挨拶・マナー

取引先との付き合いでの「懇親会」のマナーのチェック項目をまとめました!服装や手土産やお酌の順番を守ろう!お礼も忘れずに!



取引先との付き合いでの「懇親会」のマナーのチェック項目をまとめました!服装や手土産やお酌の順番を守ろう!お礼も忘れずに!

取引先との付き合いでの「懇親会」のマナーのチェック項目をまとめましたので事前に確認しておくと当日安心して懇親会を楽しめます。服装や手土産やお酌の順番を守って好印象を取引先に与えると良いです。終わった後のお礼も忘れずに。

社会人は取引先との懇親会に参加する機会があります。取引先との懇親会は、よりよい関係構築や仕事上の会話などの目的で行われます。懇親会では食事やお酒を飲むシチュエーションが多いですが、友人や同僚との飲み会などとは違い気をつけるべきマナーが多いです。

懇親会の事前準備

懇親会を開催するなら、事前準備が大切になります。懇親会当日までに確認しなくてはならない事は意外と多いです。

確認事項は以下の通りです。

  • 日程調整
  • お店選び
  • 身だしなみ
  • 手土産の準備
  • 取引先のリサーチ
  • 取引先への連絡

【取引先との懇親会事前準備マナー①】日程調整

懇親会をするにあたって、まず初めにやる事は日程調整です。懇親会は取引先の方の大切な時間を割いてもらうという事を忘れずに日程調整を進めて下さい。日程調整は1ヶ月くらい前から進めるのが理想です。取引先に確認を撮るなら、候補日を3つ以上提示すると相手側が調整しやすくなります。

年末年始などは会食が多いシーズンの為、2〜3ヶ月前からの日程調整が必要になります。日程と併せて参加人数や時間帯なども確認して下さい。

【取引先との懇親会事前準備マナー②】お店選び

懇親会ではお店選びが重要になります。懇親会に使うお店は、参加人数や目的に応じて選びます。事前に取引先の方の好きな食べ物やアレルギーの有無などを確認しておくと、お店選びがスムーズに進みます。

具体的な確認ポイントは以下の通りです。

  • お店の雰囲気
  • 接客態度
  • 料理の種類
  • 隣席との距離
可能ならばお店の下見を行って下さい。お店の方に懇親会として利用する事を事前に伝えて協力してもらって下さい。下見の際には、トイレの位置や席までの通路などを確認しておくと当日スムーズに案内出来ます。

【取引先との懇親会事前準備マナー③】手土産の準備

懇親会の際には、感謝の気持ちを込めて手土産を渡して下さい。おすすめは日持ちする個包装のお菓子です。当日に焦って買わないように、事前に準備しておいて下さい。自分の出身地の名品や自社の近くで有名なお菓子などを渡すと喜ばれます。また、会話のきっかけにもなるのでおすすめです。

手土産を渡す際には、奥様やお子様になどと添えると相手が受け取りやすくなります。

【取引先との懇親会事前準備マナー④】身だしなみ

身だしなみは懇親会だけに関わらずビジネスマナーの基本です。第一印象が与える影響は大きく悪い印象を持たれてしまうと挽回するのは難しくなる為、身だしなみには特に気を遣って下さい。服装は暗い色のスーツが基本です。

自分が上司の立場であれば、少し明るめでも問題ありません。ワイシャツの色は、クリーンなイメージを与える白がおすすめです。女性であれば、スカートの丈は膝下にして下さい。

取引先の方よりも高級なものを身につけないように注意して下さい。ネックレスなどのアクセサリーはあまり派手な物ではなく、小ぶりで控えめなものがオススメです。

【取引先との懇親会事前準備マナー⑤】取引先のリサーチ

会食中は多くの会話をする必要があります。事前に取引先の方の情報をリサーチしておいて下さい。相手の趣味や家族構成などを知っておくと話題を広げやすくなります。もし取引先の方がSNSなどをやっているのであれば、そこから情報をリサーチするのがおすすめです。

話題のニュースなども見ておいて下さい。

【取引先との懇親会事前準備マナー⑥】取引先への連絡

懇親会の日程や場所が決まったら、なるべく早めに取引先へ連絡して下さい。連絡手段は、電話またはメールで確実に連絡して下さい。電話で連絡するシチュエーションでも、メールや書面でも連絡すると親切です。電話は情報の伝達ミスなどが起こりやすいので注意して下さい。

また、懇親会の前日などに再度確認メールをすると良いです。

懇親会当日のマナー

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続いて、懇親会当日のマナーを解説していきます。

  • 下座に座る
  • 聞き役に徹する
  • 乾杯のマナー
  • お酌をする
  • 取引先の方のドリンクが無くなる手前に注文
  • 節度を持って楽しむ

【懇親会当日のマナー①】下座に座る

懇親会では、取引先の方が「上座」、会食をセッティングした側が「下座」となります。いざ当日になると、上座や下座がわかりにくいケースが多いので、お店の下調べ時にお店の方に確認しておいて下さい。当日は思い通りの席次にならないケースがありますが、無理に座り直してもらう必要はありません。

自分が上座になってしまったら、「上座に座ってもよろしいでしょうか?」など一言言ってから座って下さい。また、料理が運ばれる順番は取引先の方からになるようにお店の人に伝えて下さい。

【懇親会当日のマナー②】聞き役に徹する

懇親会では、取引先の方との親睦を深める為に行われるものです。お酒を飲む事も多い為、普段は出来ないような話題で盛り上がる事もあります。自分の話をする事も大切ですが、まずは聞き役に徹して相手に気持ちよく話してもらって下さい。

お酒を飲みすぎて自分の話ばかりをしてしまわないように注意が必要です。

【懇親会当日のマナー③】乾杯のマナー

乾杯の時には、グラスを目上の人よりも下にして下さい。気にしないという方もいますが、グラスの高さに気を使わない人をよく思わない方も一定数いるので注意して下さい。グラスの下げすぎはかえって格好が悪い為、適度に下げるようにして下さい。

また、乾杯時には勢いよくグラスをぶつけないように気をつけて下さい。

【懇親会当日のマナー④】お酌

懇親会ではお酌をする機会があるのでマナーを確認して下さい。お酌は主賓や上席など立場が上の人から順番にまわるのがルールです。会社によっては、パワハラやセクハラの観点からお酌を禁止している可能性もあるので事前に確認しておくのが安全です。

【懇親会当日のマナー⑤】取引先の方のドリンクが無くなる手前に注文

懇親会中は取引先の方のドリンクがどれくらい残っているのかを常に確認しておいて下さい。取引先の方のドリンクが残り4分の1程になったら、「次の飲み物はどうしますか?」と聞くといいです。取引先の方のドリンクが無いという状況にならないように気をつけて下さい。

また、ドリンクを聞く際にはメニュー表を合わせて用意しておくと親切です。メニューに迷っている際に、サッとメニュー表を出すと相手からは「気を使えるな」と思われるかもしれません。

【懇親会当日のマナー⑥】節度を持って楽しむ

まず当たり前ですが、浮かれて酔い潰れるのはNGです。会社の代表として参加している事を忘れずに節度を持って楽しんで下さい。また、懇親会なので仕事の話ばかりにならないように気を付けて下さい。仕事中には話せない少し砕けた会話をするのがポイントです。

【懇親会当日のマナー⑦】懇親会後はお礼の連絡を

取引先との懇親会の翌日には必ずお礼の連絡をして下さい。ビジネスや仕事上での懇親会の為、礼儀正しく律儀に連絡をするのがマナーです。懇親会終了時にお礼の挨拶をするのは当たり前ですが、翌日の朝一の連絡も忘れずに行って下さい。

しかし、懇親会の翌日が休日のケースの連絡は、かえって迷惑になってしまうので注意して下さい。また、次回会った際にも「先日の懇親会、ありがとうございました。」などと伝えると良いです。

取引先との付き合いでの「懇親会」のマナーを守ってお礼も忘れずに!

懇親会を成功させる為には事前準備と当日の細かい気遣いが重要になります。懇親会は取引先と親睦を深める大きなチャンスです。常に相手は何をして欲しいのかを考えて行動して、相手に楽しんでもらって下さい。仕事上での懇親会という事を忘れずに、相手に失礼のないように節度を持って行動する事が大切です。

細かい所にはなりますが、手土産や服装やお酌の順番もスマートに守れていると更なる好印象を与えられます。また、懇親会後にはお礼の連絡を忘れないようにして下さい。