書き方・例文

1月の実習の「お礼状」書き出しは拝啓でOK?季語を用いた挨拶はどう使う?書き方や例文を紹介



1月の実習の「お礼状」書き出しは拝啓でOK?季語を用いた挨拶はどう使う?書き方や例文を紹介

看護師や医師、保育士など、実際に現場で活躍する前に実習が必要になる職業は少なくありません。そんな時、必要になってくるのがお礼状です。拝啓を使った書き出しをはじめとする色々な書き方について、どのように作成すべきか悩む人もいます。1月の実習で使える「お礼状」の簡単な季語を使った挨拶や例文および書き方を説明します。

1月に出すお礼状の基本マナー

1月に何らかの実習をしていた方の中には、どのようにお礼状を出すべきか悩んでる方もいるかもしれません。まず、1月の実習で書き上げるお礼状の基本マナーについて学んでいきます。

  • 出すタイミング
  • お礼状の書き方基本マナー
  • 便箋や封筒の使い方
  • 手書きかPCか?

出すタイミング

多くの方が悩んでしまうのは、お礼状を出すタイミングです。実習と一口にいってもその内容は多種多様であり、どの程度の期間にどれだけの濃さで実習が行われるかはわかりません。しかし、共通しているのは実習が終わった後のお礼状を出すタイミングです。

まず、重要になってくるのは「できるだけ早く出す」といったものです。1月の実習におけるお礼状を出す場合、遅くとも1週間くらいといわれています。

仮に1週間を過ぎてしまう場合、お礼状の中身に遅くなってしまった理由やお詫びの一文を作成しておくと丁寧な印象を与えられます。
実習が終わったその日に手渡しすると事前に用意した定型文だと思われてしまうので要注意です。

お礼状の書き方基本マナー

お礼状は実習先に出す文書であることから、一般的なマナーが守られた書き方で書き上げられていることがポイントです。

例えば、宛名です。宛名を書き上げる際、仮にその実習先の講師をあだ名で呼んでいたとしても、正しい氏名で作成されることが基本になります。学生の方など、親しい間柄であった相手によかれと思って作成してしまいますが、一般的にはマナー違反となるので注意して下さい。

書き上げる際には黒色の文字で書き上げることが重要で、できるだけ黒インクのもので書き上げるよう心がけてください。

便箋や封筒の使い方

お礼状はハガキ一に記載するのではなく、できるだけ白無地の縦罫の便箋で書き上げられているのが好ましいとされています。

封筒も柄物などを活用するのではなく長型4号の無地の和封筒が好ましいといわれているので注意して下さい。

ただし、カジュアル過ぎなければ封筒のデザインはそこまで厳しく見られるような部分ではありません。その実習先の雰囲気に対応したものを使うように心がけて下さい。

手書きかPCか?

1月の実習に限らず、お世話になった人に向けてお礼状を書き上げる場合は手書きで書き上げるように心がけて下さい。もちろん、PCで書き上げることがマナー違反と捉えられることはありませんが、文書の性質上心がこもった内容を伝えるためにも、できるだけ手書きで書き上げられていることをおすすめします。

1月の実習で使えるお礼状書き出し

書き方・例文、1月、お礼状、実習、テンプレート

1月の実習でお礼状を書き上げる上で使うことができる書き出しについて説明します。

季語を用いた挨拶

季語を用いた挨拶は、その季節の天候や気候、さらに行事など、その言葉を用いることですぐにその季節だとわかるような挨拶文となります。

季語を用いた挨拶を利用することで季節感のある文書を作成できるだけでなく、社会人としてのマナーも守られているといった印象を与えることができます。

1月の季語を用いた挨拶について

1月は季節柄真冬であることから、大変寒い季節です。さらに、お正月があったり、1年の最初の年ということからおめでたい雰囲気を漂わせることができる、そんな季節にもなっています。簡単に1月のお礼状に使える季語を用いた挨拶の例文をいくつか紹介します。

  • 厳寒
  • 初春
  • 大寒
  • 小寒

これらは季語と呼ばれるものですが、これらに「候」や「みぎり」といった言葉を利用して書き出しを書き上げると良いです。これらを使った書き出しの例文について説明します。

初春の候、〇〇様には、つつがなくお暮しのこと存じます。」このような形で文書を書き出します。また、この書き出しに続く言葉としては、実習でお世話になった〇〇ですといった形で、自分の氏名を名乗るのが一般的になります。

1月の実習で使えるお礼状の書き方

季語を用いた挨拶の書き出しが理解できたら、最後にお礼状全体の書き方を見て行きます。例文も交えながら1月の実習のお礼状の書き方について説明します。

【書き方①】書き出し

1月の実習のお礼状を書き上げる際、必ず必要になってくるのが頭語結語です。頭語とは、拝啓だったり謹啓といった言葉であり、かしこまった文書では必ず利用されるので覚えて下さい。

また、頭語を使ったら結語もセットで利用するのがマナーとされているので忘れずに作成して下さい。ちなみに、結語は敬具が一般的です。そして、頭語と結語が作成されたら、上記で説明したように「〇〇の候、〇〇様におかれましては…」といった形で季語を用いた挨拶で書き出すように心がけて下さい。

【書き方②】主文

1月の実習のお礼状を書き上げる上で、もっとも力を入れたいのが主文です。主文で大切なことは、お礼を伝えるだけでなく、誰にどういったことを言われたから、ありがたいと持っているのかなど、具体例を出す書き方です。

例文

この度は○日間にわたり、〇〇の実習の機会を与えていただき誠にありがとうございました。〇〇先生から〇〇と伝えられたことが、今自分の励みになっています。この御恩は一生忘れません。

季語を使った挨拶を用いて丁寧な1月の実習のお礼状を書こう

1月の実習に参加したら、必ず早い段階でお礼状を作成できるようにして下さい。1月は寒い季節で動く事さえも億劫になってしまいがちですが、早め早めに感謝の気持ちをつづった挨拶をお礼状で伝えるのは忘れないようにして下さい。

お礼状は心のこもった、大切な文書です。実習で学べる機会も貴重です。例文を参考にして書き出しや結びの書き方を押さえた上で感謝の気持ちを実習先に伝えてください。