町内会で募金はトラブルが起こりがちです。お願いをする時の文例やマナーを守っておくのが安牌です。任意の集金なのでもちろん強制はNGです。事前に集め方を詳細に伝えておくべきです。払う側は拒否権がある件も念頭に入れておくとGOODです。
町内会の会長や何らかの書類を書く役割を担っている方であれば、何らかのタイミングで募金のお願いをする文書を作成しなければならないかもしれません。町内会の会員への資金集めであればスムーズかもしれませんが、募金となると書く文章に注意しなければなりません。
町内会での募金とは?
町内会で募金活動を行う際、どのような目的があるのか。一般的には、赤い羽根共同募金や日赤募金、緑の羽根募金などが考えられますが、町内の神社の修繕費や何らかの施設の改修など自治体によります。冒頭でお伝えしているように町内会の会費はいたしかたない部分ある為、その文章も比較的シンプルに作成出来ます。
町内会でお願いする際の文章マナー
町内会でお願いする際、どのような文章を書けばマナー違反を避ける事が出来るのか。町内会でお願いする際の文章マナーをまとめています。
- 目的をハッキリと記載
- あくまで任意である事を忘れない
- 集め方なども細かく記載
【お願いのコツ①】目的をハッキリと記載
町内会で募金を集める上で重要になってくるのが“どんな目的で募金を集金するのか?”という事がハッキリと記載されている事です。赤い羽募金や赤十字募金であれば、その旨をしっかりと書くのがマナーです。仮に何らかの修繕費だったり改修費、企画であれば、なぜ募金する事が必要になったのか、いくら集めたいのか目的を明確に文章内に書く事が重要となります。
【お願いのコツ②】あくまで任意である事を忘れない
町内会で募金を募る際、やはり忘れてはいけないのが“あくまで任意”である事です。冒頭でもお伝えしていますが強制ではなく任意である為、集金はハードルが高くなってしまいます。
文章を書いた方だけでなく、その地域の町内会のあり方自体が疑われてしまうので注意が必要になります。文面で金額を指定するなら“賛同する方のみ”など添えると丁寧です。しかし、あまりに任意である事を伝えると拒否する人数が増えて金額が集まらない為、事務的な文章作成でよいです。
【お願いのコツ③】集め方なども細かく記載
募金の目的や任意である事をしっかりと伝える文章が作成出来たら、次はその集め方などの明確化です。方法は町内会によって変わってくるかもしれませんが、基本的には集め方は直接です。
【文例】町内会での募金のお願い
文例を紹介します。ただし、お住まいの町内会によっていろいろとシチュエーションが変わると思いますので、内部をアレンジ頂ければ幸いです。
町内会費・自治会費の集金のお知らせ
拝啓 ○○町内会の皆様におかれましては、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
本年度自治会費の集金と〇〇募金につきまして、下記の通りご案内させて頂きます。
ご多忙中誠に恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
- 記 -
自治会費 : ○円
〇〇募金 : ○円(ご賛同頂ける方のみ)
集金日○月下旬頃
何かご不明の点がございましたら〇〇までご連絡下さい。
連絡先○○○
以上
町内会で募金のお願いは強制ではなく任意であると伝えた上で集め方も詳細に伝えよう♪
町内会で募金を募る際、文章は出来るだけ丁寧かつ事務的に書くのがマナーです。相手にとって出来るだけ負担にならず、強制の空気を匂わせるような高圧的な雰囲気ならないように作成して下さい。丁寧さを心がける事が、町内会での募金の集め方の基本です。
もしも拒否されてもそもそも善意によるものなので落胆しすぎず肩肘張らずに取り組む姿勢で大丈夫です。