書き方・例文

自分史とは?書き出しをはじめとした書き方や注意点を解説!自己分析をして就活や面接で有利に動こう



自分史とは?書き出しをはじめとした書き方や注意点を解説!自己分析をして就活や面接で有利に動こう

就活生になると「自分史」の作成をしなければいけない事があります。自分史は難しいと感じ、作るのが憂鬱と感じている方も多いようです。しかし、自分史の書き方のコツや注意点を知っておくだけで作成が大幅に楽になります。自分史とは何かから書き出しを始めとした書き方について解説するので自己分析や面接に活かして下さい。

自分史とは

自分史とは、自分の過去から現在までの経験をまとめた物をいいます。自分史に書く内容は、大きな出来事はもちろん、覚えている範囲の小さな出来事までも書くようにします。つまり、自分の過去を振り返った日記のようなものです。

自分史を作る目的とは

自分史を作る目的は主に、自分の過去を振り返り自己分析をすることです。自分史は主に就活生が作ることの多いもので、自己分析力をアップさせる目的もありますが、自分史を作ることで就活の軸を見つけやすいという目的もあります。つまり、自分の特性などにあった就職先を見つけて、その就職先に自分を最大限アピールできるような素晴らしい自己PR をするためにも自己分析力をアップさせる必要があります。

その一つの手段として、自分史を作ることが効果的と言われているのです。例えば、あなたが昔から「最後までやり遂げる性格」だとします。これは「責任感が強い」「継続力がある」と置き換えることができます。こうして自分の性格や価値観をわかりやすい言葉にして表現できると就活にとても有利となります。

自分史を作ることで得るメリット

自分史を作ることにデメリットはありません。むしろ就活生にとってはメリットばかりなのです。

  • 自分自身の理解が深まる
  • 自分の好きなこと・生きがいを再確認できる
  • コミュニケーション力を深めることができる
  • 自分のこれまでの人生について残すことができる

自分史を作る最大のメリットが、自分自身への理解が深まる点や、コミュニケーション力を深めることができる点です。まず、自分の生い立ちを振り返ることに寄って、これまで自分がどのような経験をして、どのような出会いで築くことができたのかを認識することができます。その結果どうなったのか、だから自分はこのようになったという結果も振り返ることができます。

更に、作った自分史を誰かに読んでもらうことによって、自分がどのような人なのかを周りに知ってもらうコミュニケーションツールとしても活用することができるのです。

自分史の書き方

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自分史の書き方は主に以下のとおりです。

【書き方①】キーワードの書き出し

まずは自分の人生の中で大きな出来事をキーワードにして書き出していきます。例えば「卒業式」「入学式」「結婚」など…。キーワードはたくさんになっても問題ないので、まずは書き出していきます。

【書き方②】年表の整理

次に、書き出したキーワード全てに何年で何歳の頃なのかをメモし、並び替えていきます。何年・何歳を覚えていないキーワードについては、親や知人に聞いて下さい。それでもわからない場合は「だいたいこれくらいの時期だろう」という時期を書き出して下さい。

【書き方③】資料集め

思い出の写真や日記など、自分史に乗せられる物を集めていきます。アルバムなどを見返していると、当時の思い出も思い出せるかもしれません。

【書き方④】自分史に必要な文字数は約4000文字

自分史に必要とされている文字数は2000文字~4000文字程度が適切です。2000~4000文字と聞くと結構なボリュームですが、幼少期から現在までの経験談を自己分析して書くので意外とサラッと書けてしまうかもしれません。

逆に思い出に残っていることがたくさんあり、書きたいことが多すぎる!という方もいらっしゃるかと思います。この場合は、できるだけエピソードを絞って作るようにしてみて下さい!
原稿用紙の枚数でいうと5枚~10枚を目安に作成するようにして下さい。

自分史を作る際の注意点

自分史を作る前にチェックしておきたい注意点については以下のとおりです。

【書き方注意点①】嘘はNG

面接で自分をよく見せるための嘘はNGです。どれだけ完璧に嘘を付けていたとしても、面接官にはそのエピソードが嘘ということはすぐに分かってしまいます。自分史に書く内容は、あなたが本当に経験した「事実」のみを書くようにして下さい。

【書き方注意点②】過去から現在の事だけを書く

自分史では未来のことは書かなくていいです。自分史は自分の過去~現在の経験を振り返ることを目的としているので、未来の事は関係ありませんので書かないようにして下さい。

【書き方注意点③】客観視も入れるようにする

自分史を作るので、どうしても主観になってしまいがちです。自分では「こう!」と思っていても、それが間違いだということもあります。例えば、自分はとても静かな性格だと思っていたけど、最近は明るい性格だと認識するようになった。これは、周りから「明るいね」と言われることで認識するようになったのかと思います。このように客観的な分析を入れる事によってより精度が上がります。

自分史を作るための項目

自分史をつくるために役立つ質問項目をご紹介いたします。質問に答えて自分史を作るのに役立てていただければ幸いです!

  • あなたの名前の由来は?
  • どのような家庭に生まれましたか?
  • 他の幼児となにか違うところはありましたか?
  • 幼児期に癖はありましたか?
  • 幼児期に印象的だった記憶はありますか?
  • 成長スピードはどうでしたか?
  • 初めて発した言葉は何でしたか?
  • 幼児期に母・父を最も困らせたことは何ですか?
  • 幼児期に母・父を喜ばせたことは何ですか?
  • 幼稚園・保育園ではあなたはどのような子だと言われていましたか?
  • 他の子との違いはありましたか?
  • 幼少期の一番嫌だった出来事は?
  • 幼少期で1番悲しかった出来事は?
  • 幼少期で一番感動したことは?
  • 幼少期はどんな遊びがすきでしたか?
  • 幼少期にはどのような友達と関わることが多かったですか?
  • 幼少期の親の教育はどのようなものでしたか?
  • 幼少期に習い事はしていましたか?どんな習い事でしたか?
  • 幼少期の特技は?

これらの質問の「幼少期」を大学生まで同じ質問で答えていってみてください。また、高校~大学時代には、アルバイトをしていたかどうかや趣味、一人のときの過ごし方などについても自己分析をした上で書き出してみるのも良いです。

自己分析を深く行った自分史を作った上で就活の面接に挑もう!

自分史は簡単に言うと「過去の振り返り日記」です。自分史を作ることによって過去にこんなことがあって、この時自分はこう思ったと自分自信を自己分析して理解できます。「自分はこんな性格でこんなことが得意」ということも分かってくるので、就職先を決めることや面接で自分のことを面接官に伝えるためなど、就活生にとってはかなり役立ちます。

就活前に、自己分析力をアップさせるためにもぜひ作ってみてくださいね。