新型コロナウイルスが蔓延して数年経ちますが、未だ感染のスピードは落ちる事がありません。最近では、制限も減り動きやすくなってきてはいますが、コロナに感染したと会社を休む方も少なくはありません。そんなコロナ禍ならでは、以下のようなお悩みを持っている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
お中元や暑中見舞いや新年の挨拶やお見舞いメッセージなどは送らないほうが良いの?コロナ禍で役立つ挨拶文は?など、コロナ禍に役立つビジネスの挨拶文について例文や注意点を紹介します。
コロナ禍のお中元や暑中見舞い
コロナ禍のお中元や暑中見舞いについて悩まれる方もいらっしゃるかと思いますが、コロナ禍であっても通常通りお中元や暑中見舞いを送る事は問題ありません。ただし、お中元の場合、本来では直接渡すのがマナーとされていますが、感染予防対策として郵送で送るように心がけて下さい。
コロナ禍なので、郵送出来たからと【マナー違反だ】という方は早々いないでしょう。お中元や暑中見舞いの添え状の挨拶には、コロナ禍を踏まえ相手の体調や状況を気遣うような一言が添えられると良いですよ。
コロナ禍のメッセージの注意点
コロナ禍のメッセージで、注意しなければいけない点は以下のとおりです。
【メッセージの注意点①】間違った情報を話さない
コロナに関する情報は多々あり、その中には本当かどうか定かではない情報もたくさんあります。その情報の中には、誤って認識をする事によって危険にさらされる恐れのある情報もあります。コロナの情報について詳しく話す場合は、厚生労働省など公的機関が発信している情報を必ず確認してから発信するようにしましょう。
【メッセージの注意点②】忌み言葉は避ける
お見舞いメールや手紙をする場合は、忌み言葉や重ね言葉はNGです。これは、コロナだけではなく通常のお見舞いメールや手紙でも同じ事がいえますので覚えておきましょう。
- 長引く
- 終わる
- 消える
- 衰える
- 失う
- またまた
- 度々
- そろそろ
- 日々
- くれぐれも
日常的によく使う言葉でもありますのでつい使ってしまいがちですが、お見舞いメールや手紙を作成する際は注意しなければいけません。
【メッセージの注意点③】作成後にチェックを!
メッセージを作成後は必ず、以下のような点をチェックするようにしましょう。
- 誤字脱字の有無
- 重ね言葉や忌み言葉が入っていないかどうか(お見舞い挨拶の場合)
- 相手の個人情報は合っているかどうか
- その他おかしな言い回しなどがないかどうか
など。とくに、相手の氏名や住所などを間違えてしまうと失礼にあたります。会社名や住所は省略せずに正式名称で書くように注意して下さい。
【例文】ビジネスメールで役立つコロナ禍の挨拶文
ビジネスメールで役立つ、コロナ禍に関する例文は以下のとおりです。
【例文】コロナ禍で役立つ挨拶文の文頭
コロナ禍では、以下のような文頭が使えます。
- コロナ禍の影響が貴社に及んでおられるのではないかと心配しておりました。
- ◆◆の候 ◆◆様におかれましてはこのコロナ禍にあってご苦労も多いかと拝察いたしております。
- 新型コロナウイルスによる大きな影響で大変な状況では御座いますが、◆◆様を始め御一同様はお変わり無くお過ごしでしょうか
- 貴社におかれましては、未曾有の災禍とはいえ、一致団結し、この難局に立ち向かわれている事と存じます。
【未曾有の災禍】の意味は【未曾有】=これまで一度たりとも起こらなかったような、極めて稀な事態を意味しています。【災禍】は天災や事故によって受ける災の事をいいます。つまり【これまで起こらなかった極めて稀な天災や事故によって受ける災い】という意味になります。
【例文】コロナ禍で役立つ挨拶文の文末
- ◆◆様をはじめ、貴社従業員の皆さまにおかれましても、ご自愛のほど心よりお祈りいたしております。
- 毎日感染の不安があるとは存じますが、くれぐれもご自愛下さい。
- このような状況でありますが、貴社の皆様のご健康とますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
コロナ禍で役立つ文末では【ご自愛】という言葉がよく使われます。【ご自愛】とは【自分自身を大切にして】【健康に気をつけて】などの意味があります。文末は相手を気遣うような一文にするといいですよ。
【例文】コロナ禍で役立つ新年の挨拶の例文
件名:新年のご挨拶(株式会社◆◆ ◆◆部 ◆◆)
◆◆株式会社
◆◆部
◆◆様
あけましておめでとう御座います。
株式会社◆◆の◆◆です。
昨年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
本年もより一層のお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルスの一日も早い収束と◆◆様のご活躍をお祈り申し上げます。
~署名~
【例文】コロナ禍で役立つお中元の添え状の例文
謹啓
◆◆の候 貴社におかれましては益々ご盛栄の事と存じます。
平素は格別のお引き立てに預かり、厚く御礼申し上げます。
つきましては、日頃の感謝の印といたしまして、心ばかりのお品をお贈りいたしました。
本来であれば直接お伺いして挨拶を申し上げるべきところ、誠に失礼とは存じますがご笑納頂ければ幸いに存じます。
この状況が一日でも早く終息へ向かいます事と、皆さまのご健康をお祈り申し上げます。
謹白
【例文】コロナ禍で役立つお見舞いメール
弊社◆◆より、先日コロナにより入院されたと伺い、たいへん驚いております。
その後のご加減はいかがでしょうか。
とても熱心にお仕事に取り組んでおられる姿を普段拝見していた為、ご無理をしていたのではないかと大変心配です。
どうぞご無理なさらず、療養に専念なさって下さい。
また、なにかお困りの事が御座いましたら遠慮なくお申し付け下さい。
弊社一同、◆◆様の回復を心よりお祈り申し上げます。
なお、返信につきましてはお気遣いのないようお願い申し上げます。
コロナ禍に役立つビジネスの挨拶文を使いこなして暑中見舞いや新年の挨拶やお見舞いメッセージの手紙に役立てよう
コロナ禍の挨拶文では【未曾有の災禍】という言葉がよく使われます。コロナ禍ならではの、相手の体調を気遣ったような内容で挨拶文が作れると安心です。暑中見舞いや新年の挨拶やお見舞いメッセージの手紙を書くシチュエーションで役立ちます。
近年では新型コロナウイルスの影響で働き方に大きな変化があった企業もたくさんあります。そういった企業には特に、体を気遣うような一言を添えられるよう心がけましょう。