一般的な会社であれば、ビジネスシーンは革靴やパンプス、ヒールを選択しろといわれます。スーツで行動する事が多い業種であれば必須ですし、オフィスカジュアルであっても女性はスニーカー禁止といった会社も少なくありません。さて、そんな中職場内だったらサンダルなどに履き替えても良いか悩んでいる人もいます。ビジネスマナー的にサンダルは可能なのか、会社における靴のビジネスマナーを男性と女性別に解説します。
サンダル自体は問題ない可能性がある
一般会社の方でサンダル姿での営業はまずあり得ません。上から下までスーツでビシッと決めているのにもかかわらず、足下だけは近所をうろつくようなサンダル姿はビジネスマナーとしては違反です。とはいえ、ここまで来るとビジネスマナーとしてではなく常識の問題になります。
その為、基本的にはこういった行動を取る方はいないです。そもそも、ビジネスシーンでサンダル自体は禁止されているわけではなく、法律違反でも何でもありません。革靴でなければならないといった法律もありませんし、本人がサンダルで出勤したいのであれば、それは自由です。
そもそも論として、サンダル自体を履いて出勤したり仕事を行うのはモラルので問題であり、違法性はないといった部分だけは理解しておいて下さい。
サンダルがマナー違反になるケース
サンダルの着用自体は違法でもなんでもありませんが、ビジネスマナーとして禁止されているケースがあります。例えば、会社規定に革靴やヒールシューズでなければならないと記載されており、サンダルなどの着用はNGとなっていれば社内規定に違反してしまう事になります。
そもそも、社内規定で違反と記載されている限り、どんなへ理屈を並べたとしても違反は違反です。その為、どうしても着用したい方は何かある前に社内規定を一度確認しておく必要があるかもしれません。
サンダルがOKになるケース
上記でもお伝えしているように、サンダルでのビジネスは違法にはなりませんが、モラル的にNGとなる事がほとんどです。その為、社内規定でNGとなっているケースも多いです。
オフィスの中は誰もやってくるわけではありませんし、そこで何か特別な会議などが開催されるわけでなければサンダルで作業したいといった方は少なくないはずです。一度、周囲を見渡してみて着用している方がいたら、その方にならってみるのも一つの手段です。
サンダルを着用するケースの心得
社内規定でOKになっているからといって、何も考え無しに着用するとトラブルに発展してしまう可能性があります。自分としては何も違反はしておらず、自由に仕事しやすいからといった理由でサンダル着用を求める事もあります。
しかし、サンダルの着用について最低限のマナーだけは守るべきといった意見も少なくないのです。サンダルの着用における心得について解説します。
来訪者があるシチュエーションでは避ける
まったく外部の人間がやってこないといったオフィスであれば別ですが、来訪者が頻繁に訪れたり、あまり来なかったとしても打ち合わせにやってくる予定があるケースなど、こういったシチュエーションでのサンダルはおすすめしません。
もし、こちら側がしっかりとスーツで決めてきているのに、取引先に出向いたら相手がサンダルでやってきた…といったケース、少し拍子抜けしてしまいます。
周囲の人が履いていない
サンダルが社内規定でOKだったとしても、周囲の方が着用していないといった事もあります。そういった状況の場合、社内規定的には問題ないものの、ビジネスマナーとしてサンダルはあり得ないと思っている方もいるかもしれません。
つまり、こういった方がいた場合はサンダルで仕事をしている姿に違和感を覚えており、裏で常識がないと思われてしまう可能性があるのです。当然、社内でイメージを下げれば仕事がしにくくなりますし、大切な仕事を振ってもらえないなど“窓際族”になりかねません。
自分の意見を押し通すのではなく、周囲の雰囲気に合わせた行動をする事も求められます。
サンダルを着用する場合の対処法
社内でサンダルを自由に着用出来る環境である事がわかったとしても、対外関係を考えた利用が必要です。サンダルを着用する場合の対処法について考えます。
無難なデザインを選ぶ事
サンダルと一口にいってもその種類はさまざまです、自宅で利用するようなカジュアルなものもあれば、デザイン性が高いもの、一見サンダルには見えないようなデザインのものなどさまざまです。
仮に、ビジネスマナーを守って着用したいのであれば、出来るだけ無難なデザインで地味なものを選ぶ必要があります。男性であれば黒や茶のシックな色合いで素材も綿やレザーがおすすめです。女性であればかかとにストラップがついてたり、色も派手過ぎないものを選びたいところです。
以下のデザインはNGです。
- ふわふわの毛皮がついている
- キャラクターもの
- ファッション性が高過ぎるもの
オフィスカジュアルファッションは会社で周囲に気を遣った上で！
ビジネスでサンダルを使うなら、周囲に気を遣う事が重要です。オフィスカジュアルという言葉があるものの、会社や職場の風土を極端に見出してしまうような履物は避けるのが無難です。デザイン性はもちろん、見ている相手が不快感を抱かないかなど、さまざまな側面から考えて下さい。
