書き方・例文

卒論におけるインタビューのやり方の基本を知ろう!方法や内容や調査結果の書き方を例を添えて解説!



卒論を作成しなければならない。そんな時、まず大切な事はテーマを決める事です。しかし、そのテーマ内容によってはインタビューを利用しなければならないものもある、意外に手間がかかる可能性があります。さらに、インタビューをした事がない人にとってはそれもハードルのひとつです。卒論におけるインタビューのやり方の基本や方法や内容や調査結果の書き方を例を添えて解説します。

卒論でインタビューする際の注意点

卒論にインタビューを書く際、まずその前のインタビューについての注意点を理解しておく必要があります。卒論におけるインタビューの注意点を下記にまとめました。

  • 事前準備を徹底
  • インタビューのやり方
  • インタビューの終え方

事前準備を徹底

卒論が書く側がその世界に関して精通しているのであれば、インタビュー相手の事をよく知っているだろうし、聞きたい内容も簡単にまとまるはずです。しかし、卒論のようにテーマを決めた際、インタビューの事はほとんど知らない事が多く、ぶっつけ本番といったわけにはいきません。

まず、卒論で聞き取り調査を行う際、大切な事はインタビュー相手の事前調査を徹底するというところになります。どんな経歴でどんな事をしていて、どんな思想なのか。さらに、関連書籍をはじめ雑誌もチェックしておくと相手に喜ばれます。

そして、重要なポイントとしてインタビュー前に流れを予め相手に伝えておくといった事もポイントです。いつ、どこで、誰がどんな内容をどんな順番で質問していくのか。これを伝える事で相手が事前に答えを準備してくれる可能性もあり、取材時間がとても短くスムーズに進みます。

卒論のインタビュー相手は、基本的にはそのテーマに精通した方であり、ニュースのように相手のボロを出す為のインタビューではないはずです。出来るだけ相手が気持ちよく話せる準備を心がけるようにして下さい。

インタビューのやり方

次に実際のインタビューのやり方について解説していきます。相手もインタビュー馴れしているとはいえ、緊張しています。こちらも相手が自分よりもずっと地位の高い人だと固まってしまうので、まずはにこやかに挨拶をし、インタビューに応じてくれた事に感謝し、ぐだぐだせずにスッキリと始めていって下さい。

その時、メモが重要になるのですが、それだけだと聞き漏れもある為録音しておく事をおすすめします。今はスマートフォンにも録音機能がついており、出来れば何かあった時の為に二台用意したおくと安心です。インタビューで気になったところは後から、あの時のアレはより詳しく聞かせてほしい…、しっかりと伝えてもらう事が重要。

インタビュー相手によっては後からメールで資料やわからない部分を教えてくれますが、忙しい人だとつかまらず卒論の期限がやってきてしまう事になります。出来るだけ、その場で完結出来るように努めて下さい。

インタビューの終え方

インタビューによっては相手がずっと喋っていたり、会話になってしまう事があります。どこかで終わりを決めておかないと、後でまとめる時に大変苦労してしまいます。

おすすめは、聞きたい内容をしっかりと順を追ってつくっておき、その流れが終わったら、「ありがとうございました。本日はこれにて終了です」といって、終わった事を相手にしっかりと伝えて下さい。

もし、相手がまだ話足りなそうだったら雑談として話をし、そこからヒントを得るといった流れもいいかもしれません。

卒論における聞き取り調査結果の書き方

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卒論における聞き取り調査結果の書き方について解説します。

【書き方①】文字起こしから始める

メモではなく、録音もしっかりすべきとお伝えしました。その理由としては、要点だけをメモを取ると話してほしい部分を逃していたり、聞き間違いもあるからです。

また、聞き取り調査中は誰もが緊張してしまうものであり、その緊張から聞き漏れしてしまう事がほとんどです。後でしっかりと録音を聞き直し、文字に起こす事で冷静な対処が出来ます。

【書き方②】重要な部分を取り出す

卒論はインタビュー記事ではない為、一部を抜き取り効果的に聞き取り調査結果を使うといった形になります。その為、文字起こしした聞き取り調査結果内容をあらめてまとめ、どこが使えるのか、どこが不要なのかしっかりと取捨選択をして下さい。

例えば、環境問題について街の景観は人工的な美しさか、自然をそのまま使うのか…といったテーマで卒論を書いていた場合、聞き取り調査結果内容によってその前後の流れが変わってきます。

仮に、自然と共存させる事を目的とすべきといった意見を後押しするインタビューが欲しければ、そこに自然と調和すべきメリットといった形で〇〇教授は語る…といった形で引用する事で、その持論に重みが加わるといった形です。

一方、自分の考えとは別の角度からの意見を聞き取り調査で取ってきた際、自然と調和する事のメリットを述べつつもの、懸念点として〇〇教授曰く「〇〇だ」といった形で逆説論に取り入れてもいいです。

【書き方③】卒論の聞き取り調査結果をどう使うか決める

卒論の聞き取り調査結果の書き方としては、かなりのパターンが思いつきます。どこで、どのように聞き取り調査結果を登場させるかにより、卒論の内容の相手への伝わり方もかわってきます。例えば、前述したように自分の持論を後押ししたり、あえて逆説として使う事も出来ます。

一方、複数人から聞き取り調査結果を取っている場合、箇条書きで意見を並べるといった方法もあります。もちろん、研究調査の対象として数十人に聞き取り調査をし、それを結果としてまとめるといった使い方も一般的。

大切な事は、聞き取り調査をどのように使うのか。予め決めておく事で卒論がスムーズに書けます。

卒論のインタビューのやり方と書き方を把握してスマートな調査を行おう!

卒論のインタビューで、奇抜な事を出来る人は良いですね。しかし、論文のようなタイプの文章は型が決まっており、そこから外さない事で相手も読みやすく、さらに内容が入ってきやすいといった側面もあります。卒論聞き取り調査を行う方は本記事を参考にやり方と書き方をあらかじめ把握しておき準備を確実に行った上でスムーズに調査を行って下さい。