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作業主任者一覧表とは?様式や罰則について解説!主任者不在では仕事や作業してはいけない!要選任



作業主任者一覧表とは?様式や罰則について解説!主任者不在では仕事や作業してはいけない!要選任

従事している仕事の内容によっては作業主任者が必要になる場合があります。安全衛生の観点からも、こういった担当を用意せずに業務を行うことができず、重大な事故にも繋がってしまいます。さて、そんな作業主任者が必要な現場の場合、作業主任者一覧表の作成が必要になることをご存知ですか。一覧表の様式や様式について解説していきます。

作業主任者一覧表について

業務によって必要になってくる作業主任者ですが、その意味を理解していないと一覧表を作るのが難しくなります。一口にいっても、一体どういった内容で作成すべきか理解する上で作業主任者について知る必要があります。

作業主任者を選任すべき作業がある

作業主任者とは、その名の通り何らかの作業における主任者、つまり責任者のような人物です。現場には様々な業務が存在していますが、それら全体を監督する現場責任者だけでは安全衛生としては不十分です。とくに、数百人といった作業員がいるような現場の場合、一人で全ての安全確認を担当するのは不可能です。

そのため、業務によってはそれらひとつの作業ごとに作業主任者を選任すべきことが定められています。さらに、任意で選任するのではなく、労働安全衛生法第14条によって定められているものです。

これらを無視して主任者不在のまま仕事や作業をしてはいけないです。罰則を受ける可能性があるため注意が必要です。

作業主任者が選任されるべき業務は数多く存在しており、基本的には31個ほど存在しています。それら一部を下記に記していきます。

  • 高圧室内作業
  • ボイラーを取扱う業務
  • 動力により駆動されるプレス機械を5台以上有する事業場において行なう当該機械による作業
  • 金属製の橋梁の上部構造の架設、解体又は変更の作業

また、これらの作業主任者に選任される場合、それに伴った講習を受講したり、資格を得ている必要ができてきます。そのため、誰でもよいわけではなく、選ばれた人間が選任される必要があるわけです。主任者不在は言語道断です。

作業主任者の仕事は?

上記でお伝えしたように、作業によっては法律で作業主任者の選任が定められています。とはいえ、選任されるのは形だけと捉えることはできません。作業員の安全はもちろんですが、その施設自体の安全管理、またそれら施設などを利用する第三者の安全管理など、重大な事故が起こらないために存在している必要があるのです。

基本的に作業主任者の職務は、安衛則等の厚生労働省令に示されており、罰則を受けない為にも、それらを遵守することが求められます。

例えば、これらがそれにあたります。

  • 作業の直接指揮
  • 使用する機械等の点検
  • 安全装置等の使用状況の監視

これらは漠然としていますが、作業や選任された作業主任者の作業によっても変わってきます。また、その作業の内容によって2人以上選任されることもあります。この場合、誰か一人が全ての職務を行い、ほか作業員が補佐をするといった形ではありません。必ず職務の分担を定め、それらも報告するようにして下さい。

作業主任者一覧表の重要性

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作業主任者を選任した場合、基本的には作業主任者一覧表を作ることになります。一覧表は、基本的に作る意味がないと思っている方もいるかもしれませんが、とても重要な書類になります。

安全管理の徹底に繋がる

上記でもお伝えしているように、作業主任者は安全衛生における責任者であり、その役目は重大です。作業主任者を定める業務というのは、それだけ重要な作業であり、それと同時に危険が伴う作業であることもで知られています。それらを曖昧な担当にしたり、資格がない人間を担当にした場合、法律違反以前に大きな事故に繋がってしまう可能性があるのです。

作業主任者一覧表は、どういった作業にどういった人物が適任であるのか、そして選任すべき作業の内容をまとめたものです。また、それらが定められている令も記載することで、職場の安全意識を高めるといった役割があります。当然、自分がどういった責任のもとで作業をしなければならないかなど、そういった部分にも影響を与えます。

作業主任者一覧表を作ることは、現場と人の命を守ること全体に繋がっていくのです。

作業主任者一覧表の様式

一覧表の様式について解説します。

作業主任者一覧表の様式

一覧表は、まずそれぞれの作業主任が記載できるように枠組みを作成してください。書式は自由ですが、上から下に記載できる横書きタイプが視認性が高くわかりやすいです。また、枠の数も整えて作成されていることも重要です。余白などが出ないよう、計算しながら作成してみて下さい。

作業主任者一覧表の様式

まず、最上部に大きなフォントでタイトルを書いていきます。第三者が見ても、これが作業主任者一覧表であることがわかるように作成されていると安心です。

そして、令には労働安全衛生法施行令、案規には労働安全衛生原則といった形で作成してください。

ここからは、枠の項目の左から、以下が記載できるように作成していきます。

  • 令6条号別
  • 各種規則条文
  • 作業主任者名称
  • 資格種類
  • 選任すべき作業と法律の条
  • 職務根拠

例えば、建造物等の鉄骨の組立て等作業主任者といった作業主任者名称だった場合、それに対応した安規の条文や作業の内容などを書いていきます。法律に関連する書類であることからも、間違いの内容に徹底して作成できるように準備しておくべきです。

作業主任者一覧表の様式を把握して主任者不在では仕事や作業してはいけない認識をしっかり持とう!

作業主任者一覧表は、ある程度の専門知識がないと作成が難しい書類かも知れません。テンプレートなどを活用しながら、第三者に相談して作成して下さい。テンプレートの利用をするしないに関わらず、作業主任者の選任は必須であり、不在のまま仕事をすると罰則を受けてしまい、作業してはいけないという認識をしっかり持った上で様式を守って作成して下さい。