書き方・例文

初心者は必見!小説や本の文章の書き方について注意点やルールやコツを紹介!プロットも作ってスムーズに書き出そう!



小説や本の文章を書いてみたいと思っているけどなかなか始められない初心者さんはたくさんいらっしゃいます。中でも「何から手をつければ良いのかわからない」「どうやって文章を書けば良いのかわからない」というお悩みを持っている方も多いかと思います。小説の書き方についてコツやルールや注意点を紹介します。プロットを作るとスイスイ進みます。

小説の書き方

小説の書き方の手順を紹介します。

小説の書き方①:ジャンルを決める

例えば「恋愛」「SF」「ホラー」「ミステリー」と、小説にはいろいろなジャンルが存在します。あなたが書きたいのはどのジャンルなのか、あなたが書こうとしている物語はどのジャンルに当てはまるのかをチェックしてみましょう。もし、まだ書きたいジャンルが浮かばないのであれば、自分の好きな小説のジャンルを書いてみると良いです。

小説の書き方②:ターゲットを絞る

ジャンルが決まれば、次に読んでもらう人のターゲット層を絞っていきます。自分の小説はどの年齢・性別の人に読んでもらいたいかを考えて見て下さい。すると、物語の書き方が浮かびやすくなります。

小説の書き方③:ストーリーの構成をする

小説のテーマが決まれば、次に簡単なストーリーの構成を始めましょう。簡単なストーリー構成の事を「プロット」といいます。小説を書く為にはいくつか工程があるのですが、その中でもプロットは小説の設計図となるほど重要な工程です。プロットがあるのとないのとでは、小説の作りやすさも大きく変わります。

小説の書き方④:キャラクター作り

物語に欠かせないのがキャラクターです。キャラクター設定は魅力的な小説に仕上げる為には必要不可欠です。読者を感情移入しやすくする為には、細かいキャラクター設定が必要です。下記は最低限入れるようにしましょう。

  • 名前
  • 生年月日(年齢)
  • 性別
  • 職業
  • 性格
  • 人間性(エピソード)

小説の書き方⑤:舞台設定

舞台設定は「ミステリーが好きだから~~を舞台とした小説を書く」のは良いのですが、知識があまりない状態で書いてしまうと設定が甘くなったりストーリーに矛盾が出たりしてしまう恐れがあります。すると、自分でも書いていて何が書きたいのかわからなくなってしまい、挫折の原因にもなり得ます。

好きなものを舞台設定にするのであれば、しっかりと勉強・調査をしておきましょう。まず、簡単に始めたいのであれば、自分が住んでいる町や学校などを舞台設定として始めると書きやすくなりますよ。

小説文章の書き方のコツ

書き方・例文、小説、テンプレート

小説の文章を書く際のコツは以下の通りです。

  • 1文は40文字前後
  • 改行を多くする
  • 難しい言葉・漢字は使わない

それぞれ詳しく解説していきます。

小説の書き方のコツ①:1文は40文字前後

1文の長さは40文字前後を目安に書いて下さい。1文が長すぎると伝えたい事が正確に伝わらない可能性があります。

「記事を書く事は誰にでも出来ます。しかし、勉強もたくさんしなくてはいけません」

この文章を短くすると…

「記事を書く事は誰にでも出来ますが、勉強もたくさんしなくてはいけません。」

上記のように、1文が長いと感じたら「が」を使って2つに分ける事が出来ないか検討してみて下さい。

小説の書き方のコツ②改行を多く

文章がぎっしりと詰まった本は、読む気が失せます。そこで改行を使って、空白を多く作るように心がけて下さい。ページを開いて3割の空白を目安に改行を調節してみて下さい。セリフや段落ごとに空白を作ると自然と1ページ3割ほどの空白が出来ます。

小説の書き方のコツ③難しい言葉・漢字は使わない

難しい言葉や漢字を使うと、読者はスラスラと読みづらくなってしまいます。目安としては小学5年生~6年生でも読める簡単な漢字のみを使うようにしましょう。また、全体的な漢字使用率を20%以下にするように心がけて見て下さい。

小説文章の書き方の注意点

小説の文章を書く際の注意点は以下のとおりです。

書き方における注意点①:「そして」「…」「――」を多用しない

文章を書くのが苦手という方の場合は「そして」「…」「――」この3つを多用している場合がよくあります。これらは文書を読み辛くしてしまいます。言葉で表現出来る事は出来るだけ言葉を使うように心がけて下さい。

書き方における注意点②:「の」の多用は避ける

【私の母の好きな小説のジャンルはミステリーだ】
「の」が3回以上連続する文章はごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。

この場合は
【母の好きな小説ジャンルはミステリーだ】
と「の」を削って、一文に3文字以上使わないよう心がけて下さい。

書き方における注意点③:環境を変えて見直す

文章を書き終えたらまずは環境を変えて見直してみて下さい。プロの方は平均5回見直して改稿すると言われています。5回とも環境を変えて見直してみると確実に文章の質を高める事が出来るので、やってみて下さいね。また、最低1日以上時間を空けてから読み直すようにしましょう。

書き方における注意点④:最終チェック項目

小説が完成したら最後に間違いがないかなどのチェックが必要です。最終チェック項目は以下のとおりです。

  1. 誤字脱字の有無
  2. 文章の基本ルールは守れているかどうか
  3. 漢字は統一されているかどうか(例えば「なお」↔「尚」)
  4. 重ね言葉は使っていないかどうか
  5. 「そして」「…」「――」の多用の有無
  6. 文末表現が同じになりすぎていないかどうか
  7. 同じ比喩・意味の言葉が何度も出ていないかどうか
  8. 一文の長さは40文字前後かどうか
  9. 句読点をうつ位置は適切かどうか
  10. 接続詞の多用の有無
  11. 「の」などの助詞が連続していないかどうか
  12. 専門用語には適切な説明があるかどうか
文章の読み上げソフトを使うと、誤字脱字に100%気づく事が出来るのでやってみて下さい。

小説や本の文章を書くにはプロットを作ってから書き出すというようなコツやルールを意識するとGOOD!

小説や本の文章の書き方はコツとルールさえつかんでいれば、初心者でも簡単に書く事が出来ます。質の良い作品を作る為には、プロットの構成から最終チェックがとても重要になります。チェックは最低でも1日空けて、最低でも4~5回は読み直すように心がけましょう。また、挫折しにくい短編小説から始めるのもおすすめです。