カウンセリングシートはリラクゼーションエステやボディメイクジムをはじめとする様々な業種で大活躍な書類で、より良い事業にする為には欠かせないものです。特に事業を始めてすぐの方の場合、カウンセリングシートの作成方法が分からないケースもあります。どんな項目を作れば良いのか?どんな事を書いてもらえばいいのか?カウンセリングシートの作り方や書き方を解説します。
カウンセリングシートとは?
カウンセリングシートは、リラクゼーションエステやボディメイクジムなどでお客様情報(名前や性別など)を始め、健康状態や悩み、要望、なぜこのお店を選んだのかなど、お客様がお店に対して求めている事を的確に予測する為に記載して頂く用紙の事を言います。新規の方はもちろん、継続してきて頂いている方にもカウンセリングシートを定期的に記入してもらう事で、お店に来始めた頃から今までの変化や今後の目標、より良いお店つくりをする為にはどうすれば良いのかなど、今後の課題が見えてきます。
カウンセリングシートを作る目的
カウンセリングシートはリラクゼーションエステやボディメイクジムなどで「お客様の事をよく知る為」に作成されます。来店した人に急に「では始めますね!」とサービスを始める事は難しい業者もあります。例えば、ネイルサロンやリラクゼーションエステサロンは、アレルギーの有無や施術をする上で気になる事、気をつけてほしい事などを事前に聞いておかなければ大きなトラブルに発展する事もあります。
派手な物が好きなおしゃれなお客様に、地味な物を勧めても良いと思ってくれるはずはなく「このお店は私とは合わないからもう来ないでおこう」とお客様を遠ざけてしまう可能性もあります。カウンセリングシートはトラブルを防ぐ目的や、お客様のニーズに合わせる為、そしてより良いお店づくりをする為に大活躍してくれます。
カウンセリングシートのメリット・デメリット
リラクゼーションエステやボディメイクジムでカウンセリングシートを作るメリット・デメリットを知る事で、カウンセリングシートにどんな項目を入れれば良いのか見えてくるのでチェックしていきます。
カウンセリングシートのメリット
- リピーター獲得
- お客様からの情報で分析が出来る
- お客様の変化が知れる
リラクゼーションエステやボディメイクジムに来店されるお客様は、自分のお店に何か期待を持って来店されています。その期待に答える為には、その為のサービスを提供しなければリピーターは取れずにそれっきりとなってしまいます。リピーターを獲得する為には、来店してくれたお客様の事を良く知る事が大切です。
また、様々なお客様からの情報が集まれば、どのような事が効果的だったのか、どの頻度で行う事が効果的なのか、通い始めと今でどのような違いが出てきているのかなどを分析する事が出来ます。お客様の情報を分析する事によって、さらなるサービス向上を図る事が出来ます。
カウンセリングシートのデメリット
カウンセリングシートのデメリットは強いていうならば「回答してもらう手間を与えてしまう」という事です。カウンセリングシートはリラクゼーションエステやボディメイクジム側にデメリットを与える事はありませんが、お客様にとっては少し煩わしさを感じさせてしまうかもしれません。ですので、回答してもらう項目については絞る必要があります。
カウンセリングシートに必要な項目
カウンセリングシートは、経営しているリラクゼーションエステやボディメイクジムなどによって必要な項目が異なります。また、カウンセリングシートに記載する項目には決まりがないので、お店にとって有意義な回答を得られるような項目を考えて下さい。
カウンセリングシート【基本情報】
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 連絡先
- サロンを知ったきっかけ
カウンセリングシートには、上記のような基本情報を記載する項目を作る事がおすすめです。
カウンセリングシート【お客様情報】
- 睡眠時間・就寝時間
- 趣味
- 好きな色
- 運動の週間
- 普段使っているスキンケア商品・化粧品・ヘアケア商品など
- 病気の有無(あればどのような疾患か)
- アレルギーの有無(あればどのようなアレルギーか)
- 今まで行った事のあるサロン・施設など
- なぜそこへ通う事を辞めたのか
- 解決してほしい悩み
- 理想・希望
- 不安に感じている事
- 期待している事
- 希望予算
お客様情報には、リラクゼーションエステやボディメイクジムにとって必要な情報を聞くようにして下さい。例えばリラクゼーションエステサロンの場合「普段使っているスキンケア商品や化粧品」「アレルギーの有無」「解決してほしい悩み」「不安に感じている事」「希望予算」などがお店にとって欲しい情報かと思います。
また、これまで通っていた事のあるサロンについてと、なぜそこへ通う事を辞めたのかを聞けば、今後そのお客様へどういった施術をすれば問題を解決出来るのかなども参考にする事が出来ます。
カウンセリングシートの作り方や書き方のポイント
カウンセリングシートの作り方や書き方のポイントは以下のとおりです。
【作り方や書き方ポイント①】記入時間は3~5分で済むように項目を調節
お客様に聞きたい事がたくさんある場合でも、最低でも3分長くても5分で書き終わるように、項目を調節しなければいけません。長すぎてしまうと、回答者の回答意欲が低下してしまいます。その為、本当に知りたい事を先に抽出しておくと、作りやすくなりますよ!項目は20項目前後を目安にして下さいね!
【作り方や書き方ポイント②】わかりやすい・答えやすい質問を
わかりやすく答えやすい質問にしなければ、回答者も困ってしまいます。回答しにくい項目があれば、適当に回答されてしまったり空白で提出されてしまうおそれもあります。せっかく作るカウンセリングシートには、為になる回答を頂きたいものです。その為には、わかりやすく答えやすい質問をする必要があります。
【作り方や書き方ポイント③】選択式に
記述式の質問だと、お客様が回答しにくい場合もあります。例えば、今の爪に関するお悩みは何ですか?という質問に対して記述式だと答え辛いです。そこで以下のような選択式のチェックボックス式にすると回答しやすいです。
今の爪に関するお悩みは何ですか?
- 爪の形が好みでない
- 爪に艶がない
- 爪が伸びにくい
- ささくれが出来やすい
- その他
その他にチェックを入れた方へ、具体的にどのようなお悩みがありますか?このように選択式にすると、答えやすくなります。その他にチェックを入れた方の場合は、この中に当てはまる事が無いという事だと思うので、その方だけに対して質問をするような項目を下に追加するのもいいですよ!
リラクゼーションエステやボディメイクジムをはじめとする店舗のサービス向上にカウンセリングシートを作成しよう!
カウンセリングシートはリラクゼーションエステやボディメイクジムなどがお客様のニーズに答える為、そしてリピーターを増やす為など、お店にとっては欠かせないものです。これから開業する方や、すでに開業をしている方でカウンセリングシートの作成を検討している方はぜひ作成してみて下さい。