自分自身の健康管理をはじめ、企業や施設利用者、何らかのイベント参加者に向けて体調チェックシートを作ることがあるかもしれません。体調チェックシートを作ることでトラブルを防止できたり、他社への感染などを止めることなどができます。体調チェックシートの作り方や書き方をお伝えしていきます。エクセルやテンプレートを使う手段も視野に入れてみて下さい。
体調チェックシートについて
体調チェックシートを作る前に、まず理解しておく必要があります。なぜ作るのか、そして作成すべき項目などもしっかりと理解した上で作るように心がけて下さい。
体調チェックシートとは？
体調チェックシートとは、どういった書類なのか。まず、その名の通り、体調をチェックするために作成される管理シートです。体調と一口にいっても、さまざまな項目からなっており、それらをまとめて記載できるように作成されている必要があります。
- 発熱
- 身体の倦怠感
- 喉の痛み
- 食欲
できるだけわかりやすく、利用者が簡単に書き込みやすい内容で構成されている必要があります。さらに、それらを集計したりチェックしたりする側にとっても理解しやすく作成されてる必要があります。
体調チェックシートの目的を知る
体調チェックシートを作る上で重要になってくるのが、その目的を理解しているか否かです。体調に関連することを記載していき、それらに該当するようにチェックすればよいだけです。
とはいえ、体調チェックシートを作る上で重要になってくるのがその目的です。
例えば、感染症などを防止するために作る場合、それらに関連しない項目がいたずらに存在していたら記入する側が違和感を感じます。発熱だけが関連している感染症なのに、昨日の食事や運動を日々するのか…など、関連しないチェックリストが記載されていると、記入する側が途中で記入をやめてしまう可能性もあります。
また、肥満リスクを下げたい方のための体調チェックシートなのにもかかわらず、喉の痛みや昨日誰と何をしたか…といった項目は不要です。このように、注意したいのは何を目的に作成されている書類であるかです。その辺りに注意を向けながら作ると良いです。
体調チェックシートの作り方
体調チェックシートの作り方について解説します。法的に定められたフォーマットなどがあるわけではありません。そのため、基本的には自由に作ることができます。一般的な体調チェックシートを作成していくため、ご自身のシチュエーションに合わせてアレンジしてみてください。
エクセルやワードで作る
体調チェックシートは、手書きで作ることも可能です。とはいえ、エクセルかワードを利用して作るのをおすすめします。枠組みなどが簡単に作成できるほか、さまざまな項目を修正・削除・追加できます。文言なども微妙に変化させることができるため、利用当日にすぐに対応できるといった利点もあります。
エクセルやワードで作成した後、PCにこれらを保存しておくと数年先もアレンジしながら作れます。エクセルやワードなどを活用する方法をおすすめします。
チェックリストを作る
作り方のポイントは、チェックできる項目を設けることです。例えば、体調チェックシートで多いのが、「のどの痛みがある」といったチェックリストに、「はい・いいえ」で答えるパターンです。
特段問題はないのですが、はいやいいえといった文言を書き込むだけでも時間がかかってしまい、非効率的な印象を与えます。そのため、軽くチェックマークだけで済むような枠を作成し、書き込む側の負担をできるだけ抑えた作成方法を取り入れるのがおすすめです。
体調チェックシートの項目の作り方
まず、最上部には、「体調チェックシート」としっかりとタイトルを大きく作ります。第三者が見ても、これが体調チェックシートと理解できるようにすることが肝心です。
次に、以下を記載します。
- なんのための体調チェックシートなのか
- どういった利用をするのか
- プライバシーなど個人情報についての文言
この文言は下部で問題ありません。体調チェックシートは、氏名欄なども記載するため個人情報も含まれます。感染症などにおける体調チェックシートの作成だった場合、こういった情報がトラブルの元になるリスクもあります。
必ず、どういった理由で、どういった利用をするのかを書き込みます。できれば、記入する方の同意チェックもあると安心かもしれません。
体調チェックシートの項目
体調チェックシートには、さまざまな項目を書き込むことが可能です。上記でもお伝えしているように、項目はその目的に合わせて作る必要があります。例えば、「だるさがある」とか「平熱以上に熱がある」、「のどの痛みがある」など、こういった項目にひとつずつチェックできるような形で作ります。
仮に、目的は定まっているものの、どういった内容を記載すればよいかわからないといった方もいるかもしれません。その際はテンプレートなども利用しながら、じっくりと作って下さい。
イベントなどの際に体調チェックシートを使って万全の準備を！
体調チェックシートで重要なことは、目的をはっきりとさせることです。そして、利用目的なども明確に記載し、信頼して記入できるような形で作成されていることが重要になります。このようなシートを大勢が集まるイベントの際に活用しておくと安全なイベント開催にも繋がるので安心です。体調チェックシートを有効活用して下さい。
