書き方・例文

数量計算書とは?書き方・作り方やテンプレートについて解説!建築・土工の重要文書



数量計算書とは?書き方・作り方やテンプレートについて解説!建築・土工の重要文書

土工・建築関係の書類の中でも、特に専門的な知識と能力が必要とされている文書に数量計算書があります。なかなか一般的に作成する機会が少ない計算書ですが、作成しなければいけない状況におかれる方も少なくないでしょう。そのような場合、数量計算書の書き方・作り方で悩んでしまうはずです。数量計算書とは、書き方・作り方、注意点、テンプレートなどについて簡単にお伝えします。

数量計算書とは?

数量計算書とは、土工・建築関係の業務で利用される書類のひとつです。簡単にいうと数量計算書は設計図面の一部です。

国土交通省にて土木工事に関わっている工事の数量を取りまとめる為に「土工工事数量算出要領(案)」が定められているなど、間違いのない書き方・作り方が求められています。数量計算書は、基本的に様式が定められていなかったり、その業者によっても違いがある為、かなり複雑です。作成にはプロフェッショナルな技量が求められていると考えられます。

インターネットなどには、数量計算書などを整備して作成しているサイトもあるので、そのようなものを見本にして作成すると便利です。

数量計算書の作成までの流れ

書き方・例文、数量計算書、テンプレート

まず大前提として土工・建築工事は、1件ごとにそれぞれの工事が違います。工事の金額も1つ1つ計算して定めなければなりません。そして、それは設計図面を基本にして算定されます。設計図面に金額が記載されていれば良いのですが、設計図面に金額は記入されていませんので、金額を求めるまでに順番があるのです。

①資材数量を求める

まず、設計図面から工事で使う全ての材料の使用量を調べます。これはすなわち、「資材数量」を求めるのです。

②労務数量を求める

そして、その資材を施工する為に必要な職人の業務量を調べます。これはすなわち「労務数量」を求めるのです。

②見積・積算を行う

資材と労務それぞれの「数量」が決まったら、それぞれの「単価」を掛け合わせて全てを合計してゆく事で、工事金額が求められます。

  • 見積・・・工事金額を求める業務
  • 積算・・・設計図面から「数量」を求める業務

見積業務の大半は積算業務!

そして、見積業務の大部分は、積算業務に費やされます。つまり、積算は、見積の中で最も重要な作業と言えるのです。なぜなら土木工事の数量計算書の土台となる部分だからです。

積算業務は担当者の技量が命!

また、同じ設計図面から求められる積算数量は、理論的には誰がやっても同じ結果にならなければならないのが普通です。そして、同じ結果を得る為に積算数量の計算の方法には、詳細な基準が存在しています。

しかし実際は、以下のような事象が原因で積算数量が変わってしまう場合があります。

  • 設計図面の不備
  • 積算者の技量

そして、いくら基準が詳細に決まっていても、必ず設計図面には解釈の余地があります。この解釈の余地というものが曲者で、積算者の技量によって変わります。そうなると積算数量は必ずしも同じにはならないと言った方が良いでしょう。

積算根拠を明確にする文書が数量計算書!

前述で記載したように、結果的に積算数量は積算担当者の判断次第です。根本は設計図面であっても、積算担当者によって結果が変わるという事では契約や工事の発注などに支障を来たします。

そのような事態にならないように、なぜその数字になったのかを表す「積算根拠」を明確にしておいて、追加・変更にも対処出来るようにしておく必要があります。

これらの積算根拠を分かりやすく見やすいようにまとめたものが数量計算書です。積算業務そのものは見積業務の一部とされているところが多いですが、数量を求める事は設計の細かい部分を決める事でもあります。

数量計算書を運用するにあたって

数量計算書を作成する際は、ある程度どのような運用が出来るのか確認してから着手する作り方・書き方が求められます。その範囲によって、作成出来る項目がない形もあります。

整備範囲に注意!

まず注意すべきが

整備範囲です。数量計算書の様式を作成する際は「数量総括表-数量集計表-部位別数量計算書」のうち、数量集計表を取りまとめてあるものを作成して下さい。この様式が統一されている事で、幅広く利用する事が出来るので便利です。

対象区分も明記!

また、このような数量集計表を作成する際には対象区分もしっかりと記載しておかなければなりません。対象区分とは、工事工種体系の工事区分の事であり、様々な区分における内容の作成が求められます。

工事工種体系の工事区分

では、数量計算書の対象区分について考えていきましょう。

例えば、以下のようなものがあります。

  • 養浜
  • 砂防堰堤
  • 流路
  • 築堤・護岸
  • 浚渫(河川)
  • 排水機場
  • 床止め・床固め
  • 橋梁下部
  • トンネル(NATM)
  • 電線共同溝
  • 情報ボックス工

基本的には、数多くの区分が存在している事から作成における区分を定めておいたり、多くの区分に対応出来るように数量計算書に作成しておくと便利です。また、工事区分にはレベル1(工事区分)などといったようにNo.をつける事が基本となります。

数量計算書の工事工種体系との対応

数量計算表を作成する際には、工事工種体系との対応についても確認しておく必要性が求められます。例えば、数量計算表には段階が存在しており、工事工種体系の改装段階構成などに準拠している事が重要です。

数量計算表を作成する際、この工事の区分をレベル1別に作成しておくと見分けやすくなり、数量計算表がバランスよく作成する事が出来るのでおすすめです。

例えば、レベル1(工事区分)・レベル2(工種)などとわけておくと安心でしょう。レベルによってその内容を変化させておき、最終的にどのレベルでの数量を集計しているのか、というところもはっきりとさせておくと作成しやすくなるのではないでしょうか。

数量計算書の書き方・作り方の見本

数量計算書を作成する際、レベルによってその項目が変わってきますが、あまりそのようなものに頼らずにシンプルに作るという方もいるかもしれません。ここでは、数量計算書の数量総括表としての事例を見ながら作成をしていきます。

タイトル

まず、表題として数量計算書の数量総括表というものを作ります。

工種・種別・細別

そして、エクセルなどで欄を多く作成してそこに項目と文字を入れていきましょう。まずは、工種と種別、細別、規格を横列に項目として作成していきます。

  • 工種・・・木工などが当てはまるでしょう。
  • 種別・・・掘削工、細別には機会床掘、規格部分には流用土などが当てはまります。単位もしっかりとそれらに合わせて対応するように作成しましょう。数量、摘要などの欄も作成しておくと便利です。
  • 細別・・・数多くの項目を作成する事なる為、骨が折れる作業ではありますが、間違いなく漏れが無いように作成する事が重要です。

建築・土木の現場は様々なので色々なテンプレートを見本にしましょう!

上記のように数量計算書の書き方について1つの例を挙げましたが、ポイントとしては、他のサイトの数量計算書の書き方・作り方も見本として参考にした方が良いです。当サイトだけの数量計算書の書き方・作り方の1例だけでは、それが正しいかどうかを把握する事が出来ません。他のサイトを複数に渡って確認する事で、数量計算書の書き方・作り方について理解が深まり、数量計算書の項目がどのような意味合いがあるのかなどを理解出来るようになります。

簡単にいうと数量計算書の本質を理解しなければいけないという事です。例を見てそのまま数量計算書を作成してはいけません。なぜなら土木工事に全く同じ工事は1つもないからです。1つ1つの工事の内容、資材などの数量の意味合いをしっかり理解して、作成していかなければなりません。

数量計算書のテンプレート

数量計算書は非常に複雑であり、手軽に素人が作れるようなものではない側面があります。数量計算書を任せられた際、自分の思った通りに適当に作成したり、必要な項目などを無視して作成するなどすると大きなトラブルにも発展してしまうので要注意です。数量計算書を作成する際は、それら作成における勉強をしておく事が重要です。

しかし、どうしても時間がないとかそのようなものを簡単でよいから求められているなど、業務状況により様々なシチュエーションにおかれる方も少なくありません。そのような際、数量計算書のテンプレートを利用すると大変便利なのでおすすめです。インターネット上には、数量計算書のフリーテンプレートが数多く見本として参照する事が出来ます。それらを無料でダウンロードする事が可能です。エクセルテンプレートなどを使用すれば、その空欄に必要な文字だけを入力すれば手軽に作成を行なう事が出来るので安心です。

さらに、自社要のテンプレートがなくても新しくフリー素材を元にテンプレートを準備して今後の業務に汎用的に利用するという方法も実現出来るでしょう。数量計算書の作り方・書き方に困ってしまったら、数量計算書のフリーテンプレートをインターネット上でダウンロードし、それらのサンプルをアレンジして自社の都合のよいように作成する事も業務効率化に繋がります。

上記のようにある程度、数量計算書について理解が深い人に向けたテンプレートを見本として使った効率の良い数量計算書の作成の仕方を記載しましたが、初めて数量計算書を作成する方は真似をしてはいけません。初めての方は、前述でも記載したように複数の数量計算書について書かれたサイトを見て理解を深めて下さい。その上で、複数のサイトから数量計算書のテンプレートをダウンロードするようにした方が良いです。

複数のサイトからテンプレートをダウンロードする事で、様々な数量計算書のテンプレートを見本として参考に出来ます。そうする事で、共通点や相違点を発見出来ます。全てに共通する部分があった場合は、必ず数量計算書に記載しなければいけない部分だという事が判断出来ます。次にそれぞれで違う部分について調べる事が必要です。

そうする事で、その違う部分がどのような意味合いで記載されているかが見えてきます。このようにして1つ1つサンプルとしてチェックする事で、数量計算書について理解が深まります。フリー素材のテンプレートを利用して、数量計算書の作成が出来るようになります。

【まとめ】数量計算書は正確さと要領が肝!

数量計算書は、数多くの項目が存在しており作り方・書き方が難しい建築関係・土木関係の書類のひとつです。間違える事は出来ず、虚偽などは許されない為、正確に作成しなければなりません。しかし、それでも期限などが存在している場合がある為、効率良くく作成する事も求められます。

専門家などに発注する必要もありますが、数量計算書のフリー素材のテンプレートなどを見本にした作り方・書き方を選択する方法もあります。是非、正確さと効率化を求めて数量計算書を作成してみてはいかがでしょうか。