挨拶・マナー

講演会を取り仕切る司会進行を任された!?挨拶においてコツや例文を紹介!開始の謝辞から締めまでスマートに進めよう!



講演会を取り仕切る司会進行を任されたら緊張してしまう方も少なくありません。挨拶においてコツや例文を紹介するので参考にして下さい。開始の謝辞から締めまでスマートに進められれば高評価も得られます。

講演会での始まりは司会者による挨拶からスタートするのが基本的ですよね。講演会ではどんな挨拶をすればいいの?司会進行のコツがあれば知りたい…慣れていない人が講演会を取り仕切る司会進行を任されたら、上記のような事で悩まれるかと思います。

講演会での挨拶のコツ

「この講演会を聞きたい!」と思わせる為にも、最初はかなり重要です。丁寧な言葉遣いはもちろん必須ですし、その他マナーも理解しておかなければいけません。講演会を取り仕切る司会進行のコツは以下の通りです。

伝えなければいけない内容は確実に伝える

講演会での挨拶では「今回の講演会がどういった内容なのか」を伝える必要があります。なぜこのテーマを扱うのか、後援者の名前や経歴、そして参加者へ謝辞を最低限伝えられるようにして下さい。

謝辞を伝える

主催者ならば、参加者に対して謝辞を伝えるようにして下さい。謝辞は「参加して頂いて有難う御座います」というように、簡単な挨拶でも構いません。謝辞は、挨拶の冒頭と締めで伝えるようにすると、好印象ですよ。

自己紹介も忘れずに

講演会での挨拶をする際には、必ず自己紹介を入れて下さい。お客様は挨拶をしている人が、司会者と主催者どちらかが分からない人もいらっしゃいます。どちらなのか、はじめに明確に名乗っておく事で、お客様も安心します。

シンプルに挨拶を

司会=盛り上げ役と思っている方もいらっしゃいます。もちろん、会によっては盛り上げ役も必要ですが、基本的には講演会を取り仕切る司会進行はシンプルかつ通常のテンションで問題ありません。なぜなら、主催者よりも目立ってしまってはいけないからです。あくまでも、主催者の引き立て役として陰ながらサポートをする役だという事を忘れないようにして下さい。

主催者の敬称

講演会での種類によっては、主催者の敬称に悩まれるシチュエーションもあります。基本的には【名前+肩書(役職など)】が正式な呼称になるので、敬称は不要です。

例えば【株式会社□□ □□□□ 代表取締役社長】また、医師や政治家などの講師であれば、基本的には【名前+先生】で問題ありません。例えば【□□病院□□科医師 □□□□先生】

取引先などを呼んで行うセミナーや小さなイベントなどであれば「□□さん」という呼び名でも問題ありません。そして、100人を超えるような式典や格式、講師の社会的地位および年齢が高いケースなどは「様」と付けるといいです。

呼び名に迷ったら、代理人や仲介業者などに聞いておいて下さい。

講演会での司会者による挨拶構成

挨拶・マナー、司会、挨拶、講演会、テンプレート
  1. 開会の挨拶と諸注意
  2. 講師経歴の紹介
  3. 演題の紹介・呼び込み
  4. 質疑応答
  5. 締めの挨拶

講演会挨拶の構成は上記の通りです。

【司会者による挨拶構成1】開会の挨拶と諸注意

開会の挨拶と諸注意では、お忙しい中足を運んでくれた事のお礼の言葉を伝えて、簡単な自己紹介を行います。次に、講演会でのお願いをします。例えば携帯電話の電源はOFFにして欲しいなどです。そして「ご理解・ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します」と丁寧にお願いをするようにして下さい。

【司会者による挨拶構成2】講師経歴の紹介

  • 生年・出身
  • 主な略歴
  • 現在の活動

講師経歴の紹介は主に上記のような事を伝えて下さい。良くウィキペディアなどを参考にして、紹介するシチュエーションがありますがNGです。ウィキペディアの情報は間違っている事が多いので、確実な情報を元に紹介するようにして下さい。

【司会者による挨拶構成3】演題の紹介・呼び込み

演題の紹介や呼び込みでは、本日のタイトルを伝えてから「それでは□□さんです、どうぞ」とステージに上ってもらうよう促す言葉を入れて下さい。

【司会者による挨拶構成4】質疑応答

一通り演説が終われば、主催者へ謝辞を伝えて「ここからはご来場の皆様から質疑応答を…」と続けて下さい。質疑応答は、挙手式にするとスムーズに進みやすいですよ。また、質疑応答の人数は所要時間を考えて人数を決めるようにして下さい。基本的には2~3人おこなって終了のパターンが多いです。

【司会者による挨拶構成5】締めの挨拶

締めの挨拶では、主催者へお礼の言葉を伝えて「皆さま、□□さんに今一度大きな拍手を…」と促して下さい。そして、最後に参加者へ向けて「本日は誠に有難う御座いました」と一言お礼の言葉を伝えて、幕を下ろします。

【例文】講演会を取り仕切る司会進行による挨拶

【例文】はじめの挨拶

皆さま、本日はお忙しい中ご参加頂きまして誠に有難う御座います。

本日司会進行を努めさせて頂きます、□□と申します。

まず、本講演会に先立ちましてご参加頂いた皆さまにお願いが御座います。

携帯電話は電源をお切りになるか、マナーモードの設定をお願い致します。

また、録音や録画、写真撮影などは固くお断りさせて頂きます。

ご理解・ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。

それでは、これよりご講演頂く□□さんのご紹介を行わせて頂きます。

~経歴を紹介して下さい~

本日の講演会でのテーマは□□です。

~~は…(テーマのエピソードなどがあれば簡単に入れて下さい)

それでは、拍手でお迎え下さい。□□さんです、どうぞ。

【例文】質疑応答があるシチュエーション

□□さん、有難う御座いました。

~~について非常に分かりやすいお話をして頂きました。

さて、ここからはご来場の皆さまから質疑応答に移ります。

ご質問のある方は挙手をお願い致します。

【例文】質疑応答をおこなう

それではそろそろ終了のお時間です。
大変申し訳ありませんが、次で最後の質問とさせて頂きます。

ご質問のある方は…

【例文】締めの挨拶

□□さん、有難う御座いました。

皆さま、今一度□□さんへ大きな拍手をお送り下さい。

以上を持ちまして、□□記念式典を終了させて頂きます。
お忘れ物のないようお帰り下さいませ。

本日は誠に有難う御座いました。

講演会を取り仕切る司会進行を任されたら開始の謝辞から締めまでスマートに挨拶を進めよう!

講演会での挨拶の例文をご紹介致しました。司会進行の担当者は伝える必要のある内容は明確に伝えるようにして下さい。忘れがちなのが、自己紹介です。自分が主催者・司会者どちらなのかをご来場して頂いている皆さまに説明しなければいけません。また、来場者へ謝辞を伝える事も忘れずに。

スマートな司会進行は会場の雰囲気を快適にします。開始のお礼の言葉から締めまでテンポよく、急ぎ過ぎない丁度良いバランスを意識してみるとより良くなります。