書き方・例文

大学入試のAO入試で鍵となる活動報告書!書き方や例文を解説!ボランティアや部活動をしっかりアピールしよう!



大学入試のAO入試で鍵となる活動報告書!書き方や例文を解説!ボランティアや部活動をしっかりアピールしよう!

大学入試のAO入試で鍵となるのが活動報告書です。この資料によって採用担当者がどのような高校生活を送ってきたか、人となりを判断します。書き方や例文を解説しますのでボランティアや部活動をしっかりアピールして大学入試を成功させて下さい。

大学入試や上司への報告、サークル、PTAなどさまざまなシチュエーションで活動報告書の作成が求められる事があります。普段、活動報告書を作成していない方にとってみれば、どのような書き方が理想的なのか困惑してしまうところです。

活動報告書について

まず、活動報告書の基本情報についてお伝えしていきます。活動報告書とはなにか、理解出来ていない方は参考にして下さい。

活動報告書とは?

その名の通り“活動報告の為の書面”です。ただし幅広い内容をカバーしており、個人はもちろん企業や団体、何らかのグループなど、さまざまなシチュエーションで使用されています。

その人物や団体がおこなっている活動内容を他社に伝える為に作成される為、第三者が確認する事を想定した内容で書かれている事が重要です。自分たちにしかわからない事、読めない文字などは使わず、端的にシンプルに相手に伝わる内容で作成します。

活動報告書を作成する目的

活動報告書の役割は、求められるシチュエーションによってその目的が変わってきます。とくに活動報告書は大学のAO入試で求められる事が多く、中学生や高校生時代にどのような取り組みをしてきたか、どういった人物でどういった成果を残したかのアピールの為に作成されます。

一方、企業における活動報告書であれば、外部へ公開する事が多い傾向です。ボランティアや販売促進運動、ほかさまざまな取り組みなどを株主に提出するなど自社イメージに関連した内容である事が多いようです。

また、PTAや子ども会、そのほか団体、サークルなどにおける活動報告書は、自分たちがおこなってきた取り組みを振り返る意味だったり、参加していないメンバーへの方向などの目的で活用されています。

個人から団体、企業においても“実際に自分たちがどのような取り組みをしてきたのか、そしてどういった成果を手に入れたか”客観的に知る上でも大変重要な書面といえます。

活動報告書の書き方ポイント

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活動報告書における書き方のポイントを項目にまとめました。

  • 活動の目的や理由
  • 成果
  • 私見

それぞれ解説します。

【書き方ポイント①】活動の目的や理由

基本的な活動報告書の書き方として、まず取り組みの目的や理由や背景を記していきます。なぜこの取り組みを始めたのか、そしてどのように実施したのかも記載されていると丁寧です。

【書き方ポイント②】成果

活動報告書では、“内容”だけでなく“成果”を書く事が基本です。例えば、ボランティアをした事を活動報告書で報告する際、実際に現地でボランティアした上での成果もしっかりと記載します。「A市でのボランティアにより、多くの支援金を集める事が出来た。」などです。

【書き方ポイント③】私見

成果までは、基本的に「事務的な報告」です。活動報告書で注目されるのが、最後に記載される私見(所感)です。

例えば、先ほどのボランティアにおける活動報告書の私見であれば、「人々とのふれあい、多くの人との協力があった事で成功出来た。一人ではなく、多くの人たちとひとつの目的に向かって行動する事で大きな成果を収める事が出来る事を学んだ」などです。

活動報告書の確認を行う側とすれば、取り組み内容はもちろんですが、それを経た事によって何を学び、何を感じ、今後にどういかしていくか知りたい気持ちがあります。手を抜かず、活動報告書では私見をしっかりと記載して下さい。

【例文】活動報告書

大学のAO入試試験を想定した活動報告書の例文を記載していきます。これに限った事ではありませんが、ひとつの事例としてチェックしてみて下さい。

例文

私は高校三年間、老人ホームへの慰問として得意な楽器演奏をするボランティアを続けてきました。

小学生の頃、自分の演奏で多くの人が喜ぶ姿を見て以来、多くの人に少しでも楽しんでほしいと思っていた事からこの取り組みをはじめました。

高校生になるとお年寄りとのふれあいが少なくなり、自分の事ばかりで思いやりの心が失われてしまう可能性があります。

この取り組みをきっかけに、人を笑顔にする事やボランティアの重要性、周囲の人たちと協力する事の重要性を学びました。

老人ホームでの取り組みから、将来は福祉関連の仕事に就きたいと考え、その夢に向かって真剣に取り組んでいきたいと思っています。

大学入試のAO入試で鍵となる活動報告書の書き方をマスターしてボランティアや部活動をしっかりアピールしよう!

活動報告書の作成の際、伝えるべき事を簡潔に書く事が重要です。まわりくどかったり、私見ばかりが長いと相手によい印象を与えられません。書き方のポイントを押さえながら、わかりやすくシンプルな活動報告書を完成させてAO入試で有利に働くと良いですね。

高校生活でのボランティアや部活動を始めとした様々な経験を余すことなく活動報告書に盛り込んで大学入試で合格できるように尽力してもらえると幸いです。