書き方・例文

「研究計画書が書けない」を解消!書き方やテンプレートを理解して大学院入試を有利に



「研究計画書が書けない」を解消!書き方やテンプレートを理解して大学院入試を有利に

大学生や研究員として働いているetc、時に研究計画書の作成を求められるケースもあります。研究計画書は、自分が携わっている研究の計画を提示するものであり、個人で自由に進めるのではなく、周囲に知ってもらう為にもネックとなる資料です。しかし、書いた経験がないという方も多いです。書き方や注意点、テンプレートについてお伝えします。

研究計画書とは?

その名の通り研究における計画が書かれている資料です。仮に、自分自身で何らかの研究をして、ブログetcで発表するのであれば不要です。

しかし、大学院入試や、何らかの補助金を貰う為には研究計画書etcの資料が肝心です。

研究計画書は大学院入試でネックとなる資料!

特に、作成機会が多いのが大学院入試です。

面接官に研究計画書を手渡し、それについてコミュニケーションを取る流れになるので、今後大切なスキルを磨く為にも重要視されていると考えられます。自身の情報伝達能力も判断される材料になるので、相手に分かりやすいような作成が求められます。

この通り研究計画書は、大学院に進めるかどうかの合否に直結している資料です。入学後にしっかりと自ら率先して行動出来る学生なのかを判断される指標にもなる資料でもあり、大学院に進む為の志望動機書のような意味も含まれています。

研究計画書の書き方

書き方・例文、研究計画書、テンプレート

作成するにあたって、根本的に意義のある分かりやすい目的がテーマである事がネックです。一般的な資料と異なり、後者は渡した相手へのプレゼンテーションのようなものです。

研究テーマ

「私は○○といった研究を行いました」という報告書や論文etcではなく、あくまでこれから始めようと思っている研究についての資料が研究計画書です。そのような意味からも、分かりやすく相手が納得出来るテーマの選択が求められる点は自明です。何についてなのか?まずはテーマ決めをする為に自分は何に興味があるか考えるステップがネックです。そうすると、自分を俯瞰して見つめられて、何について研究したいかが見えてきます。

動機

次は、その研究をしたいと思った動機がネックです。テーマに対してどんな興味や関心があるのかです。そしてそのテーマについての問題やどんな点でネックとなるのかについて書きます。

今までの研究結果や現在の進捗状況

次にこれまでの研究の概要を書きます。研究テーマに関して進捗状況を書き、何が明らかにになるのかetcを書きます。

研究の目的

次に研究の目的を書きます。テーマに対してどんな点を問題にしていて、何を明らかにしていこうとしているのか?このテーマを研究すると、どんな問題が解決出来るのか?という目的を書きます。上記で説明したようにテーマを見てどんな研究をするのか想像出来るような形で流れに沿ってみやすい研究計画書を作成するのがネックです。

研究計画書の作成における注意点

作成する際の注意点について説明します。

具体的に書く

あまりに雑多で曖昧に書かれているものはマイナスの評価対象となりやすいとされています。Aという研究をします、という概要だけが書かれているのでは相手に具体的な目的や経過が伝わりません。さらに、Aという場所を調査したいという時、期間や何を使い、どんな内容で、どんな答えを予想しているのかetc細かく書かないと相手には理解出来ません。

専攻とかけ離れていないかや非現実的ではないか

また、注意すべきが自分が専攻しているものとかけ離れた内容ではないという点です。例えば、バイオ系の学部におり、さらにその大学院までいきたいとします。それにもかかわらず、街のスーパーの来店者数を増やす為の研究だった時、専攻内容とかけ離れています。仮に、スーパー内の最近を集めてそれを公表し、安全性のある場所だと認めさせるという研究もあるかもしれないです。しかし、実現が厳しく、さらにあまり本来の研究とリンクしないようなものはマイナス評価となり得るので注意すべきです。

研究計画書のフォーマットの参考になるテンプレートをチェック!

簡単に研究計画書といっても、あれをやりたい、これをやりたいというポイントだけを一方的に書くだけでは認めらません。とはいえ、頻繁に作成する機会のない資料です。書けないと悩んでしまう方も多いです。

前述でも述べたように、研究テーマから決めて書いていきます。と言っても何から始めてよいか分からずに研究計画書が書けない状況に陥ってしまう方も多いです。そのような時は、インターネット上で書き方を調べて下さい。また、テンプレートを見てみるのも効果的です。

このサイト以外にも見て下さい。そうすると理解が広く深まりますので、研究計画書の書き方も身に付きます。複数見ると、どんな書き方が見やすく分かりやすい書き方なのかが見えてきます。色々と研究計画書の書き方を見ると、ある程度決められた項目を作成し、そこを埋めていくというやり方もあると理解出来ます。ここからは、研究計画書の項目について考えていきたいと思います。

研究計画書の項目

肝心になってくる項目は、研究科目(経営や看護や法学や医学や心理学etc)によっても違ってきますが、多くのケースで書き方の流れは共通しています。

研究テーマ

まず、テーマです。どんな研究をしたいのかを分かりやすく書く項目をつくります。

研究の背景

そして、背景です。

例えば、土壌からミミズetcが少なくなっているという農家からの声が多く、それには土壌の成分の変化が関係しているかもしれないと思ったというような背景です。

研究の目的

次に、目的を書きます。前述したような内容であれば、それを発見出来れば新しい土壌の作り方etcに貢献出来る可能性があるという形です。

研究の対象や方法

そして、対象や方法を書きます。対象とは、その研究を行なうものであり、次にその方法です。

前述の時、○○地区の畑の土をサンプル採取し、○○研究室で○○を使って作業するという書き方です。期待される成果を書き、研究時に利用するような文献etcも出来れば書いた方が好印象を与えられます。また、研究指導教員の要否も書いて下さい。

もっと参考が欲しい方はテンプレートをチェック!

上記は1つの例ですので、他にも複数のサイトにあるテンプレートやフォーマットを見て研究計画書の項目を見て下さい。そうすると、どんな項目を書くとみやすくなるのかが分かるようになってきます。

認められる研究計画書の書き方のコツ

研究計画書を作成しただけでは認められません。内容の丁寧さというよりも、その研究が意味があるのかというポイントが最も注視されます。

前代未聞の研究は好評価!

前述した項目を埋められるような内容であり、さらに他の誰もが実施していない、新しくて意味のあるものが求められます。

例えば、研究計画書を作成する時、先行研究の調査が求められます。すでに答えが出ているようなものを取り上げても意味はありません。面接官には必ず、「先行研究は調査したか?」が伝えられます。

つまり、先行研究を調査せずにただ気分で研究計画書を作成した時、全てが無駄になってしまう時もあるのです。先行研究で発見した論文etcをチェックし、そこから自分だったらという形でテーマを決めて下さい。

研究で解決できる問題の掲示も大切!

研究テーマを決めたらこのテーマを研究する動機を書き、目的も書いて下さい。この研究をすると、どんな問題が解決出来るのかもネックになってきます。

引用した事実の書き込みも忘れずに!

そして、どんな参考文献を使用したのかという書き込みもネックとなります。引用した文章や参考文献の書き方にも注意を払うべきです。基本的にはハーバード法という参考文献をアルファベット順に並べていく方法が一般的です。

研究計画書は実現可能な内容で!

研究計画書を作成する際、実現可能である点もネックです。その理由としては、数億円以上費用がかからないと実現不可能だったり、明らかに非現実的なもの、さらに終わりが見えないというものでは厳しいという点が挙げられます。大きな研究所が何十年もかかっているものを、一人の人間がやってみたいという欲望だけで書くとマイナス評価が与えられます。

研究計画書には、テーマがしっかりと絞り込まれており、さらに実現可能であり、そして必要性があり新奇性が高いというポイントもネックになっていきます。物事を正しく理解していく為には、作成には時間をかけるべきだと感じます。

研究テーマを決める上でも、実現可能かどうかは判断基準の1つになります。興味があるからと安易に実現不可能に近い研究テーマを選ぶのは避けるようにして下さい。方法としては、興味のあるテーマをいくつか挙げて、実現可能かどうか1つ1つ調べていく手順がスマートなやり方です。

研究計画書のテンプレート

研究計画書を作成するといっても、なかなか書けないという方もいらっしゃるかもしれません。確かに、日常的に作成するものではないですし、研究etcが苦手な方であればこのような資料を提出するには馴れが大切です。テンプレートやフォーマットを使わず独力で書き進める事で、間違った内容で出来上がってしまいマイナス評価を招く結果になってしまう危険性もあります。

おすすめは、研究計画書のテンプレートです。今、インターネット上には数多くのテンプレートが点在しており、これらをベースとして利用すると作成可能になります。もちろん、ワードやエクセルのフォーマットでのテンプレートが揃っているので、自分の書きたい研究計画書の様式にアレンジも可能です。テンプレートで作成すれば手軽に早く作成出来ます。ぜひ、テンプレートを上手に利用しながらバランスよく作成をして下さい。

研究計画書のテンプレートを使う時は、複数のサイトからいくつかのテンプレートをダウンロードして下さい。そうすると、各テンプレートの違いや共通する部分が見えてきます。研究計画書のテンプレートの違いが見えてくるとおのずとどんな内容を書けば良いのか見えてくるようになります。そうすれば後は、自分でみやすいようにそれぞれのテンプレートの良いところを取って作成出来ます。

テンプレートを利用すると、効率的により良い研究計画書を作成出来ます。研究計画書は人にみせる為のものですから、見やすさと伝わりやすさを意識した上での作成がネックとなるので、気を付けて下さい。

研究計画書はテーマ選びが大切

研究計画書は、正しく見やすい書き方で作られている点も大切ですがテーマもネックです。どんなテーマで研究をしたいのか正しく書き、それに沿って項目を埋めていくような作成方法を心掛けてみてはいかがですか。

前述でも述べたように研究テーマを決めるのが最重要事項です。なぜこのテーマに興味を持ったのかも研究計画書に書くので、しっかりと自分が興味のあるテーマを選ぶようにして下さい。

そして、目的です。この研究をすると、どんな問題がいかにして解決されるのかという目的を書きます。

次に研究方法を書きます。といったように流れるように見やすく書けるようにテーマを決めるのがネックとなります。しっかりとした研究テーマを選べたら研究計画書の作成は非常に捗るようになります。