書き方・例文

近火見舞いとは?金額の相場やのしやお返しはどうすればよいのかという基本的マナーと例文を紹介



近火見舞いとは?金額の相場やのしやお返しはどうすればよいのかという基本的マナーと例文を紹介

日本ではいろいろな「お見舞い」がありますが、あまり知られていないのが「近火見舞い」です。なぜなら、日本では火事を経験する人が少ないためです。近火見舞いとは?金額の相場は?のしは付ける?もらったらお返しはどうすれば?など、お悩みの方も多くいらっしゃいます。近火見舞いについて、例文も交えて解説します。

近火見舞いとは

近火見舞いとは、火事が起こったが延焼を免れた家主に送る見舞いのことを「近火見舞い」と言います。簡単に言うと、近所で火事が発生していたが、直接火元となっていたわけではなく、被害もほとんど無かった場合に「近火見舞い」を行います。

読み方は「きんかみまい」です。
類焼の場合は「類焼見舞い」と言います。延焼とは、火事が火元から更に他へ焼けうつっていくことを言い、類焼とは他から出火した火事のことを言います。

出火状況によって見舞いの種類が異なるので、正しい方を選ぶようにしてください。

近火見舞いは必要?

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どこまでの人間関係のケースで渡せばよいのかと頭を抱えてしまう人も居るかもしれません。目安としては、毎日挨拶を交わしているなど「知り合い以上」であれば渡すと無難です。

そもそも近火見舞いの存在について知っている方も少ないので、もらった人が「被害もないのに頂いてもいいものなのか?」と驚いてしまう事もあります。「御見舞」はあくまで気持ちなので、それほど親しい相手ではない場合無理してする必要は無いです。

近火見舞いの基本的なマナー

近火見舞いの基本的なマナーは以下のとおりです。

近火見舞いを渡すのはいつ?

相手の近所で火事があったと知らされた際に、まずは安否確認をします。安全を確認できた後に、できるだけ早く持参するといいでしょう。遠方の場合は、すぐに伺うことができないかと思います。その場合は現金書留で送る方法もあります。

何も被害が無かったとはいえ「火が燃え移るのではないか」と不安になったり、避難に対してのストレスなど、家主は心身共に疲労しているかもしれません。近火見舞いを渡す際には、身体を気遣うような言葉をかけて、最後に「できることがあれば言ってください」などの一言を沿えて渡すようにすると尚良いです。

近火見舞いの金額相場

近火見舞いの金額相場は3,000円~5,000円と言われています。火事のように被害が大きいわけではないので、たくさん包む必要は内容です。気持ちでそれ以上包みたいという方もいらっしゃるかと思います。もちろん金額の上限はありませんが、気を使わせてしまう金額を入れるのは避けて下さい。

封筒のマナー

  • 水引きは不要
  • のしは不要
  • 白封筒を使う

近火見舞いの封筒のマナーは上記のとおりです。

水引きは不要

水引きには「お祝い」という意味が込められています。近火見舞いに水引きを使うと近場で火事が起きたことを「祝っている」という意味になってしまいますので、不適切です。

のしは不要

のしには「伸ばす」という意味があり火事の被害が長引くように…という意味になってしまうので不適切です。

白封筒を使う

最後に、白封筒ですが赤色の封筒は火事を連想させてしまうので、近髪見舞いに赤の入った封筒は使用できません。そして、茶封筒は大切な書類を送る際に使用される封筒なのでお見舞いの封筒には使用できません。白封筒で郵便番号などの枠が無いものを選びましょう。

近火見舞いの封筒に入れるものは現金以外NG

近火見舞いの封筒に、現金以外を入れるのはマナー違反とされています。商品券や図書カードなどを渡したいという場合は、お店で用意されている包をそのまま渡すようにしましょう。

近火見舞いを郵送する場合のマナー

近火見舞いを郵送する場合は、封筒に手紙を入れることがマナーとされています。近火見舞いを直接渡す場合は、口頭で言葉をかけることができるので不要ですが、郵送で送る場合は直接声をかけることができません。その代わりとして、相手を気遣うような内容の手紙を入れておくと安心です。以下のような抽象的な言葉を選んだ表現をするようにしましょう。

  • この度は思いがけないことで…
  • 近場で火事が起こったとお聞きしまして…
よく使ってしまいがちなのが「不幸中の幸い」という言葉です。「不幸中の幸い」は自身に対して使う言葉であり、相手に使う言葉ではありませんので使用しないよう注意が必要です。

近火見舞いの封筒の書き方

近火見舞いの封筒の書き方は以下のとおりです。

  1. 封筒の上半分に「近火御見舞」と書く
  2. 封筒の下半分に氏名を書く

氏名は「近火御見舞」の文字よりも小さな字で書くのが正しい書き方なので、「近火御見舞」の字はある程度大きく書くようにしてください。

近火見舞いのお返し

近火見舞いのお返しについて、お返しは一般的に必要ないと言われています。直接あった際にお礼を伝える程度にして、遠方などからお見舞いをしてもらった場合ははがきや手紙などでお礼の言葉を伝えるようにしましょう。

例文

例文

この度の近火の際には、ご親切なお見舞いをいただきましてありがとうございます。お陰様で類炎は免れ、家族一同無事に過ごしております。本来であればお礼に伺うべきところではございますが、略儀ながら書面にてお礼申し上げます。

手書きではなく、PCなどを使って作成しても問題ないとされていますが、手書きのほうが気持ちが伝わりやすいと言われているのでおすすめです。

適切な金額やのしの使い方をわきまえて近火見舞いを渡そう!

近火見舞いは、近所が火事になったけど延焼は免れたという人に対して渡すお見舞のことを言います。封筒は水引きやのしは使わず、真っ白な封筒を使用するようにしてください。被害が無かった場合にするお見舞なので、お見舞金の金額は最低限の3000円~5000円で問題ありません。また、関係性によってはそれ以上包んでも問題はありません。

しかし、気を使わせてしまうほどの額を包まないように気をつけましょう。お返しは一般的にはしませんがマナーとしてお礼を口頭やメール・手紙などを使って伝えるのがマナーです。