友達や親しい人とSNSやメールでやりとりする機会が多い昨今。あえて手紙でコミュニケーションを取るのも新鮮で普段のお礼の気持ちを伝えるきっかけにもなります。カジュアルな手紙の書き方と例文を紹介します。書き出しや結びの書き方も分かりやすく解説しているので参考にして下さい。
普段顔を合わせていたり、大人になってなかなか会えなくなったもののSNSでは連絡を取り合っている。かしこまった間柄ではなく、カジュアルに付き合っている友達や知人、同僚など、こういった人たちに手紙を送る事もあり得ます。しかし、カジュアルな間柄だからこそ難しいのがその距離感です。
礼儀は忘れない事が大切
カジュアルな手紙を書く時、注意したいのが礼儀を忘れない姿勢です。親しい友達とSNSでやり取りするならまだしも、手紙はある程度フォーマルな印象を与えるものです。さらに、手紙と一口にいってもその手紙を出すに至った経緯はいろいろある為、出来るだけ相手を傷つける事ない礼儀をわきまえた内容にする事をおすすめします。
カジュアルな手紙の書き方

カジュアルな手紙の書き方についてまとめました。
- 個性を出した便箋や封筒を使って問題ない
- 季節を感じさせる書き出しがおすすめ
- 結びは相手を気遣った言葉で
- 手書きがおすすめ
それぞれ解説します。
【カジュアルな手紙の書き方①】個性を出した便箋や封筒を使って問題ない
カジュアルな手紙を作成するなら、ご自身の好きな便箋や封筒にこだわっても問題ありません。フォーマルな手紙を書く際、基本的には白紙だったりシンプルな罫線のあるものなどを選びますが、今回はカジュアルな手紙です。
動物のイラストがあったり、愛らしいモチーフがあったり、そのあたりはご自身の好きなものを使った方が相手に気持ちが伝わります。ペン選びもとくに何を使ってもマナー違反にはなりませんし、色文字を使ってデコレーションしても大丈夫です。
【カジュアルな手紙の書き方②】季節を感じさせる書き出しがおすすめ
カジュアルな手紙は、基本的に書き出し方にルールはありません。とても親しい人や友達であれば、“こんにちは”程度の書き出しでも問題ないです。ただし、知人やあまり会っていない友達、仲はよいものの友達ほどカジュアルな相手ではない知人に手紙を出すケースです。
季語ほどかしこまると相手も距離を感じてしまう為、秋であれば「秋分を過ぎ、秋の涼しさが感じられる季節となりましたね。●●さまはいかがお過ごしでしょうか?」など、ちょっとだけカジュアルな文面で書き出します。
【カジュアルな手紙の書き方③】結びは相手を気遣った言葉で
カジュアルな手紙は、結びの作成方法も自由です。友達のように仲がとてもよい方であれば、「今後近くに立ち寄ったら、私の家に遊びにきてね」とか、「また、お互いにヒマが出来たら温泉旅行に行こう!」など、今度の希望を結びに添える事も問題ありません。
ただし、あまり会っていない友達や知人、久々に手紙をやり取りするような人であれば、相手の健康を気遣った文面にすると喜ばれます。例えば、「そろそろ季節の変わり目となります。●●様もお風邪を召されませぬよう。ご自愛下さい」などがよいです。
【カジュアルな手紙の書き方④】手書きがおすすめ
カジュアルな手紙ですので、PCで作成されたものでもかまいません。しかし、カジュアルな手紙だからこそ個性を出す為に手書きがおすすめです。手書きの文字を見て友達もきっと心が温まるはずです。
【例文】カジュアルな手紙
最後にカジュアルな手紙の例文を紹介します。こちらはあくまでサンプルなので、お友達との関係性を考慮した上でご自身が作成する際の参考にして下さい。
朝夕の秋風が心地よい季節。
●●さんはいかがお過ごしでしょうか。
先日、一人慰安旅行として温泉地を巡ってきました。
転勤後、なかなかゆっくり出来なかったのでリラックスする事が出来ました。
●●さんとも一緒によく温泉に行った事を思い出します。今回、少しばかりですがお土産を一緒にお送りしました。
お口に合うかわかりませんが、お召し上がり下さい。これから気温も下がってくると思います。
ぜひ、●●さんもお風邪をひかぬよう、ご自愛下さい。
●●
友達や親しい人へカジュアルな手紙を書いて良好な関係を維持しよう♪
カジュアルな手紙だからこそ、丁寧に相手を思いやった文面で作成されている事が重要です。友達や親しい人とのよい関係性を保つ為にも、たまにはカジュアルな文面で手紙を作成してみて下さい。SNSやメールといったネットワークでのやりとりとはまた違った温かみのあるコミュニケーションの機会になります。
友達関係をより健全かつ長く継続するためのひとつのきっかけになるかもしれないので書き方に少し気を配りつつも楽しく筆を進めていくと良いかもしれません。