書き方・例文

ビジネスで上司やお客様や取引先から褒められた時の返し方とは?メールや口頭での注意点や例文をご紹介!気持ちの良いやりとりを



ビジネスで上司やお客様や取引先から褒められた時の返し方とは?メールや口頭での注意点や例文をご紹介!気持ちの良いやりとりを

ビジネスで上司およびお客様および取引先から褒められた時の返し方はどうすれば好心象なのか考えた事はありますか。メールや口頭での注意点や例文をご紹介します。褒めた側も褒められた側も気持ちの良いやりとりを出来る心がけが大事です。

日本人は褒められると遠慮してしまう人が多い傾向にあるようなのですが、実はビジネスシーンでは、極度な遠慮は先方に不愉快な思いをさせてしまう可能性があるという事をご存知でしたか?ビジネスシーンで褒められたら、上手な返し方をして先方に不愉快な思いをさせないようにする事が大事です。

褒められたらまずは「お礼」の挨拶を

褒められたら、まずは「有難う御座います」と一言お礼を告げて下さい。「そんな事はないです」「それほどでも」などと、遠慮から入る方が少なくありません。「そうなんですよ!」と食い気味に反応するのも心象が悪くなってしまう恐れがあるので、避けた方がいいのですが、逆に遠慮し過ぎてしまうのも心象が悪くなりかねません。

日本人はとっさに「すみません」と謝る姿勢にすかさず入ってしまう癖がある民族かもしれません。出る杭は打たれる文化がまだまだ根強いので目立たないために自己防衛のための習慣として身に付いてしまっているのかもしれません。

とはいえ、褒めた側からしたらせっかくポジティブな話をしたのに謝られて、なんだかこっちが悪者みたいじゃないか…と不愉快で落ち込み褒めたのを後悔させてしまう可能性も。そうなってしまうともう次回からは褒められませんしある程度距離を取られてしまいます。過剰な謙虚さは時に自分を攻撃してしまう虚しい行いに終わってしまうのです。

ビジネスシーンで褒められた時の返し方のコツとは?

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ビジネスシーンで褒められた時の返し方のコツは下記の通りです。

褒めてくれた人が喜びそうな表現で返事を

褒めてくれた人が喜びそうな返事をするように心掛けて下さい。例えば「◆◆さんは仕事が早いね〜」と上司に褒められたとします。この時上司に喜んでもらえるように返すとしたら「有難う御座います!でもいつも課長のチェックが早いお陰で円滑に進められているんですよ。」などと「貴方のお陰です」という事が伝えられると、効果的です。

「有難う御座います」と一言お礼を告げるのでもいいのですが「◆◆さんのお陰です」と先方に喜んでもらえるような一言で返せると心象が良くなります。

笑顔でお礼を告げる

対面であれば、笑顔でお礼を告げて下さい。笑顔で嬉しいと告げるだけでも先方に好心象を与える事が出来ます。そのあとの業務を円滑に進めるきっかけになる事もあるので、笑顔を忘れずに嬉しい事を告げて下さい。

時には「!」「?」も必要

ビジネスメールでは基本的には「。」「、」以外の記号は使用しないのが暗黙のルールとなっています。ですが時には「!」や「?」などの記号を使う事も大事なのです。先方によっては絵文字を使う事も問題ありません。

例えば「有難う御座います。」とすると、どこか冷たい心象がありますが「有難う御座います!」とする方が、喜びの感情が伝わりやすいですよね。ですが、目上の人に対して使うと失礼にあたる事もあるので、使うシーンや先方によって使い分けるようにして下さいね。

「嬉しい」を表現して

遠慮する人は沢山いても、嫌な思いになる人は少ないかと思います。そんな「嬉しい」という思いを口に出すと好心象です。例えば「お褒め頂き恐縮です」「お褒め頂き誠に有難う御座います」などとするのが正しい敬語となります。目上の人に対しても便利なので覚えて下さい。

【例文】ビジネスシーンで褒められた時の返し方

上司およびお客様および取引先から褒められた時の例文を各々説明をしながら紹介致します。

【例文】お褒め頂き有難う御座います

例文

上司「◆◆さん、今日のプレゼン非常に良かったよ」
貴方「お褒め頂き有難う御座います。」

この「お褒め頂き有難う御座います」は、褒められた時の返事の中でも一番使いやすい表現で、どの褒め言葉でも柔軟に対応が出来る返し方ですので覚えて下さい。

【例文】◆◆さんのお陰です

例文

上司「◆◆さん、今日のプレゼン非常に良かったよ」
貴方「有難う御座います!◆◆さんのご指導(アドバイス)のお陰です」

このように「貴方のお陰です」と先方を立てる返事をする事で、日頃からの謝意を告げる事も出来るのです。 「◆◆さんが◆◆についてまとめてくれたお陰です!」と具体的に告げるのも良いですよ。

【例文】お褒め頂き大変光栄です

「お褒め頂き大変光栄です」は、適度な遠慮が含まれているので、使いやすい表現の一つです。丁寧なので、上司だけではなく取引先やお客様に対しても使う事が出来ます。とくに、大きな役割を任された時や、自分の行動を褒められた時にぴったりな返事の仕方なので覚えて下さい。

【例文】その他

  • 今後も精進致します
  • ◆◆様にご愛顧頂けているお陰です
  • これからも頑張ります
  • ◆◆さんに褒められてもらえて非常に嬉しいです。励みになります!
  • 言われた事がないので嬉しく思います
  • ご親切に有難う御座います

先方によって返し方を選んで下さい。先方との関係性によっては「褒めても何も出ないですよ!」と冗談混じりな返事をしても良いです。

ビジネスシーンで褒められた時の返し方の注意点とは?

上司およびお客様および取引先から褒められた時の返し方の注意点は下記の通りです。

【返し方の注意点①】遠慮しすぎには注意

「いえ、私なんて・・・」「それほどの事では」と遠慮をする人は少なくありませんが、遠慮のし過ぎは、反対に先方に不愉快な思いをさせてしまいます。特に自分を卑下するような極度な遠慮は先方を不愉快にさせてしまうだけではなく、人間関係に溝が出来てしまう恐れもあるので注意が必要です。

遠慮ではなくまずは一言「有難う」と伝えられるように意識してみて下さい。

【返し方の注意点②】「とんでも御座いません」は間違い

遠慮する時に「とんでも御座いません」と言う方もいらっしゃいますが「とんでもない」は一つの【形容詞】で成り立っているので「御座いません」と置き換える事は出来ません。「とんでもない」を丁寧な敬語にするのであれば「とんでもない事です」「とんでもないです」が正しい使い方なので覚えて下さい。

ビジネスで上司およびお客様および取引先から褒められた時は気持ちの良い返し方を心がけて

ビジネスシーンで褒められた時の返事では、つい「そんな事ないです」「いえ、私なんて・・・」と遠慮した返事をしてしまいがちです。とはいえ、遠慮のしすぎは先方に不愉快な思いをさせてしまうだけではなく、上司およびお客様および取引先との関係性にヒビが入ってしまう恐れもあるのです。

遠慮したい思いを一度抑えてまずは「有難う御座います」と褒めて頂いたお礼を告げるようにする事が大事です。さらに「貴方のお陰です」と上司およびお客様および取引先を立てるような一言を入れると尚良いので覚えて下さい。