卒部式や部活動のお別れ会で、卒業生の保護者が参加をするケースでは「顧問へお礼の言葉を添えて手紙・メッセージを贈りたい!」と、手紙・メッセージの作成をお願いされる可能性もあります。いざお礼の言葉を考えようとすると書き方に戸惑って分からないという人もいらっしゃいます。部活顧問・お世話になったコーチへメッセージ・手紙を保護者から贈るケースの書き方・文例を紹介します。
部活顧問・お世話になったコーチへ送る手紙・メッセージとは?
これまで部活動でお世話になったコーチ・部活顧問の先生へ、保護者から感謝・お礼の気持ちやねぎらいの言葉を伝える為に贈るプレゼントです。
顧問へ贈る手紙・メッセージには、感謝の気持ちやねぎらいの言葉だけではなく、これまでの子供との部活を通した思い出話も入れると、深みのある感動的で素敵なメッセージに仕上がります。
部活の顧問へ送る手紙・メッセージの書き方のポイント
書き方のポイントは以下の通りです。
枚数は?
思い出が多ければ多いほど、手紙・メッセージの枚数も増えていきます。
多いと迷惑でないか?反対に内容が薄すぎても良くないのでは?と、枚数を気にされている人もいらっしゃるかと思います。
枚数は少なくても以下の枚数に収めるとまとまりが良い読みやすいです。
- 便箋・・・2~3枚
- A4用紙・・・1枚ほど
手紙の用紙は?
用紙に決まりはありませんが、基本的には便箋がおすすめです。
柄は自由で、無地でもかわいい柄が入った便箋でもOKです。
用紙選びで注意したい点は以下を避ける事です。
- 「メッセージカード」のようなちょっとしたもの
- メモ用紙
- ルーズリーフのような穴が開いている用紙
手紙・メッセージを渡すのであれば、お手紙用の用紙を使って下さい。
手書き?印刷?
中には、字に自信がないからパソコンで書こうかな?と考えている人もいらっしゃるかと思います。
ですが、お手紙・メッセージであれば手書きが好ましいです。
同じ言葉でも、手書きで書くのとパソコンで打ちこんだ文字とでは伝わり方が全く違います。
貰った側も手書きの方が嬉しいと感じる人も多いですので、ゆっくりと心を込めた手書きで書くように心がけて下さい。
部活顧問へ手紙・メッセージを渡す方法
出来れば直接渡すのが好ましいです。
必ず封筒に入れて、直接渡す事が出来る人は直接渡しに行って下さい。
手紙・メッセージを渡す時の注意点
必ず封筒に入れて渡して下さい。
この時、封筒には宛名と差出人を書いておきます。
忙しくてバタバタしている先生が紛失してしまわないように配慮して下さい。
部活の顧問へ送る手紙・メッセージの注意点とは?
注意点は以下の通りです。
渡すタイミング
卒業式当日までに渡すのがベストなタイミングですが、あまり学校に行く機会がない人の方が多いかと思います。
どうしても、渡すタイミングが無いという人は、子供に手紙・メッセージを渡して代わりに渡してもらって下さい。
しかし、この方法だと子供が他の事に夢中になって「渡すのを忘れていた。」「失くしちゃった。」「落とした」という予期せぬトラブルになる可能性もあります。
子供に渡してもらうのは最終手段にして、どうにか渡すタイミングが無いかタイミングを伺っておいて下さい。
誤字脱字に注意
手書きで良くあるのが、誤字脱字です。
感謝の気持ち・お礼の言葉を伝える手紙・メッセージですので、贈った相手は多少の誤字脱字に関しては気にならないという人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、印象はあまり良くはありませんので、完成した後は一度チェックして、不安だなと思うポイントは調べて合っているかのチェックも大切です。
部活顧問・お世話になったコーチへ送る、保護者からの手紙・メッセージの例文
拝啓
冬の厳しい寒さも和らぎ 徐々に春の温かさが感じられ いよいよ春めいてまいりました。
先生には、6年間(3年間)○○部の顧問として、ご指導頂きまして心より感謝いたしております。
多感な時期で、ご迷惑をおかけする事も多々ありましたが、時に優しく、時には厳しくメリハリのある指導をして頂いたおかげで、○○(子供)も一回り成長出来たと思っております。
信頼の出来る仲間も増え、みんなで力を合わせて目標へ向かって日々努力を積み重ねるというこれから必要な経験を、○○部を通して学ばせて頂きました。
○○先生が○○部の顧問の先生で、本当に良かったと、親子ともども感じています。
これからの人生まだまだ長く、きっと○○には楽しい事だけではなくつらい事、時には大きな壁が立ちはだかる事、たくさんの試練が待っています。
そんな時、○○先生から学んだ事、そして○○部の仲間から学んだ「絶対にあきらめない心」を思い出し、より一層たくましく成長していってくれる事を、切に願うばかりです。
最後になりましたが、○○先生の今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
敬具
部活顧問・お世話になったコーチへ送る、生徒から寄せ書きメッセージの例文
○○先生、〇年間私たちのご指導本当にありがとうございました。
先生から言われた○○という言葉は、今でも忘れられず、私の中では一番の名言になりました。
今後は、新しい学校で私も頑張っていきますので、先生も体には気を付けてこれからも頑張って下さい。
○○先生、これまでたくさん反抗したり、生意気言ったりしてきたのに、見捨てず最後までご指導頂き、本当にありがとうございます。
入部してすぐの頃、みんなと進みが遅くて自暴自棄になっていたときでも、先生はあきらめず、「○○は絶対に出来る!」と練習についてくれていたおかげで、ここまで上達出来、○○大会でもレギュラーとして出て、優勝出来ました。先生は、私にとって恩人です。
これまで教えて頂いた事をこれからも糧に、頑張ります!
本当ありがとうございました。
部活顧問・お世話になったコーチへのメッセージ・手紙は自然体でお礼の言葉を述べればOK!
部活顧問・お世話になったコーチへ贈る保護者からの手紙・メッセージでは、主に顧問の先生にお礼を伝える書き方で仕上げるよう心がけて下さい。
「感動させられるような内容にしたい」と、あまり意気込んで考えていると、行き詰ってしまいますし、感動して欲しい気持ちが溢れてしまい、反対に内容が伝わらなくなってしまう文章になってしまう事もあります。
手紙は自然に感動出来るよう、伝えたい言葉をそのまま伝える書き方を心がけると良いです。