挨拶・マナー

椅子の座り方やしまう方法のビジネスマナーを習慣にしよう!職場で離席する際もスマートに



日常で守りたいマナーの中のひとつに、椅子のしまい方や座り方があります。自宅で一人、または家族と一緒にいる際はそこまで気にする必要はありませんが、他人と一緒にいたり、ビジネスの場であれば間違ったしまい方は出来ないものです。ビジネスマナーとしての椅子の座り方やしまう方法についてお伝えしていきます。ビジネスマナーを習慣にして、職場で離席する際もスマートにふるまえると好印象です。ビジネスシーンで一目置かれるはずです。

椅子のしまい方は難しくない

ビジネスシーンで椅子に座る機会は少なくありません。

  • 自分のデスク
  • 打ち合わせ
  • 上司との面談
  • 取引先との商談
  • 会食

さまざまなシーンで椅子を利用します。

近年、そのまま立ちっぱなしのスタンディング会議などをおこなう企業もありますが、日本では基本的に椅子に座るといったスタイルが定着しています。そんな椅子の座り方ですが、意外にマナーを忘れて自由に立ち居振る舞っている方も少なくありません。

相手から見てマナー違反だと思われる事もあり、対外関係に悪影響を与える可能性もあります。やり方次第では自分の評価を下げる事になるのです。しかし、椅子のしまい方は難しい事ではありません。椅子のしまい方について解説していきます。

【マナー1】席を立つ時にゆっくりとしまう

何らかの理由で椅子から立ち、席を離れる事があるでしょう。もちろん、会議が全て終わった後などであればそのまま立ち去るだけです。その際、ビジネスマナーとして、椅子はゆっくりと机やテーブルの下にしまうだけで問題ありません。もちろん、大きな音を立てたり、投げつけるような形でしまうのはマナー違反です。

仮に引きずると大きな音が立ってしまうような場所であり、ゆっくりと椅子を持ち上げながらしまうだけでよいでしょう。ビジネスマナーで椅子をもどす際に注意したいのは、自分が離席するシチュエーションでしまうといった事だけです。

【マナー2】自分だけで問題ない

会議や打ち合わせ、商談など、複数人と同席する事があるでしょう。その際、上司が離席した際など、席を戻すのは部下の役割といった事はありません。基本的には、自分だけの席をしまう形で問題ありません

相手に違和感を与える事にならなぬよう、上司や同僚の席をしまう事は問題ないのですが、「立場が一番下」と思われるかもしれませんし、この企業は椅子すら自分でしまわないのか?と、思われてマイナス評価に繋がってしまうかもしれません。

仮に上司だけの問題であれば、それに止めておく方が意外にダメージが少ない可能性もあるのです。また、会議が終わった後に全ての椅子をしまい出すのも違和感があります。基本的には、自分の座っていた椅子だけをしまうといった方法で問題ないので実践していきましょう。

椅子に関連するマナー

挨拶・マナー、しまう方法、座り方、テンプレート

冒頭でお伝えしたように、ビジネスシーンでは椅子に座る機会が多数存在します。その為、椅子のしまい方だけでなく、椅子の座り方などにもマナーがある事を忘れないようしましょう。

基本的に、ビジネスシーンでは椅子の戻し方よりも座り方の方が注目される事が多く、いくら椅子をしまえたとしてもそれ以前の椅子の座り方でマイナスイメージを与えてしまったら意味がありません。ビジネスマナーにおける椅子の座り方の基本について考えていきます。

椅子に座るタイミング

椅子に座るタイミングは人それぞれです。出勤した後、そのまま自らの椅子に座るのであればどんなタイミングでも構わないでしょう。しかし、会議などで取引先に行く際など自分勝手に椅子に座る行為はあまり美しくありません。

まず、第三者と何らかやり取りがある際の椅子の座り方は、主導する人間が「どうぞおかけ下さい」というまでは座るのは避けましょう。勝手に座ると相手も違和感を感じますし、やや威圧的な印象を与えてしまいます。

特に商談などを自ら伝え、相手に時間を用意してもらったのにもかかわらずこういった態度で臨むと、相手からその商談自体を破談にされてしまう要因にもなってしまいます。

【座り方1】案内がある椅子に座る

基本的に、西洋のテーブルマナーとして左側から座っていくといわれています。右側から入るとサーベルトが邪魔になるといったイメージからこの慣習が身につけられたといわれています。その為、国際会議であったり、多くの人たちが集うような場合であればこれを守るべきでしょう。

隣にすでに座っている方がいた場合、「お隣、失礼いたします」といった形で一言添えるだけで安心です。

さて、基本的には左側から座るのが一般的なのですが、だからといって部屋に入ってきた途端にその場所に座り出すのは違和感を与えます。上記で解説しているように、その打ち合わせの主催者などから声をかけられるまでは、あまり自由に座るべきではありません

さらに、その主催者からどうぞといわれたからといって、いきなり左詰めに座り出す事も違和感を与えるでしょう。「西洋ではサーベルトが…」と言い出したら、もはや相手の混乱はピークに達します。あくまで、どちらに座ればよろしいでしょうかなど、一言添えた上で相手が指示する場所に座るのがビジネスマナーといえうでしょう。

【座り方2】正しい姿勢で座る

海外では、相手に向かった足を組む行為が心を開いているといった意味を持つといわれています。しかし、日本ではあまりその意味合いが浸透しておらず、特に年配の方や立場が上の方の前で足を組んで座るのは、よい印象を与えられないと考えられます。

その為、椅子に座っている時は姿勢をしっかりと正した状態にする事です。少し固苦しい気持ちになってしまうかもしれませんが、ビジネスマナーではこういった正しい態度が相手の印象を良くする事でも知られています。そして、席を立つ際はしっかりと椅子をしまうようにしましょう。

椅子の座り方やしまい方ひとつで職場での評価が変わる

面倒なイメージを抱くかもしれませが、日本のビジネスシーンでは椅子の取扱いひとつで評価が変わります。座り方や椅子のしまい方を見ていて、品位のある人なのかどうかを判断する人もいるかもしれないです。丁寧な習慣を身に着けて職場での立ち居振る舞いをスマートにこなすと好印象でビジネスでも有利になります。