際、仕訳帳に作ったコンテンツをそのまま書き写すような形が必要になってきます。例えば、1月4日に販売するギターが5万円売れた場合を見ていきます。

その際、元帳の書き方はこのようです。まず、日付には1月4日と書いて、借方は現金で5万円です。次に、貸方には5万円を入力した上で摘要にギターといった形で書き込みます。ただし、現金ではなく売上といった形で作らなければならない事もあるのです。

この場合は、基本的には一緒なのですが、借方金額は空欄で貸方金額に5万円といった形で書き込むような流れです。また、支払手数料etcが発生している場合は借方に手数料を差し引いた金額を打ち込み、支払手数料といった形でそれを記入します。

わかりやすく簡単に仕上げる事で元帳が生きる!個人事業主の方は是非作ろう!

元帳は、どういった書き方で作られているかが肝心なポイントになってきます。一度複雑に作ってしまうと、後でトラブルになる事もあるのです。簡単な作り方や書き方でわかりやすく運用する為にも、留意しながら作って下さい。特に個人事業主の方は要留意です。