生活の中で、“面識のない方”に手紙を書かなければならないタイミングがあるかもしれません。知り合いはもちろん、多少面識がある方であればやり取りのハードルも下がりますが、全く相手の事を知らない場合、書き方に悩んでしまうかもしれません。面識のない人や会ったことない人への手紙の挨拶の書き方を文例を交えて解説します。
面識がない人や会ったことない人の定義
面識がない人。会ったことない人。何となくわかっているようで、どういった関係性なのかわからないという方も多いです。面識とは、お互いに顔を知っているといった意味合いで、どちらかが全く一方を知らない場合、“面識がない”と使う事が出来ます。
例えば、よくメディアに出ているAという有名企業の部長さんに手紙を出すとします。こちらはテレビやメディアで顔を知っているものの、接点がなかった場合、向こうはこちらを知りません。こういった関係性が“面識がない”と表現出来るシチュエーションとなります。
面識がない人や会ったことない人に手紙を出す場合の注意点
どのようにその宛先を知るかが重要です。面識がない方や会ったことない人に仕事や何らかのお礼の挨拶の手紙を出す際、その人の知り合い等に紹介してもらうのが一般的です。いきなり相手も手紙が来たら戸惑ってしまいますし、出来れば第三者を介した方がよいです。
“知り合いがアナタに手紙を届けたいそうだが、住所を教えて大丈夫か?”と、伝えてもらう事でトラブルを回避出来ます。
面識がない方や会ったことない人への手紙の内容
文面には注意しなければなりません。
- 頭語や結語を使う
- 手紙を出した事を詫びる
- 具体的な内容を伝える
- 要望を伝える
- 連絡先を書く
頭語や結語を使う
面識のない方や会ったことない人に手紙を書く際、頭語や結語を使うのが一般的です。頭語や結語というのは、“拝啓”や“敬具”で、書き出しにこれらを使うと丁寧です。
向こうはこちらを全く知らない上にいきなりおたよりが届くわけですから、本題に入ってしまうとマナーが守られていないと感じてしまいます。しっかりと丁寧な印象を与える為にも、頭語や結語は使うようにしたいところです。
手紙を出した事を詫びる
面識のない方や会ったことない人に手紙を出す際、大切な事はいきなり手紙を出す為“お詫び”の気持ちを書き記す事です。特に不利益なお願いでなければ謝る必要はないと思われがちですが、見知らぬ人からおたよりが届くと普通はびっくりしてしまいます。
以下のように、文頭の挨拶は丁寧な文面で書き出すように心がけて下さい。
- 突然お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい。
- 突然のお手紙。大変申し訳ございません。
具体的な内容を伝える
次は本文です。本文の内容は、抽象的ではなく出来るだけ“具体的”に書く事が求められます。なぜ面識がないのに手紙を出したのか、書かざる得なかった理由、どういった経緯で手紙を出すにいたったか。
こういった事を具体的に書く事で、読み手を安心・納得させる事が出来ます。自分がおたよりをもらう側だったらどう感じるか。これを大切にしながら書きます。
要望を伝える
手紙を書いた理由をしっかりと記載したら、要望もしっかりと記載して下さい。有名人のファンクラブへのおたよりでない限り、ただ一方的に手紙を出したい気分になった…という事はありませんし、マナーが疑われます。必ず最後に向こうに期待している事を書き出すようにして下さい。
- 相続の事であれば手続きしてほしい事
- 仕事の関係であれば進めてほしい事やお願い
連絡先を書く
基本的に面識のない方や会ったことない人への手紙の文末には、“結語”を入れて終わらせます。しかし、要望まで伝えている為、必ず連絡先を書くのがマナーとなります。手紙なので自身の住所も記載されていますが、住所のみだと返信の手紙をうながす事になり面倒をかけます。
- 電話番号
- メールアドレス
- SNS
上記のような手軽に連絡が取れる宛先を書くのがマナーといえます。
面識のない方や会ったことない人への手紙の例文
最後に面識のない方や会ったことない人への手紙の書き方の簡単な例文を紹介します。
拝啓 突然のお手紙を差し出した事、お許し下さい。
先日、父〇〇が○月○日に永眠いたしました。 父の相続人における書類を集めていた際、〇〇様が相続人である事がわかりました上、無礼ながらご連絡をいたしました。
ご連絡が遅くなりました事お詫び申し上げます。
つきましては、今後の手続きを進める上で一度、〇〇にご連絡頂けないでしょうか。
ご多忙の折お手数をおかけして申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。
敬具
日付 〇〇連絡先
面識のない方や会ったことない人への手紙は丁寧な挨拶を欠かさずに!
面識のない方や会ったことない人に手紙を書く場合、しっかりと丁寧に書く事が重要です。自分本位の文面ではなく、相手をしっかりと思いやれる内容である事が社会人としてのマナーです。