挨拶・マナー

防災訓練における挨拶の例文をご紹介!自治会や町内会や小学校で欠かせない!



防災訓練における挨拶の例文をご紹介!自治会や町内会や小学校で欠かせない!

近年、防災への関心が非常に高まっています。そのような意味からも、形式的に行なわれていた防災訓練に力を入れている町内会や自治会、マンション、小学校etcが増えてきているといわれています。さて、そんな防災訓練にて挨拶を任される事etcもあるでしょう。そのような時、どのような内容の挨拶をすればよいのでしょうか。この記事では、シチュエーションも踏まえながら、防災訓練時の挨拶の種類やポイントや例文をご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。

防災訓練の挨拶とは?

まず、防災訓練の挨拶について考えていきましょう。

防災訓練とは、何らかの災害が訪れた時に集団が規律正しい行動が出来るよう訓練しておくものであり、自らや集団の命を守る為の訓練と位置付けられています。小学校や中学校や高校etcの学校単位や自治体や町内会と地域によって、なるべく狭いコミュニティで行う事を良しとしています。実際に災害が起きた想定で訓練を行います。

消防隊員の方は、災害の現場を実際に体験する機会も多く知識も豊富なので、災害の恐ろしさを熟知しています。挨拶をする際はある程度の緊張感、そして災害の恐ろしさetcを伝えて参加者の防災意識を高めるような内容にすると良いでしょう。

皆、遊びに来ているわけではありません。砕け過ぎたラフな挨拶は悪印象を与えます。ですが、逆にあまりにも固すぎる挨拶は参加者が聞く耳を持ってくれません。適度に明るく、大きな声でゆっくりと簡潔に挨拶するのがポイントです。

挨拶の内容は、参加者の身が引き締まるようなものにすると良い印象を持たれるでしょう。

防災訓練における挨拶の基本的な流れ

挨拶・マナー、防災訓練、テンプレート

例えば、地域の自治会や町内会で行なうと想定して挨拶の基本的な流れについて説明します。

挨拶①:参加に対するお礼

まずは、「町内会の皆様、おはようございます。本日は防災訓練にご参集頂き、有難うございます。」と、どのような人が集まっているのか、そして参加してくれた方に感謝の意を示して下さい。

挨拶②:詳細を説明

「本日は、○○消防隊員さまの皆様にお越し頂きまして、直接災害時の指導をうける内容となっています」etc、どのような災害訓練が行なわれるのかを具体的に伝えて下さい。今から、どんな訓練が誰の指導のもとに行なわれるのか知っているだけでも、参加者の安心感を高める事が出来ます。

挨拶③:災害に対する意識を高めるコメント

そして、「災害は恐ろしいものです。被害の拡大を防ぐ為に、真剣に取り組んで頂きたい」と、参加者の身が引き締まるような、しっかり参加しようという意欲が沸くようなコメントをしましょう。

挨拶④:想定するシチュエーションの説明

最後に、どんなシチュエーションを想定しているのか伝えれば良いでしょう。

挨拶@マンション

近年、タワーマンションetcの大型マンションに多くの人たちが住むようになりました。このような集合住宅の1階部分に住まわれている方は地面が近いので階段ですぐに建物の外に避難する事が可能です。一方、高層階にお住いの方の場合は一歩間違うと逃げ遅れたり、災害の被害に直接あってしまう事になるかもしれません。このような事態を避ける為、マンション全体で行なわれる事もあるようです。

例文1:挨拶@マンション

マンションでの防災訓練でも挨拶を任される可能性もあります。

挨拶をする場合、以下のような立場の方が担当になるケースが多いです。

  • 管理人
  • マンション内の自治会の会長

対象の方は例文をチェックしていきましょう。

①参加へのお礼

例文

本日はお忙しい中、○○マンションの防災訓練にご参加頂き誠に有難うございます。

参加者へのお礼の言葉を述べましょう。

②自己紹介

例文

私、○○マンションの自治会長をつとめています、○○号室の○○でございます。

このように自分の所属etcを伝えましょう。

③参加者の士気を高めるメッセージ

例文

近年、災害が多くマンションに居住されている方の災害被害も多く報道されるようになりました。(続く)

近年の災害の実例を挙げながら、参加者の士気を高めていきましょう。

④訓練の説明

あとは、他の防災訓練と同じように誰がどう指導するのか、そしてシチュエーションを伝えればきれいにまとまります。

例文2:挨拶@マンション

他には、どのような例文があるか見てみましょう。

例文

本日はお忙しい中、◯◯マンションの防災訓練にお集まり頂き有難うございます。私は自治会長の◯◯と申します。

昔から言われているように「天災は忘れた頃に来る」「備えあれば憂いなし」という諺があります。地震etcの天災は、いつやってくるか分かりません。やはりいつ災害が起きても対応出来るように準備をしておく事が大事です。

災害時に的確で迅速な対応がが出来る「行動の仕方」を本日の防災訓練で学び、本日の経験が皆様の心強い「備え」になります事を願ってご挨拶といたします。くれぐれも怪我のないよう実地して下さい。

このようにマンションの住人だけでを行う場合もあります。その際は、マンションの組合長etc、長的な方が挨拶をする場合が多いです。実際にマンション単位で行なっていないと、本当に災害が起きた時にパニックになってしまうでしょう。是非、防災訓練をなるべく狭い地域で行い、実際に災害が起きたらどのような行動を取るか確認し合っておいて下さい。いざという時にチームワークが発揮できるようにあらかじめ準備しておくと災害の被害も最小限に押さえられます。

挨拶@小学校や中学校

小学校や中学校や高校で実施する場合もあるでしょう。このような場合、数多くの生徒が参加する事はもちろん、教員etcも参加する事から簡単過ぎるスピーチだと良くありません。

さらに、集団行動になる事から、一人でも輪を乱すような事があってはなりません。なので、気を引き締めた内容で挨拶をする事が求められます。参加者は子どもたちなので退屈してしまったり、真剣に参加しない子も多いでしょう。そのような子どもたちが真摯に参加するような気持ちになる挨拶を考えましょう。

基本的には自治会や町内会で行なう挨拶をベースにして良いですが、「災害が起こった時、自分の身は自分で守るという事を覚えてほしい」というように、しっかりと防災意識を参加者の学生たちに植えつける事が大切です。「天災は忘れた頃に来る」といったように、地震や台風、津波etcがどのタイミングでやってくるかわからない。だからこそ、その時だけの対処ではなく、今その時がやってきているという事を覚えておくべきという事を伝えると心に残りやすいでしょう。

例文:消防署の人の挨拶

例文

本日は、防災訓練にご参加頂き、有難うございます!訓練を担当している、◯◯消防署の◯◯です。

テレビや新聞etcで報道されているように、災害は他人事ではありません。災害というのは、いつ起こるのか誰にも予測のつかないものです。ですから、いつ災害が、起こっても対応出来るように、日頃からの訓練が、非常に大事です。

本日の防災訓練は、地震が起こったという想定で実施しますが、実際にに地震が発生したという気持ちでご参加頂き、危機に対するノウハウを習得して頂ければと思います。

よく、実際に災害が起きた時はちゃんと出来ると思われる方が多いですが、このような訓練を真剣に取り組んでいかないと実際に災害が起きた時に動けません。皆さんの真剣さが伝わるまで何度もやりますので、ご理解の程、宜しくお願いします。

小学校や中学校や高校における挨拶の例文をご紹介しました。まだ子供の部分が残る学生なので、真剣味が足りない参加者も少なくないでしょう。

訓練の目的は、災害が本当に起きた時にどのような行動を取るかという事を理解してもらう事が目的です。なので、多少強引にでも真剣さを伝える事も大切かもしれません。

例文:生徒代表の挨拶

生徒代表の挨拶が、終わりの挨拶になる場合もあります。

小学校や中学校や高校での生徒代表の挨拶の例文を紹介します。

例文

○○消防隊員のみなさん、今日は、貴重な時間の中、我が○○中学校に来て頂き、防災訓練の目的や重要さ、万が一の災害の際に、どのように動けばいいのか、とても参考になりました。

今日の経験を忘れずに、もし地震etcの災害が起きても、冷静な行動で、何が起きても迅速に避難する事が出来ると思います。全校生徒を代表して、深く御礼申し上げます。

生徒代表 ○○○○

指導をして頂いた消防署の隊員の皆さまに感謝を伝えましょう。そして今日学んだ事の要点を感じたままに伝えると良いでしょう。

例文:終わりの挨拶

訓練後に、必ず終わりの挨拶があります。終わりの挨拶は大体、消防署の偉い方だったり学校で防災訓練をした場合は、校長先生や外部の偉い方が対応する場合もあります。

それでは、終わりの挨拶の例文をみてみましょう。

例文

◯◯中学校の皆さん、本日の防災訓練にご協力頂き、有難うございました。このような訓練は、本番を想定してする事が大事になってきます。そんな中、意識高く、皆様に真剣に取り組んで頂いたおかげで、1人のケガもなく、無事に今回の防災訓練を終える事が出来ました。

例文

今日の経験を忘れないで下さい。万が一の災害の時に、今日の経験が役立つ事を心から願っています。最後に、この日の為に準備や指導をしてくださった消防署の皆様にお礼を申し上げます。本日は皆さま、有難うございました。

防災訓練の挨拶は参加者の士気を高めるのがポイント!

どのようなシチュエーションであっても、防災訓練の挨拶は真剣に行なう事が大切です。参加者の中には面倒くさがったり、遊び半分で参加している方もいるかもしれません。一人一人を是正する必要はありませんが、挨拶時に災害の怖さを伝え、この防災訓練が命を守る非常に大切な取り組みであると真剣に伝えるような内容が重要になってくるでしょう。ぜひ、防災訓練の挨拶に力を入れて下さい。