挨拶・マナー

異動や離任の挨拶の例文を簡単に紹介!メールで社内や社外にどんなメッセージを残せば良い?口頭OK?



異動や離任の挨拶の例文を簡単に紹介!メールで社内や社外にどんなメッセージを残せば良い?口頭OK?

異動や離任が決まると、引継ぎ作業や残りの作業を済ませなければいけないように、バタバタします。そんな中、離任者は社内の関係者に知らせる為に、メッセージを考えなければいけません。

また、社外の顧客にもメール連絡を入れるといった業務も不可欠です。簡単に口頭で挨拶でも良いのでしょうか?異動や離任が決まったら行う事、挨拶の例文を解説します。

離任の挨拶とは?

そもそも離任とは、様々な理由(人事異動や退職)によって、現在担当している仕事や進行しているプロジェクトを離れなければいけないという状況を指します。離任の挨拶は、これまでお世話になった関係者や取引先の方へお世話になった事のお礼と、引継ぎの方の紹介が基本的な社会人マナーとなっています。

離任が決まったらやる事

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異動などが決まり次第、しなければいけない事が沢山あります。それぞれ紹介ます。

引継ぎ作業

離任が決まってすぐしなければいけない事は、引継書の作成をしたり、仕事の棚卸を行う事です。

次の担当者に迷惑がかからないように、顧客の整理もしておいて下さい。

告知の許可を待つ

混乱を防ぐ為にも、周囲に離任を知らせる事は上司からの許可が出るまではしてはいけません。

告知の許可が出次第、すぐに順次挨拶回りをして下さい。まず社内には、離任の挨拶を直接行いて下さい。顧客をはじめとした社外へ告知を行うなら、タイミングよく訪問出来るケースでは口頭で伝えると良いです。訪問のタイミングが無いのであれば、簡単にメールで済ませても問題ありません。

挨拶回りを行う際は、後任の方を一緒に連れて行くとスムーズに挨拶出来ます。

整理整頓を進める

離任の日が近づいたら、自分が使っていた机やロッカーを綺麗に整理整頓しておいて下さい。時間があれば、雑巾で綺麗にホコリや汚れを取っておくとより親切です。

離任当日にも簡単に挨拶を

離任当日になると、すべての引継ぎも終了し、あとは荷物を持って帰るだけの状態になるかと思います。中には当日ぎりぎりまで作業を進める人もいらっしゃいますが、当日には必ず「これまで本当にお世話になりました」というように、簡単にでも良いので挨拶をして下さい。この時に御礼の品(お菓子)を贈る人もいらっしゃいます。

離任の挨拶の注意点やポイント

注意しておきたい点やポイントを紹介します。

独自の挨拶を心がけて

例文を参考にしてももちろん良いのですが、すべて例文を参考にしてしまうのは良くありません。

これまでのエピソードや体験談も入れて話すと尚良いです。

心配をかけない内容で

特に取引先の方は、これまで担当してくれていた方が離れると聞くと、以下ような様々な不安を抱きます。

  • 今後の業務に支障が出ないか?
  • 後任の人にちゃんと引継は出来ているか?

そういった不安の軽減の為には、今後の業務に支障がないという事を伝え、誰が自分の仕事を引き継ぐのかを必ず伝えておくようにして下さい。

メールは一斉送信でもOk

メールを1人1人送らないと失礼に当たるのでは?と考える方もいらっしゃるかと思います。離任の挨拶のメール一斉送信は失礼には当たらないです。複数連絡しなければいけない人がいるなら、一斉にメッセージを送信して下さい。

自分の中で特にお世話になったという人や顧客へは、それぞれメッセージ内容を変更してからの送信をおすすめします。

また、メールの件名には離任についてのメッセージだと分かるように、「離任のお知らせ」というように離任という文字を使う事をおすすめします。

挨拶は1~2分を目安に

皆さん自分の仕事もあるので、あまり挨拶で長時間拘束してしまうのは良くないです。大体1~2分程度を目安に挨拶文を考えて下さい。

離任の挨拶の例文

以下を必ず入れて話すと、良いスピーチが出来ます。

  • 会社に在籍していた期間
  • これまでどんな事があったのか、どんな気持ちで働いていたのか
  • 異動先または、離任後の抱負
  • みなさんへメッセージ
  • お礼

会社に在籍していた期間

例文①

私●●は▲月▲日で離任する事となりました。これまで〇年間、本当にお世話になりました。

例文②

▲▲会社では、▲年間お世話になりました。▲▲として赴任しましたが、初めての事で至らない点も沢山あったかと思います。

これまでどんな事があったのか、どんな気持ちで働いていたのか

例文①

この会社へ入社してからすぐは、右も左も分からず、社会人としてのマナーも全く分かっていない状況でした。しかし、周りの皆さんに沢山支えられ、立助けられ▲年間勤務出来ました。

例文②

この●●会社で一番印象に残っているのは●●です。●●という事もありくじけそうになる事もありましたが、周りの皆さんのお力添えのおかげで、本日まで楽しく、頑張る事が出来ました。

異動先または、離任後の抱負

例文①

〇月〇日からは異動先の●●で勤務する事となり、とても忙しいところだと聞いて、不安な気持ちもありますが、また、これからも頑張っていきたいと思っています。

例文②

これからは、皆さんに教えて頂いた事を糧に、▲▲に行っても精一杯頑張りたいと思います。

みなさんへメッセージ

例文①

また、▲▲でご一緒する事もあるかと思います。これからも引き続き、よろしくお願い致します。

例文②

また、どこかでお会い出来れば、声をかけてくれたら嬉しいです。

お礼

例文①

本当に、今までお世話になりました。有難う御座いました。

例文②

本当に有難う御座いました。

メール送信の離任の挨拶文

メール送信なら、まず件名には「離任のお知らせ」や「▲▲プロジェクト離任のご挨拶」というようにしておきて下さい。

メールの本文例文

メールの本文の例文は以下の通りです。

例文①

●●会社●●プロジェクトチーム関係者の皆さま

▲▲▲▲会社
●●課
●●です。

このたび▲月▲日付けで、▲▲部へ異動する事となり、プロジェクトを離任する事となりました。在職中、暖かいご指導を頂きました事、熱くお礼申し上げます。尚、貴社の後任は、▲▲ ●●が担当致します。

後日●●ともども、ご挨拶に参りますので、その節はよろしくお願いいたします。取り急ぎ担当者変更のご挨拶と、在籍中のお礼を申し上げます。

例文②

●●会社●●プロジェクトチーム関係者の皆さま

▲▲▲▲会社
●●課
●●です。

このたび▲月▲日付けで、プロジェクトを離任する事となり、本日が最終日となりました。本来であれば、直接会ってご挨拶をすべきところ、メールでの挨拶になってしまい大変申し訳ございません。

●●プロジェクトでは~エピソード~今でも心に残っています。これまで至らない点もあったかと思いますが、大変お世話になり有難う御座いました。今後も皆さまから教えて頂いた事を糧にし、生かしていきたいと思っております。

最後になりましたが、皆さまのさらなるご健勝やご活躍を、心よりお祈り申し上げます。これまで(お世話になりました。)本当に有難う御座いました。

一斉送信なら、上記のようにシンプルに書く事がおすすめです。個人への送信なら、その方の名前を入れたり、その方との思い出話を入れると尚良いです。

離任の挨拶は社内と社外共に要点を押さえて簡単なメッセージでOK!

もう離れるからと挨拶をおろそかにしてしまうのではなく、これからもお世話になる事があるかもしれない、そして何よりこれまで沢山お世話になった人へお礼が言いたいという事を頭に入れながらメッセージを作ると良いです。また、後任者がいるなら、後任者の紹介も忘れずにしておいて下さい。

異動や離任で引継や片付けが忙しくて時間の確保が難しいかもしれません。しかし、社内と社外どちらに対しても簡単で良いので忘れずに挨拶をして下さい。終わり良ければすべて良しです。