挨拶・マナー

定年退職後の再雇用が決まったら?挨拶およびメールに役立つ文例や作成時のポイントを紹介!感謝のメッセージを伝えよう



定年退職後の再雇用が決まったら?挨拶およびメールに役立つ文例や作成時のポイントを紹介!感謝のメッセージを伝えよう

定年退職後の再雇用が決まったら各方面への挨拶が欠かせません。挨拶およびメールに役立つ文例や作成時のポイントを紹介するので参考にして頂けると幸いです。感謝のメッセージを伝えて楽しく働けると良いですね。

近年では、定年退職後に再雇用される人は非常に増えてきています。定年退職では、これまでお世話になった取引先やお客様へ挨拶回りをする事もありますが、再雇用の場合は「改めて挨拶」をしなければいけません。定年退職後の再雇用の挨拶ははじめてで、何を伝えれば良いのか分からないという方は多いかと思います。

定年退職後の再雇用~挨拶の内容とは?

定年退職後の再雇用の挨拶には、特に決められた内容はありません。しかし「再雇用後もよろしくお願いします」というような内容に出来ればベストです。その他の内容は、その方との距離感などで考えるようにするといいです。

定年退職後の再雇用でする挨拶の基本的な構成

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定年退職後の再雇用でする、挨拶の基本的な構成は以下のとおりです。

  1. 時候の挨拶
  2. 定年退職の年月日
  3. 職歴や思い出話など
  4. お世話になったお礼
  5. 再雇用に向けての抱負
  6. 今後のお願い
  7. 住所や指名

それぞれ具体的に解説していきます。

【メッセージの構成①】時候の挨拶

近年では時候の挨拶から始まる流れも、廃れつつあります。しかし、まだビジネスシーンでは普通に残っているマナーでもありますので、挨拶の手紙の始まりは時候の挨拶にする事をおすすめします。時候の挨拶には「口語調・漢語調」がありますが、相手との関係性を見て使い分けるようにしましょう。ビジネスシーンの場合は漢語調を使う事をおすすめします。

【メッセージの構成②】定年退職の年月日

次に、定年退職の年月日を伝えます。「◯年◯月◯日に定年を迎えました」とすると、シンプルに定年退職日を伝える事が出来るのでおすすめです。そして、再雇用の場合は「◯月◯日に再雇用されました」といった文言も入れておきましょう。

【メッセージの構成③】職歴や思い出話など

これまでの職歴を振り返り、エピソードなどがあれば話しましょう。ただし、長くなるのはNGです。職歴をただ並べるだけなのは、自慢だと思われてしまう可能性があるので気をつけましょう。こちらの項目はあってもなくてもいい内容です。入れる場合は、簡潔さを心がけると良いです。

【メッセージの構成④】お世話になったお礼

これまでお世話になった事に対して、感謝の気持ちを伝えましょう。たいしてお世話になってなかったとしても、お礼を伝えるのは大人の礼儀として大切な事です。今後の事もありますので、しっかりとお礼を伝えると好印象です。

【メッセージの構成⑤】再雇用に向けての抱負

出来れば、再雇用に向けての抱負伝えられるといいです。抱負は、特別な事を言う必要はありません。今の自分の心情を伝えると尚良いです。

【メッセージの構成⑥】今後のお願い

再雇用になるとすれば、部署や支店など、移動になったとしても今後も引き続きお付き合いをしていきます。「これからもよろしくおねがいします」と、今後のお付き合いについてお願いする一言を入れると良いです。

【メッセージの構成⑦】住所や指名

最後に、自分の住所や氏名を入れましょう。ビジネスメールでは、文章の最後に署名を入れるのがマナーですよね。それと同じで、手紙にも入れておくようにしましょう。また、出来れば再雇用後の連絡先を入れるようにして下さい。

【文例】定年退職後の再雇用でする挨拶

定年退職後の再雇用の際にする挨拶の文例は以下のとおりです。

【文例】メールでの挨拶

メールで送る場合は、時候の挨拶は必要ありません。また、件名は忘れずに入れましょう。

文例①

件名:定年退職と再雇用のご挨拶

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。

この度私は、令和◯年◯月◯日付けで、定年退職をいたします。

平成◯年に入社してから約◯年間、つつがなく今日を迎えられましたのもひとえに皆さま方のご厚情の賜物と心より御礼申し上げます。

尚、今後は引き続き同社の属託として勤務を続行する事となりましたので、これまでと同様のご向上を賜れば幸いにございます。

本来直接お会いしてお礼申し上げるべきところ、略式ながら書中にてご挨拶申し上げます。

~署名~

文例②

件名:定年退職のご挨拶

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。

この度◯年◯月◯日をもちまして、~~を定年退職いたします。

入社より長きにわたり、申し問わぬ格別のご指導・ご鞭撻を頂きまして、誠にありがとうございました。

定年退職後は少しの休養を頂きますが、引き続き~~に勤務させて頂く事となりました。

今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中にて、お礼かたがたご挨拶申し上げます。

~署名~

【文例】手紙での挨拶

文例①

拝啓
~~の候、皆さまにはますますご繁栄の事とお慶び申し上げます。

さて、私〇〇は◯月◯日をもちまして、~~を定年退職いたします。

在職◯年間を大過なく務める事が出来たのも~~様のおかげだと、心より感謝しております。

ありがとうございました。

なお、引き続き~~にて勤務いたしておりますので、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

まずは略儀ながら、書中をもちましてご挨拶申し上げます。

敬具
令和◯年◯月◯日
住所:
氏名:
電話番号:

文例②

拝啓 〇〇の候、ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。

さて、私儀
◯月◯日をもちまして、〇〇株式会社を定年退職いたしました。

おかげをもちまして平成◯年の間、大過なく務める事が出来感無量でございます。

改めて、ありがたく厚く御礼申し上げます。

尚、引き続き〇〇株式会社に勤務致す事になりましたので、今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りたく、お願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中をもって、お礼かたがたご挨拶を申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日
住所:
氏名:
電話番号:

定年退職後の再雇用が決まったら挨拶およびメールで感謝のメッセージを伝えよう!

定年退職後再就職の挨拶文例を紹介しました。手紙やメールでは、時候の挨拶からはじめて、定年退職の日付や職歴、過去のお礼、そして今後の抱負やお願いも伝えるようにしましょう。再就職の場合は、これまでのお礼に加えて「今後もよろしくお願いいたします」という感謝のメッセージを必ず伝えて下さい。