大学生や社会人、「レポートの作成」が求められる機会があります。しかし、レポートは大人に限ったものではなく、中学生にも作成が求められます。初めて書くとか、レポートの書き方が苦手な中学生の方も少なくないです。中学生のレポートの書き方やまとめ方を例文を交えて解説します。課題や課題の選び方や調べ学習の方法もマスターして下さい。
レポートについて
中学生がレポートを作る際、「感想文」のように作成してしまいがちです。普段レポートの作成をしていない中学生にとってみて、レポートといわれてもなかなかピンと来ないかもしれません。
レポートとは「報告書」の事で、何らかの対象について起こった事実を客観的にまとめる文書です。
例えばパン屋さんの仕事を体験した1日レポートの場合、「美味しいパンのにおいが立ちこめて、仕事中なのにパンが食べたくなりました」といった感想ではなく、「朝4時30分に仕込みを開始。7時に店頭に出す為の小麦粉を…」と起こった事象を端的にまとめていく文書です。
基本的な中学生のレポートの書き方やまとめ方
ここからは基本的な中学生のレポートの書き方やまとめ方を項目にまとめて解説していきます。
- 規定を守る
- 白紙であれば構成を整える
- 完成品は管理しやすいまとめ方で
【書き方&まとめ方ポイント①】規定を守る
中学生でレポート提出が求められる際、大抵の場合は枚数や用紙に規定が存在します。例えば、A4サイズの紙3枚、文字数1500文字以内です。提出する際、求めてる側が定めた規定内に収める事がひとつ評価のポイントです。
【書き方&まとめ方ポイント②】白紙であれば構成を整える
学校によっては用紙が用意されていたり、作文用紙が規定されている書きやすいものもあります。しかし、何もない白紙に書く場合は、キレイに読みやすい構成を考えて下さい。以下のような形でしっかりと余白も上手に使いながら用紙を作成してから書き出して下さい。
- 学年
- クラス
- 氏名
- タイトル
- 本文
【書き方&まとめ方ポイント③】完成品は管理しやすいまとめ方で
完成したらバラバラにしておくのではなくひとまとめにして下さい。まとめ方に工夫をすれば受け取った側が読みやすく、さらに保存しやすいといったメリットがあります。
- ホッチキスでとめる
- クリアファイルにまとめる
基本的な中学生のレポートの書き方
中学生の基本的なレポート書き方についてお伝えします。
- テーマを決める
- テーマを決めた理由
- 調べ学習
- 結果
- 私見
各々について解説していきます。
テーマを決める
中学生に限らず、レポート提出を求められた時はテーマを決めるところからスタートします。テーマは人それぞれ違うものの、しっかりと最後まで書ききれるかを想定して決める事が重要です。
テーマを決めた理由
テーマを決めた理由を記載すべきです。なぜそのテーマを選んだのか、しっかりと具体的に書く事でその先の内容が繋がっていきます。なんとなく…ではなく、疑問に思った事、解明したい事をしっかりと書くようにして下さい。
調べ学習
テーマに沿った調べ学習内容を記していきます。取材であれば取材先の内容やインタビュー、実際に起こった事。実験系であればその実験方法や実験内容、用意したものを箇条書きで書き出すようにして下さい。
結果
調べ学習した結果、どういった事が分かったか書きます。例えば、「スーパーAでは、肉の日に牛肉のどの部位が最も売れるか」といった調べ学習の場合、「タンが最も売れた。他日と比較すると、3倍の売れ行きだったそうだ」、調べ学習結果を数値もふくめて具体的に出すとよいです。
私見
最後は、この調べ学習結果についての私見をまとめます。自分が思っていた結果と相違があったか、そしてそれについてどう考え、どのように今後生かしていきたいかまとめると良質なレポートとして読み手が受けとるはずです。
中学生のレポートの例文
〇年〇組 〇〇
〇〇市の坂の多さについて徹底調査
僕の住む〇〇市は坂が多い。なぜここまで多いのか調べ学習した。今回の調べ学習は同氏の地域振興課の〇〇さんと共に行った。〇〇市は江戸時代〇〇だった事から…
調べ学習結果として、昔の名残を残し文化としたいという保存会の活動があった事を知れた。今後、自分が住む街について詳しく調べ、良いものを残し伝える活動をしていきたいと思った。
中学生のレポートはテーマに沿って楽しく調べ学習をして仕上げよう!
仕事におけるレポートは上司に認められるとかそういった堅苦しい書き方になりがちです。しかし、中学生のレポートはあくまでテーマに対する好奇心が重要視されるもので、難しく考え過ぎず楽しんで調べ学習を進めたりまとめ方に工夫をしたりして作る事も重要です。テーマ選びも自分が好きな事柄や興味のある出来事をチョイスするとよりレポート作成が楽しくなります。