書き方・例文

手紙の差出人や宛名の連名の書き方!順番は?夫婦どっちが先?横書きOK?ビジネスメールや年賀状に役立つ



手紙の差出人や宛名の連名の書き方!順番は?夫婦どっちが先?横書きOK?ビジネスメールや年賀状に役立つ

はがきや手紙を出す際に、差出人や宛名を連名で記載したいケースがあります。「どうやってかけば良いのか分からない」「順番に決まりはあるのか?」など迷ってしまう方もいらっしゃいます。宛名の部分は、一番に目につく箇所でもあるので正しく書きたいですよね。ビジネスメールや年賀状で役立つ連名の書き方を解説します。横書きのケースでどうすればいいのか、夫婦はどちらが先なのかについても触れます。

手紙の差出人に書く連名とは?

手紙の差出人に書く「連名」とは、自分を含めた複数人で手紙やはがきを出す際に宛名の部分に書く方法です。連名には、シーン別で書く順番が決まっています。社会人として基本的なマナーでもありますので、しっかりと覚えておきましょう。

手紙の連名の順番

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手紙の連名の順番は、出す人との関係性や環境によって異なります。それぞれ具体的には以下のとおりです。

連名に書く人と同じ住所に住んでいるなら(家族同士)、以下の順で記載しましょう。

  1. 世帯主
  2. 配偶者
  3. 子供

例えば、夫婦と子供で住んでいるなら、以下の流れになります。

  1. 夫(世帯主)
  2. 妻(配偶者)
  3. 3歳の子供(生まれた順)
  4. 1歳の子供

1番には必ず世帯主を記載していれば、2番目以降は年齢順でもOKです。

子供が同じ住所に住んでいないなら、一般的には連名の中には含めないようにしましょう。実家に戻ってきたのかな?と誤解を与えてしまうおそれもあります。

連名に書く人と別の住所に住んでいるケース

あまりないケースですが、別の住所に住んでいるが連名に入れたいなら、基本的にはその家の世帯主を1番に書き、あとは年齢順に書いていきます。手紙の内容によっては連名にせず、それぞれで出した方が良いケースもあるので注意が必要です。

ペットの名前を入れたいケース

最近はペットも大切な家族だからと、手紙やはがきの連名に入れたいという方もいるようです。もちろん連名にペットの名前を入れることもOKです。

連名に入れる順番も年齢順でOKですが、年齢関係なく最後に記載するのが一般的でしょう。

ビジネスシーンでの連名のケース

ビジネスシーンでは、特にマナーを知っているか知らないかであなたの印象が変わることもあるので、しっかりと覚えておきましょう。もし、連名の書く順番で悩んだら必ず上司へ相談するようにしましょう。

同じ会社・同じ部署の連名

上位役職の人順で書く

同じ会社・違う部署の連名

文章の内容に関係している人順で書く

別会社所属の人の連名

親会社→子会社など、資本順で書く

手紙の宛名書きの基本的な書き方マナー

手紙の宛名書きには、以下のようなマナーがあります。

【書き方マナー①】宛名は縦書きが基本

基本的に宛名は縦書きで書くのがマナーとされています。とくに、手紙を出す相手が目上の方や内容が改まっているなら縦書きを選ぶようにしましょう。

【書き方マナー②】宛名は手書きが基本

宛名は手書きがマナーとされています。年賀状など多くの枚数を書かなければいけないならPCで印字する事もあるかと思います。手紙やはがきを送る相手や、手紙の内容によっては手書きでも問題ないケースもありますが、基本的には手書きのほうが、気持ちが伝わりやすく印象も良く見えるでしょう。

【書き方マナー③】手紙の宛名に書く「内」「代」の使い方

あまり多くは見かけませんが、たまに「内」や「代」と、宛名の部分に書かれている手紙やはがきを見かけます。これは「内」と書いてあれば夫の代筆「代」とかいてあれば上司の代筆であることを表しています。代筆をしたケースには「内」もしくは「代」と書くのはマナーとされているので覚えておきましょう。

【書き方マナー④】「内」の書き方

書く位置は、縦書きであれば左下に、横書きであれば右下に、夫もしくは上司の名前よりも小さめの字で書くようにしましょう。また「内」は本来、代筆者の名前を書いても誰かわからない相手に送るときに使用されます。したがって、基本的には「内」後には自分の名前を書く必要はありません。

親しい間柄へ手紙を送るなら「内」は使わなくても良い

「内」は代筆者の名前を書いても誰かわからない相手に送るときに使用されるため、親しい間柄であれば「内」の後に名前を書くケースもあります。

親戚や友達に送る手紙やはがきのケースで「内」を使うのは、かしこまりすぎているかもしれませんので、気になるようでしたら自分の名前を連名で書いて送っても問題はありません。

【書き方マナー⑤】「代」の書き方

書き方は、上司の名前の後に「代」と書き代筆者の名字のみを書きます。【営業部 上司の名前 代 代筆者名字】というような形です。会社での代筆のケースは他にも【文責】【内容】とするケースもありますが、基本的には「代」で問題ないでしょう。心配な方は上司に確認をとりましょう!このように、代筆を頼まれたケースでは「代」をつけるのがマナーと言いましたが、ビジネスシーンでは必ず使わなければいけないという事はありません。

状況によっては代筆が失礼にあたるケースもあるからです。ですので、会社で代筆を頼まれたら必ず「代」をつけるかどうかの確認をしてから書きましょう。

手紙に書く連名のポイント・注意点

手紙に書く連名のポイントや注意点は以下のとおりです。作成前にチェックしておきましょう。

敬称の書き方

連名の敬称の書き方に迷う方もいらっしゃるかと思いますが、連名の敬称は全員の名前に正しい敬称をつけるようにしましょう。子供やペットの名前の敬称には「ちゃん」や「くん」としても問題ありませんが、性別の間違いには注意しましょう。

全員をひとまとめにして一箇所に「様」と書かれていることも稀にあるのですが、マナー違反となるので注意しましょう。

連名の人数が多いケース

連名に書く人数があまりにも多くて、収まりきらなかったり見栄えが悪くなってしまうこともあるかと思います。

基本的には4人以上になるケースでは「ご家族様」とまとめて書くと良いでしょう。

名前から先に書くとバランスよく書ける

一番始めに目に入る手紙の宛名書きはバランスよく書くと、見栄えも良く好印象を与えます。宛名書きのバランスを良くするポイントは「名前から先に書く」ことです。住所から先に書く方が多いかと思いますが、そうするとどうしても中心から名前がズレてしまいやすくなります。中心がずれると、全体のバランスも崩れやすくなるので、まずは封筒の中心となる名前から先に書くことをおすすめします。

宛名や差出人を連名で各シーンは多いので年賀状やビジネスメールを書く時の為にも順番や書き方を知っておこう!

手紙の差出人に連名で名前を書くなら、家族のケースでは世帯主が一番はじめになり2番目以降は年齢順になります。会社であれば、偉い人順(役職順)で書くと良いでしょう。近年では、メールやSNSでやり取りをしている方も増えて手紙やはがきが使われる機会も減りました。

そのため、マナーについての知識を持っている方も減ってきているようです。しかし、年賀状やビジネスメールを送る際に宛名や差出人の書き方でマナー違反を犯してしまうのは勿体ないです。たかが順番、されど順番です。