高校の担任の先生に手紙を出す機会。高校生の方の中には、そんな機会が訪れる方もいるかもしれません。しかし、普段なかなか手紙を書かない高校生だけでなく、担任の先生に手紙を出すとなればどういった文面で手紙を書けばよいか迷うもの。特に卒業シーズンになるとお礼のメッセージを伝えたいという高校生は少なくないです。高校の担任の先生への手紙の例文や書き方を解説します。
高校生が担任の先生に書く手紙とは?
高校生が高校の担任の先生に手紙を出す場合とは、どのようなシチュエーションなのでしょうか。まず、大学受験に合格したり、三年間の感謝の気持ちを込める、また部活動や賞を受賞した際などに書く可能性があります。
どういった内容の手紙を書くかは人によって違いがあるものの、基本的には、担任の先生に当てた「お礼」の手紙になるのではないでしょうか。お礼の気持ちを手紙に綴る場合、難しい言葉を使ったり回りくどい内容で作成する必要は一切ありません。シンプルに、自分の気持ちをしっかりと担任に伝えるような内容で作成してみましょう。
高校生が担任の先生に出す手紙の書き方
高校生が担任に出す手紙の書き方についてお伝えしていきます。
- 敬語を必ず利用
- 頭語などを利用
- 先生を敬うような内容に
- OBだったら季語を使う
【メッセージの書き方①】敬語を必ず利用
高校生が担任に書く手紙は、必ず敬語を利用して作成する必要があります。高校生ともなれば担任とカジュアルな関係性で話す機会も多く、普段は敬語をあまり使わないという方もいるかもしれません。しかし、どんなに仲の良い担任だったとしても、その方は目上の方に変わりありません。
つまり、高校生が担任に手紙を書くのであれば、必ず敬語で仕上げる必要があるのです。仮に本当にとても仲の良い担任であれば、文面の最後の方に手書きや違う色のペンなどでメッセージを添えるといったような形で作成するとよいでしょう。
【メッセージの書き方②】頭語などを利用
担任へかしこまった手紙を書くといった高校生であれば、頭語や結語を利用すると丁寧な印象になります。拝啓や敬具など、担任の先生をしっかりと敬っているイメージを与える事が出来るでしょう。しかし、比較的カジュアルな内容の手紙を作成する場合、頭語などを利用すると逆に違和感を与えてしまう為、シチュエーションに合わせた内容で作成する事をおすすめします。
【メッセージの書き方③】担任の先生を敬うような内容に
先ほどからお伝えしていますが、高校の先生への手紙を書く場合、必ず担任を敬うような内容である事が重要になってきます。手紙を敬語で作成する事はもちろんですが、担任を蔑んだり落とすような内容を手紙に記載するのはやめましょう。
“あの時、担任の感性を本当に疑った”とか“レベルが低い担任だったけれど…”など、担任を下げるような一文はマナー違反ですし、相手の気持ちを考慮していない手紙になります。高校の担任への手紙を書く際は、常に担任の担任を敬う形で作成するようにして下さい。
【メッセージの書き方④】OBだったら季語を使ってみる
高校生の先生に手紙を出す際、OBの方が昔の先生に手紙を出すという機会があるかもしれません。大人になっている分、多少かしこまった文面の手紙を送っても違和感はありません。逆にあまりにもカジュアルな内容だと、社会人としてマナー違反と思われてしまう為注意が必要でしょう。
そんな時、おすすめしたいのが季語を手紙に使うという方法です。“朝・晩に感じる心地よい風…”など、手紙の書き出しにこういった季語を使ってみる事で、先生にも成長した事を伝える事が出来るでしょう。
【例文】高校の担任の先生への手紙
例文をひとつ紹介します。あくまで例文なので、これをご自身のシチュエーションに合わせてアレンジしてみて下さい。
拝啓 ●●先生へ ●●先生
今日、私は●●高校を卒業します。●●先生には担任というだけでなく、バスケットボール部の顧問としてもお世話になり、感謝してもしきれません。インターハイを目指しながら志望校合格を目指す私に対し、“無理をしない事。
世間の目ではなく●●のやりたい横行へすすむ事が成功の秘訣だ”と言ってくれた事、今でも心に残っています。おかげさまで目の前の霧が晴れ、見事志望校へ合格する事が出来ました。3年間、本当にお世話になりました。心から、ありがとうございます。
敬具 年月日 氏名
お礼を伝えるメッセージを高校の担任の先生に伝える為に失礼のない書き方で手紙を書こう!
高校の担任へ手紙を書く際、大切な事は感謝の気持ちをしっかりと伝える事です。内容が上手であるにこした事はありませんが、それよりも先生の心に書き手の気持ちが伝わる事の方が大切です。高校の担任の先生への手紙は感謝をしっかりと書くよう、心がけてみて下さい。
卒業式までに3年間のお礼の気持ちをたっぷりこめたメッセージを書いた手紙をもらったら担任も嬉しい気持ちになるに違いありません。書き方に失礼のないようにハートフルなメッセージを漏らさず書いて下さい。