6月に実習を受けた後、お礼状を作成する方もいるかもしれません。自主的なものだけでなく、学校などからお礼状を作成するように言われるなど、そのシチュエーションはさまざまです。6月の実習で使えるお礼状の簡単な時候の挨拶や季語を紹介します。
実習のお礼状を出す上でのマナー
6月の実習に限らず、お礼状全般におけるマナーについて解説します。
- 出すタイミング
- 書き方
出すタイミング
プライベートであれば、お礼は会った時、または自分がそれを伝えるタイミングがきたら言えばよい、といった人も多いでしょう。しかし、6月の実習はプライベートではなくオフィシャルな事例なので、一般社会のマナーを守ってお礼状が作成されていることが求められます。
お礼状を出すタイミングは、できるだけ早いことが求められており、できれば実習が終了した翌日には投函したいところです。どうしても間に合わないといった場合、1週間以内であればマナー違反にならないため、余裕を持って作成できるようにしておきたいところです。
書き方
お礼状は、上記でも解説した通りマナーを守った書き方が求められます。そのため、内容がカジュアル寄りであっても、書き方の基本的なマナーは守られていることが必須と考えることができます。
まず、お礼状はPCなどではなく、手書きで作成されていることが望ましいでしょう。PCがマナー違反となるわけではありませんが、伝達文書ではなく、気持ちを伝えるお礼状といったシチュエーションから手書きの方が心が伝わります。
また、手書きで作成する際は黒のインクペン、縦書きのシンプルな便箋で作成するようにしてください。封筒も柄などのない白無地のものを使うなど、全体的に装飾が施されていないことが大切です。
6月の実習で使えるお礼状の書き出し
6月の実習で使えるお礼状の書き出しを解説します。6月の実習に鍵らず、お礼状にはある程度決められた書き出しが存在しており、その型に当てはめることで正しく書き出しを作成することが可能です。
基本的な書き出し
まず、お礼状の書き出しは頭語、時候の挨拶、それに対応する一文といった形で作成されています。
頭語とは、拝啓や謹啓といったもので、手紙の冒頭でよく利用されている用語です。ちなみに頭語を利用した場合、それに対応する敬白などの結語が必要になるので忘れないように作成するようにしましょう。
次に、時候の挨拶です。詳しくは後述しますが、6月の実習におけるお礼状だった場合、6月に対応した季節感のある言葉での書き出しがマナーとされています。お礼状の種類によっては時候の挨拶を利用する必要のないものが多いですが、より丁寧にお礼状を作成したい方は時候の挨拶を利用することをおすすめします。
そして、それに続く一文です。時候の挨拶の後は、相手の安否を気遣ったり、さらに繁栄を喜ぶなど、相手を気遣った一文を取り入れてください。こちらもとくに難しいものではなく、ある程度の型が定められています。
それらを6月の季節感や相手の立場などを考慮して当てはめていくだけなので、さほど難しいものではないでしょう。
6月の時候の挨拶
6月の実習に合わせてお礼状を作成する場合、時候の挨拶を利用したいとお伝えしました。しかし、6月の時候の挨拶と一口にいってもその種類は豊富であり、どれを選ぶかによっても印象が変わってきます。
選び方としては、6月には上旬・中旬・下旬といった形で季節感が変わってくるため、それに対応した時候の挨拶を選ぶことが求められます。
6月上旬の時候の挨拶
- 入梅
- 薄暑
- 麦秋
6月中旬の時候の挨拶
- 梅雨
- 長雨
- 短夜
6月下旬の時候の挨拶
- 梅雨晴れ
- 初夏
- 向暑
時候の挨拶の使い方
6月の実習のお礼状で、時候の挨拶を利用する場合の書き方について解説します。まず、梅雨晴れといった季語を利用した場合、それに対応する「候」や「みぎり」をつけるのが一般的とされています。
そのため、「拝啓 梅雨晴れの候 皆様いかがお過ごしでしょうか?」といった形で書き出しを作成していきます。
また、時候の挨拶に続く一文は個人当てなのか、企業単位なのかによっても使い分ける必要が注意が必要です。
例えば、個人であれば健康を気遣う一文でも違和感はありませんが、お店全体に向けたお礼状の場合はやや違和感があります。そのため、お店などに時候の挨拶を使う場合は、そのお店の繁栄を祝うような一文を添えた方が自然なイメージになるでしょう。
梅雨シーズンの6月の実習が終わったら迅速にお礼状を出そう!時候の挨拶や季語を使って季節感を出すと尚良し!
6月に実習を受けた方は、ぜひ本記事を参考にお礼状を作成してみましょう。お礼状を正しく作成することで、受け取った相手がとても喜ぶはずです。梅雨で億劫になってしまいがちですがお礼状を時候の挨拶および季語を用いる事でおしゃれにスマートに書いてみて下さい。